Ceremony - A trip to England.

Part 1

Last Modified: Saturday, 17-Oct-1998 13:35:08 JST

[Home] [Next]


このページは岩間のイギリス(England)旅行記です。今回の旅行には、ちょっとしたテー マがありました。 それは Joy Division の Vocalist: Ian Curtis の墓参りと、Reading Festival を体験することです。 そんなわけで、始めての海外旅行にしては一風変った旅行となりました。 観光名所には目もくれず、ひたすら Joy Division と New Order の足跡を辿る旅... そんな変は旅の記録ですが、お楽しみいただけたら幸いです。 まだ未完成なので、しばらくの間、ちょくちょく更新すると思います。 特に写真等を入れていくと思います。

8/22(Sat.)

出発前日。天気良好。 同行の小倉さん夫妻が都合で名古屋発 KL 870 便で行くというので、 海外旅行初心者で、不安だらけの私は、わざわざ一緒の便で行くために 名古屋へ向かう。 一人で名古屋もいいけれど、せっかくなんで、 友人の織田さんたちと飲むこ とになった。 午前中、車検に出してたの車を引きとり(30数万もかかった。) 昼にはパッキングして寮の部屋を後に。新幹線で名古屋へ。 名古屋ホテル旅館協同組合 で紹介してもらった名古屋リバティホテル(052-452-3355) なる名駅前のビジネスホテルにチェックインする。シングル一泊6900円。標準 的値段だが、新しく、部屋も綺麗。 その後荷物を部屋に置き、ちょっと栄をぶらぶらして、 集合場所の新栄町駅へ。織田さんと合流。途中、あの小池レコードの場所など をおしえて貰いながら、「世界の山ちゃん」へ移動。 10時過ぎにみさとちゃん、10時30分ごろまみ&しげる様ご到着。 みなさん、わざわざありがとう。本当にたのしかった。

小倉さんから10時前に「今日は名古屋に着けん」との連絡があり、 ちと不安になる。 結局12:30まで飲む。 織田さんは帰れなくなってしまった そうだ。彼には悪いことをした。ごめん。

8/23(Sun.)

小倉さんと連絡が取れずあせる。 とりあえずバスで空港に向かう。 途中小倉さ んから電話がはいるも PHS では移動体の中ではうまく通話ができない。

空港には8:45頃に到着。とりあえずチェックイン。 荷物は手荷物だけにする。 9:00すぎに小倉さんから 電話があって、やっと小倉さん夫妻と合流。ほっと一息。出国手続きを済ませ KL 870 便に搭乗。 事前には知らなかったが、この便は途中千歳空港に寄るものだった。 千歳に付くまえにサンドウィッチがでる。美味。 千歳では清掃するとのことで強制的に降ろされる。 ロビー売店のサッポロ生ビールにちょっとひかれたけど、飲まずに機内に戻る。

KLM のサービスはなかなか快適なものだった。2度の食事も旨いし、 夜食(?) にカップヌードルまでもってきてくれた。 頻繁に飲みもの等のサービスもあり飽きさせない。

同日現地時間5時過ぎ、予定より早く Amsterdam Schiphol 空港着。 Schiphol 空港は新しく、広く、そして機能的だった。 それ故か日曜日の Schiphol は特にひっそりと感じられた。 予約の関係でここから London Heathrow までは小倉さん夫妻と分れ、 一人 KL4340 便へ(運行はケニア航空)。 一人になった途端、金属探知のゲートをならしてしまったり、 チケットを渡すのを忘れるなど、失敗しまくってしまう。 しかしむこうの人は慣れたもので、対応も上手い。 ちゃんとできると "perfect!" だ。

KL 4340 はエアバスかなにかの、古い小さい機体だった。 隣りは日本人の女 の子だった。疲れているの緊張しているのか、終始俯き加減。

Heathrow 行の便は雨のため少々送れての出発、到着だった。 けっきょく ロンドンについてたのは、20時前頃。 Immigration の前でしばらく待っていると、 ほどなく KL 1024 便を使った 小倉さん夫妻到着。 そして緊張の入国手続き。私と小倉さんの奥さん留美さんは簡単に入国できた。 管理官からは、滞在日数と観光目的かどうかを聞かれただけだった。 が、小倉さんは時間がかかる。何でも前回入国した際に多少トラブルがあった のが尾を引いたとのことだった。
Heathrow の宿泊予約所で、(小倉さんが) Hotel を予約する。 安い宿を 希望するが、Twin しかなく、一室 60 ポンドとのこと。 二人なら問題 ないけど、一人だと辛い値段。まぁ、しようがない。 そのホテル The Grafton (tel.0171 388 4131) は地下鉄 Warren St. 駅の 近くとの こと。 地下鉄で移動。 そして、やっとロンドンの街に出る。

