★天空の城ラピュタ

 「天空の城ラピュタ」と言えば、あの名作「風の谷のナウシカ」に次いで作られた宮崎駿監督の長篇アニメ映画。「ナウシカの次の作品」ということで、ややもすれば他の作品の陰に隠れがちな部分もございますが、アニメファンの間では宮崎アニメ作品の中でも屈指の傑作という評価が高い映画でございまして、我々バカ夫婦もテレビ放映を録画したビデオを保有しておりますが…。

対談場所:いわんや家寝室・布団の中で「天空の城ラピュタ」のビデオ鑑賞中。

いわんや「・・・・・・・」

トホ妻 「・・・似てるよ・・・」

いわんや「ああ?何がナニに似てるんだよ?」

トホ妻 「いやだからさ、このラピュタロボットとアナタがよ…」

(画面ではラピュタロボットが要塞の中で暴れ回っている)

いわんや「・・こっ・・コイツにか?オレが?そっ…そんないくら何でも…」

トホ妻 「いや似てる。前にアタシの妹のダンナもアナタを見て『おニイさんはラピュタのロボットそっくりッスねー』って言ってたけど、確かにソックリだわ。似てるよウン」

いわんや「ウンって…言っちゃナンだがなー、オレはジャン・レノに似てると言われたことは何度もあるがなー、ラピュタロボットに似てるなんて言われたことは今まで一度も…」

トホ妻 「いや似てる。なんかこう…長い手をブラブラさせて歩くトコとかさ…」

いわんや「長い手って、よく見ろよホラ!このロボットって手が足の近くまであるんだぞ。いくらナンでもオレはこんな奇形じゃない!」

  

  

ラピュタ・ロボットの外観図

   

いわんや「あんな、膝下まで手が伸びてるヤツが実際いたらバケモンだろうが。自分の亭主をバケモン扱いするかッ」

トホ妻 「チッチッチッ…アタシはね、実際はどうかなんてことを問題にしてるんじゃないの。今、問題なのはね、“どうであるか”より“どう見えるか”なのよ」

いわんや「お、お、…オレはこう見えるっていうのか!」

  

  

トホ妻に見えているいわんやの姿(想像図)

  

トホ妻 「見える見える。何て言うかこう…長い手足を持て余し気味にウゴメいているってあたりが実によく似てるよ」

いわんや「お、オレは…」

トホ妻 「人間の男優で言うとティム・ロビンスなんかもそうよね。やけに背がデカくて、結果的に手足を持て余し気味っていう感じでさ」

いわんや「ティム・ロビンス…う…まぁロボットよりはマシだが…」

トホ妻 「アナタもティム・ロビンスも何つーかこう…肩から長い手がダラーンとブラ下がってる感じでさ、そう考えるとこのラピュタロボットも『上から何かで吊るされてる』っぽく見えるわね…」

いわんや「吊るされてるワケぁないだろー!」

トホ妻 「だから言ったでしょ!実際にはどうかじゃなくて、“どう見えるか”を問題にしてるんだってば!」

いわんや「けっ!自分はナンだ。『ロッキー』に出て来たタリア・シャイアみたいな顔してるくせに」

トホ妻 「タリア・シャイア、いいじゃないのよ。ロボットよりはずっとイイよ」

いわんや「・・・・・・・・」

 に掲げました、「ラピュタロボットにいわんやの顔を乗せた合成図」を見て、トホ妻は改めて「似てる!わはははは!」と笑いやがったのでございまして、まったく亭主を何だと思っているのでございましょうか。こう見えてもワタクシはジャン・レノをはじめとして、ヒゲのなかった頃は「サンダーバード」に出て来る執事・パーカーにも似てると言われたこともございますし、「マーズ・アタック」の火星人に似てると言われたこともある男。ロボットなんて冗談ではございませぬ!

※なお、上のラピュタロボットは(http://www.rakuten.co.jp/dml/494196/498348/#449785)のジブリグッズショップの写真を加工したものであることをお断りしておきます。

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