ダックス様よりの投稿2

 ックス様から2通目の投稿でございます。前回の「塩飽水軍×モーニング娘」ネタもそうでございましたが、ダックス様の投稿というのはどことなくアカデミックな味付けのあるトホホネタでございまして、その独特の作風に深く感じ入るワタクシでございます。

 (小学校2年生)が宿題を持って帰りました。

 か疑問を自分で出し、その結果を予想し、実際に実験し、その結果を出し、最後に結論をだす。しかもその実験を授業中みんなの前で行い、クラスメートの質問に答えると言うものです。このクラスから将来ノーベル賞受賞者が出そうです。

 が思いついた実験はガリレオ(ダビンチだったかな、気にしない)のパクリ。重い物と、軽い物を同時に落としたらどちらが早く(速く?)地面に落ちるかというやつです。娘に聞くと「重い物がはやく落ちる。」との答え。しめしめと思いながら実験するとほとんど同時に落下。

 れを見ていた妻は「ほとんど同時じゃない。もっと重さの差を付けないと差は出ないわよ。」と一言。私は何が起こったのかわかりませんでしたが3秒後に事態を理解して大爆笑。娘はなにが起こったのかわからずきょとんとしたまま。妻は私の爆笑で事態が飲み込めたらしく逆切れ。

 「そんなこと知っていなくても料理はできる。」

 …それはそうだけどね。

 ゃはははは!いや実に素晴らしい!文科系のクセに物理学史などの本を読みたがるワタクシのツボを直撃するネタでございます!大きな(重い)金属玉と小さな(軽い)金属玉をピサの斜塔から落として両方が同時に落ちることを証明したという、あの有名な実験はガリレオのエピソードでございますね。もっともあの話は十中八九、後世に作られた伝説らしゅうございますが…。

 れにしても恐ろしいのは小学校2年生の娘サンに出されたというこの宿題。科学的な疑問を提出し、仮説に基づいて実験によってそれを検証し、クラスメートの質問にも耐えうる論証結果を確立するなんて…そんなこと、ヨワイ43才に達したワタクシだって出来ませぬ。あのガリレオやニュートンだって小学校2年生当時にそんなことが出来たかどうか激しく疑問なのでございます。

 かしアインシュタインの有名な相対性原理。あの相対性原理の出発点は彼が少年時代に夢想した「光と同じ速度で走りながら光を見るとすると、ソレはどう見えるか?」という疑問からだったという話もございます。ことによると娘サンもこれがきっかけで「科学するココロ」に目覚め、やがてはノーベル賞学者に…お母様の血をひいていなければ、でございますが…。ダックス様、このたびは投稿ありがとうございました。

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