ロンドンの街の第一印象はとにかく「寒い」。 (最高気温 19 度とのこと。しかも朝晩冷える) はじめての異国の地を、好奇心と感慨を持って眺める、なんて余裕はまったく なく、とにかく、とっととホテルにチェックインしたいという 気持でいっぱいになってしまう。たしかに石造りの街並は新鮮だった。 そしてその中にマクドナルドもあるという妙な違和感も感じた。 だが、それ以上はホテル以外注意がまわらなくいらい寒い。

そのホテルは、 ドアマンがいる日本じゃとまったことのないような、立派 なホテルだった (「こんな立派なホテルじゃないだろう」と、一度通りすぎてしまったくらいだ)。 部屋も広く綺麗。 Web が見られる TV とかまであった。 (Web 利用料金は£7/h ぐらいだったか?) TV の音が Bathroom でも聞こえる、すばらしい。 一人じゃ高いけど Twin で60 ならかなり良いホテルだと思う。 朝食は別らしかったが(案内にはちゃんと書いていなかったけど)。 ただ、廊下はダンジョンだった。そして、 窓からながめるホテルの中庭は...機材や布きれが散乱していて、 やはり英国はこんなものかとも思う。 膜の張ったイギリスの水でいれたお茶を飲みながら、 小倉さん夫妻と明日の作戦を練り、そして部屋にもどる。 長い一日だったので、すぐ熟睡するかと思ったが、以外にも精神的にも 肉体的にも緊張していて、しばらく眠れなかった。

8/24(Mon.)

やはり寒い。時おり雨まじりの天気。 Check out して、朝食。 イギリス最初の食事はいきなりMac 。 £1.99 の Big Breakfast なるマフィンと卵などのセットを食す。 ボリュームだけはある。味はやはり Mac といった感じで、 日本とあまりかわらない。

その後、Piccadilly Circusに 移動して American Express で T/C の 両 替、レンタカーの手配をする。 レンタカー屋の Hertz へは、観光がてら 歩いていく。途中のエロスの像の前 の招き猫が気になる。
ちょっと見にくいけど、左の写真の真中の白い物体が招き猫。右は拡大図
Tower Record の Ticket Master がしまってて、 Reading のチケットは買え ずしまい。

1時すぎ、 Hertz で Fiat Cinquecento をレンタルして一路おマンチェへ。 途中、ヤオハンで飯を喰おうという話になったのだが, 案の定ヤオハン倒産に伴なって Oriental City と名前が変っていて、少々迷っ てしまう。 Oriental City 2F の中華料理屋で昼食。なかなか旨い。客はやはり Chinese が多い。 しかし、Oriental City の Super Market は閑散 としている。大丈夫か?と心配になる。

無料の高速道 Motor Way を JD, Kraftwerk, Smiths などを聞きながらとば す(M1 -> M6)Manchester に付いたのは、8時すぎ。 もう Information がしまってるので、宿探しに苦労する。 いろいろ迷ったあげく、結局 Piccadilly 駅近くの Hotel International Manchester というhotel に宿泊。 Single (no facilities) で£30ほど。部屋は実に安宿という面向きだが、 昔はリッパなホテルだったらしい。 Restaurant は立派だし、装飾の絵など も 金がかかていそうだ。 遅くなったので Hotel の Restaurant は既に Closed. Pub Food もなし。 結局、晩飯は SPAR(England にも ある!) でサンドウィッチを買ってすます。 その後 Hotel の Pub で私は Bitter、小倉さんは Stout を1パイント飲みつ つ、次の日の作戦会議。Ian Curtis の墓やら、Hacienda, Appllo Theater に 行くことに。

8/25(Tue.)

