なんと言っても特徴は、TrackPoint IV が付いていること!これで、キーボードから手を離すことなく作業ができます。そして、テンキーレスなので、比較的コンパクトです。(とは言っても、最近の日本のメーカー製PCに付いてくる、コンパクトタイプの114キーボードと面積はあまり変りませんが。)
実測で、W37cm*D17cm*H3cm(匡体のみ、キーと底部の突起も含めると3.5cm)ぐらいでした。 ちなみに重量はケーブル込みで920g程度でした。
インタフェースは Keyboard, Trackpoint 共に PS/2 タイプです。
キーは、いわゆるメンブレンタイプ。タッチはやや重めです。ただ、タッチに関しては、製造時期によりかなり違うらしく、私の持っている3枚は、どれも違ったフィールです。(詳しいことは、後ほど。)
1999年ごろ秋葉に登場し、現在も販売されています。日本では、日本語版と英語版が流通してます。2002年9月現在、秋葉では若松通商とクレバリーで売ってるのを確認してます。(ユーザーズサイドにもあったかな?他にもあるかも。)また、日本IBMのサイトからも買えるみたいです。
仕様については本家 IBM のサイトに詳しいのでそちらをご覧下さい。
また、以下のサイトもとても参考になります。
鍵人
夢中研究書
みみラボ! Keyboard
Maniacs − 魅惑の鍵盤
一応、手持ちの3枚の背面に書いてある情報を転記しておくと、
Model No.: RT3200 V:5NTW
Power Rating: 5V 200mA
MFG: 6219
PRINT: 6219
P/N - Fru P/N: 37L0888
REV.: A01
Made in Thailand
FCC ID: 記載なし。
Model No.: RT3200 V:5NTWJP
Power Rating: 5V 200mA
MFG: 9300
PRINT: 9300
P/N - Fru P/N: 37L0907
REV.: A02
Made in Thailand
FCC ID: AQ6-32K15
Model No.: RT3200 V:5NTWJP
Power Rating: 5V 200mA
MFG: 5032
PRINT: 5032
P/N - Fru P/N: 37L0907
REV.: A02
Made in Thailand
FCC ID: AQ6-32K15
しかし、正直なところ、Trackpoint が付いたキーボードは他にもありますし、Happy Hacking Keyboard のような、もっとコンパクトで通常のキーサイズ、キーピッチのキーボードもあります。実売値段だって2002年9月現在で7800円程度と決して安くはありません。 外観こそ、唯一無二のスタイリッシュなものと思いますが、キーボードマニアの方々が非常に気にするキータッチに至っては(MFG によってずいぶん違うようですが)、まぁ、メンブレンとしては許せる範囲内といった程度で、決して上質のモノとは言えないと思います。
というわけで、何か突出して優れたキーボードというわけでもなさそうです。どちらかと言うと、上に挙げた特長が適度にバランスしているのがいいんでしょうね(特に
Trackpoint とコンパクト性が)。 これから買おうかと思ってる人は、あまり多くを期待しちゃいけません。
逆に言うとキーボードとしてはそれなりの資質を持っていながら、それほど完成度が高いわけでもないんですね。でも、それゆえ、遊びがいもあるというものです。(^^;)
よく Space Saver Keyboard II と言いましょうという発言をあちこちでみかけますが、箱でもIBMのサイトでも Space Saver II Keyboard と表記してあるので、ここではそれに従いました。(略称のみ広く用いられている SSK II を用います。)まぁ、IBMのサイトには、Space Saver Keyboard II という記載もありますが。