ウイルスのデマについて まず、ウイルスのデマについて、知っておかなければならないことは、 1、メールをただ読んだだけで感染するウイルスはない。 2、全てのコンピュータに感染できるウイルスはない。 3、ハードウェアを破壊できるウイルスはない(ハードディスクを 高速回転させて焼き切る、といったもの) ということです。これらに該当するウイルスに関する情報は、すべて デマといえます。 また、デマのメールの特徴として 1、CIACやNCSA、IBMなど、信用できる筋からの情報に見える(が、実はちがう) 2、「全ての知合いに転送してください」と書かれている。 3、よくあるメールのタイトルが使われる(例えば(no subject)とか) 4、何のマシンアーキテクチャに感染するのか書かれていない(あるいは、 全てのコンピュータに感染するように書かれている) というものがあります。 また、気をつけなければならないのは、 1、もし、ウイルスの情報を入手しても、誰にも転送してはいけない。 特に、「全ての人に転送してください」と書かれているメールを、 ニューズグループやメーリングリストに転送してはいけない。 2、すでに流してしまったウイルスの情報が、後日デマだとわかっても、 訂正メールは出さない方が良い、との判断もあります。 ということです。 この情報の真偽にかかわらず、こういったメールはそれ自身がチェーン・ メールになってしまうからです。もし嘘だとわかった場合、また訂正メー ルがネットワーク中にながれることになります。2が言われているのは そのためです。 ウイルスに関しては、 http://www.ncsa.com/virus/ や、 http://ciac.llnl.gov/ciac/ などを定期的にチェックするのが一番です。ここに載っていない情報は、 デマであると判断しても差し支えないでしょう。 ちなみに、 http://www.ncsa.com/virus/alerthoax.html http://ciac.llnl.gov/ciac/CIACHoaxes.html などでは、ウイルスのデマに関する情報が入手できます。