朝食は始めての English Breakfast. (cereal, Bacon & Egge, Sausage, Bread, Orange Juice, Tea) ふにゃふにゃのソーセージもなれると旨いし、 結構いける朝食メニューだ。パンは食べ放題でついつい食いすぎに。

9時ごろ Hotel を Check out して、まずは Hacienda 跡をさがす。外は曇り。 やはり寒い。 Travel Information がまだ開いてなくて、近くにあった Iibrary のおばさん に場所を聞いたりする。仕事じゃないのに、すごく親切の教えてくれる。

迷いつつも、Hacienda 跡発見。 (一方通行が多くて本当に捜すのに苦労した。私のナビが悪く逆走も何度か。 ドライバの小倉さんごめんなさい)。 Hacienda 周辺は jd culture では、けっこう危険なところと紹介されていたが、近くでショッピングセンター の建設が行われているなど、状況は改善されているようだ(他の地域は判ら ないが)。 たしかに日本ほどは安全ということはないだろうが、日中行くぶんには 大丈夫だろう。もっとも付近に駐車されている車には、ハンドルに盗難防止の バー付きのものがあるなど、明らかに日本とは違う状況を感じさせる。 まぁ、自分で状況判断できるのであれば問題ないだろう。 やばいと思えば早々に立ち去るまでた。

その後ついでに近くの The Museum of Science and Industry in Manchester なる所に行き、

コンピュータ関係の展示などを見る。 かつて Manchester 大学 はイギリスのコンピュータ研究の先端を行っていて、マンチェ スター版微分解析機やら、世界初の Stored Programming 方式のコンピュータ である、 Manchester Mark1 などの部品の実物の展示があった。貴重なものが 実にさりげなく置いてある。小倉さんも私 もこういうのは好きなので、写真を取る。 Museum を後にすると、すぐ GRANADA TV があった。

その後 Applo Theater に向う。途中迷って Salford 周辺も走っる。 大学がある街ではあるが、けっこう寂れている街だった。 この寂れ方は、バーニーやプッキーの人生に大きく影響したんだろうなぁ。

迷いつつも Applo Theater 到着。 弱い雨が降り始める。これが噂に聞くイギリスの雨か。

付近はやはり、やや寂れている。 使われていない建物なども見られる。 Apollo Theater 自体は当然ながら、バリバリの現役で、 今後のライブの予定などが掲げら れている。日本だとヨダレが出そうなラインナップだ。が、現地では普通なの だろう。「こんな寂れた場所でやるのか?」などと思ってします。

近くの Cafe で昼食に Fish and Chips を食う。ここは揚げたてで安くて旨い。 臭いといわれる Malt Vinegor も慣れると旨いし、まぁ期待通りのイギリスの 味といった感じだ。 それにしても日本人には量が多い。イギリス人はそれほど体格がいいわけでも ないのに...白人は燃費効率が悪いのか?:-)

その後 A 道路を使い Ian Curtis の故郷であり、そして今も彼が眠る Macclesfield に移動。 ちょっと雨脚が強くなる。が、途中目にするイングランドの田舎の街並は実に 美しい。
車窓からの風景

Ian Curtis の住んでいた街 Macclesfield はそんな見事なまでの美しい、 イングランドの田舎街だった。街の中心から少し離れた A 道路沿いの TESCO (日本でいうと JASCO といったところか。 なんかスペルが似ている) でちょっと買いものをした後、Town Hall の中にある Travel Information で B+B を予約。 16ポンドの激安。大丈夫か?とちょっと不安になる。 その後 Ian Curtis の通っていた、The Kings School, Hospital などを見た後、 彼の墓に向う。
The Kings School
Hospital

彼の墓は Borough of Macclesfield の Crematorium (Macclesfield 地区 の火葬場?)の中にあった。
Crematorium
私達が入った後は、あまり訪れる人もなくひっそりしていた。そして、冷たい 雨が降り続けている。寒い。

彼の墓はいわゆる Grave Stone ではなく、Memorial Stone と呼ばれるごく 小さいものだった。小倉さんが事前にWeb でを得ていたのでなんとか 見付けられたけど、それでも見付けるのには少々時間がかかった。 事前に情報がないと見付けるのは難しいだろう。 彼の墓にはいまだに訪れる人がいるようで、ビニール袋につつまれた手紙や、 よくわからない石などが雑然と置いてあった。

私は、神も仏も信じてはいないし、成人してからは、自分の親戚の墓参り にも行ったことがない。そんな人間がなにをやっているのか?と思いつつも 昔 Ian Curtis という生身の男がいて、歌い、レコードを残したのだなぁと妙 に実感する。

とりあえず、日本人 らしく手をあわせ、写真をとる。

17:30 ごろ宿に向う。今夜の宿、Macclesfield 郊外の Mrs. Leggot の B+B は不安を感じた自分を恥じるほどの、素敵な所であった。 no facility だったけれど、部屋数が少ないので、 バスルームはいつでも使える(まぁ夜中に使うのは、うるさいのでやめておい たほうがいいとは思うが)。 バスも広くて綺麗。no facility でもぜんぜん問題ない。 Mrs. Leggot は初老のご夫人で、B+B は嘗ての 彼女の子供たち部屋をそのま ま利用したもののようだった。(私の泊まった部屋は、彼の息子、Ian 君の部 屋だったようだ:-)
元 Ian 君の部屋。
彼女の趣味か"ふりふり"の英国少女趣味とい うか、不思議の国のアリスという か、 Papa Told Me というか、まぁそういった趣味そのまんまな部屋だった。 (本当にこのような部屋がこの世にあることは!) このような趣味をお持ちの女性のみなさん、Mrs. Leggot の宿を強く推薦する:-)車がないと行けないのが少々難だけれど、 泊まる価値多いにあると言える。

夕食は Macclesfield の隣り町の Alderly Edge で。 街を少々散策した後、 小倉さんが「イギリスではパスタをくっちゃいかん」、と力説するので、 恐いもの みたさもあって、イタリアンレストランに入る。 イタリア人の店員とかいて、 田舎街なのにけっこう本格的。 たしかに、サラダなどは非常に繊細な味で旨 い。が、パスタは(小倉さんが言った通り)ゆですぎで美味くない。 小倉さん 曰く、ふにゃふにゃのソーセージといい、イギリス人にあわせるとやわらかく なってしまうんじゃないかとのことだ。まぁ、たしかにそうかもしれない。 シェフもたぶんイタリアンなんだろうけど、自分の仕事に満足してないんじゃ ないか?これでは。 しかしイタリアンはイギリスでは人気があるらしく、 わりと小さな町でもレストランがあったし、どこも結構盛況だったようだ。 にもかかわらず、小倉さんの経験によると、 イギリス人はアルデンテの旨さを理解していないようだ。 文化の違いなのかもしれないが非常に興味深いことだ。 イギリスの (庶民的な)レストランでアルデンテの美味しいパスタ を食べさせてくれるところがあったら、だれか教えてほしい。 そしてイギリスの方に話しも聞いてみたい。

イタリアンの後は Irish Pub で軽く一杯。私は Stella Lager, 小倉さんは Bitter。留美さんはあまりのめないので Lager を半パイント。 留美んには毎度わるいことしてる。

8/27(Wed.)

朝食は7:30 ほかにも白人中年のオジサンの宿泊客がいて、既に朝食中。 ここの Breakfast は焼きトマト、マッシュルームもつくという豪華なもの。 非常に 美味。おかげでまた食べ過ぎす。 なんだかんんだ言って、イギリスって結構食いもの旨いじゃないのと思いはじめる。 小倉さんの説によれば、素材がいいので、イギリス人が手をかけないものは旨 いんじゃない?とのこと。ひどい話しだけど、 昨日のパスタのこととあわせて考えると、それも一理あるかもしれない。:-)

Mrs. Leggot の B+B を後にして、途中路傍の花を摘みつつ、再び Ian Curtis の墓へ。花を捧げ再び写真をとる。

そして、Macclesfield の街のちょっとはず れにある、彼の自殺した場所でもある自宅へと向う。 ちょっと迷いつつ探していると、彼の家の近くで、近所のオジサンが笑いなが ら「ここだよ」と教えてくれる。 いまだに訪れる人たちがいるのだろう :-)。

彼の家は For Sale になっていた。小倉さんがその近所のオジサンに聞いてみ たところ、だいたい1000万円ぐらいだろうとのこと。 そこの Joy Division ファンのあなた、買いませんか?

その後 Maclesfield を後にして、M 40 を使って Oxford に向う。 小倉さんが去年仕事していた街だ。 途中 Motor Way のサービスエリアにイギリスの有名ファミレス Little Chef があったのでゆっくりキドニーパイなどを食う。 小倉さんが同僚に "Little Chef だけには入るな" と言われていたそうなの で、またしても恐いもの見たさに。 ただ、ファミレスとしては、まぁ、普通じゃないんだろうか? スカンピはいまいちだったけど、キドニーパイはまぁ旨かった。 円安で値段は多少高く感じたし、けっしてサービスが行き届いてはいないけれど。 まぁ、納得できなくはない。 お店で働いてる人が全員女性なのが印象的だった。

M40 は Brimingham の近くで渋滞していたりで、けっこう時間がかかる。 Motorway の Oxford にほどちかいサービスエリアに Information があったので Oxford 郊 外のB+B を予約。Single no facilities £24 とのこと。 (なお、その Information には宿泊施設もあった。比較的安く泊まれるようだ) とりあえず宿に向かう。 今日の宿は、ちょっと判りにくい、おくまった別荘地の中にあった。 瀟洒な建物でまさに別荘といった面持。車から出るとオカミサンが案内してく れる。Mrs. Leggot の B+B ほどではないが、なかなか良い部屋だった。 Bathroom もシャワーはなかったけど、なかなか広々としている。
部屋からの眺め

宿に荷物を置き、Oxford の市街へ。Oxford というと不思議の国のアリス。 留美さんが「アリスショップ」でお土産を買いたい とのことで、行ってみる。 が、まだ7時前だというのに、とっくにしまっていた。 Reading のチケを買うため、Virgin に行ってみたが、ここも閉まっている。 サマータイムと高緯度で日はまだまだ高いというのに。 気をとりなおして、Parking へ車をとめ、Pub で一杯。 Murphy's Stout が旨い。BGM はハウス...あう。

さらに TESCO で Bitter とサンドウィッチなどを買い、小倉さんと宿でまた 飲む。

8/27(Thr.)

朝食は7時。やはり English Breakfast。人のよさそなオジサンがサーブして くれる。でも昨日とちがい、焼きトマトやマッシュルームはなし。んでもま、 やはり旨い。(結局これが最後の English Breakfast に...) English Breakfast の旨さは地元の人たちも十分認識しているらしく、 旅行中、私が入った Cafe のほとんどは、終日 English Breakfast を出して いた。

12時に車を換えさないといけないので、早めに宿を出発。途中小倉さんの務め てた会社に顔を出し、元同僚のピーターを紹介してもらう。 小柄で気さくで良い人っぽい。 私のナビの失敗で少々周り道をしてしまったけれど、昼前、車を無事 Hertz に返す。その後小倉さんの飛行機を取るために JAL に寄るも、少々トラブル があった。Piccadilly Circus の Travel Information で Paddington 周辺の宿を予約し、Japan Centre などに寄る。 Japan Centre は日本の雑誌書籍等がほとんどリアルタイムに入荷していた。 日本人には便利だろうし、なにより日本マニアのイギリス人が喜んで利用して いるのだろうなぁ、などと思う。

一旦宿に荷物を置き昼食を取ることに。熊の Paddington で有名な(?) Paddington 駅へ向かう。今日と明日の宿 New Atlantic Hotel は正直言って酷いところだった(Single no facility で£39)。 部屋が狭いのは良いとしても、あまり清潔な感じじゃない。 一番困ったのはシャワールームに棚もなければ服を掛けるフックもなかったこ どだ。カーテンがあるので、その外に服を置けということのようだが、カーテ ンじゃやはり下から水がかかる。

部屋に荷物を置き、3時ごろ Paddington の Raffeles cafe というところで 遅めの昼食。私は Lager を飲みながらケバブ。小倉さんは Fish & Chips 、 奥さんはオムレツ(だったかな?)。値段も、まぁまぁ手頃でけっこう旨かった。 その後 Piccadily Circus に出て買いもの。 途中 HMV の Ticket Master で小倉さんと私の分の Reading Fes. の Ticket を購入。以前は使えなかったらしいけど、Credit Card が使えた。 お土産やら、服(寒かったので)を買う。 三越やら伊勢丹などいってみる。しかし三越は観光客めあての店で興ざめ。 店員も全員日本人だし、ツアー客のお土産で持っているような店だった。 現地の人にも魅力的な店でないとわざわざロンドンに出店する意味はないので はないのだろうか?と思う。そしてそんな商売がなりたってしまうことに、 少々うんざりした。

そして Piccadilly の Tower Record へ。イギリスは CD が高いとは聞いてい たが、やはり高い(だいたい£10以上)。しかし、品揃えはなかなかのものだ。 特に Alternative のコーナーの充実度には目を見張るものがある。 日本特別編集の日本版などまで売っている。 一番驚いたのは、 Merzbow の CD が20種類ほど並んでいたことだ。 東京や大阪で彼等の CD をこれほど在庫/陳列している店は見た ことがない。London の Alternative 市場は層が厚いのだろうか。

Paddington に戻り、例によって Pub で一杯。明日はいよいよ Reading Festival 。早めに寝る。


[Home] [Next]


Written by IWAMA Naozumi
naoz-i@tt.rim.or.jp