★洋画の影響

 様よく御存知のように、先日人気タレントの木村拓哉と工藤静香の結婚がニュースになりました。たまたまその日の夜、トホ妻とインド料理屋でカレーを食いながらその話題になったのでございますが、そこからなぜか話は意外な方向へと進展したのでございます。まぁトホ妻がキムタクなどちっとも好きではないというのは今さら驚くにはあたりませんが、そこからなぜ「洋画の影響」なのかと申しますと…。

対談場所:府中駅前、某インド料理屋にて

いわんや「ネットでもキムタクの結婚ってかなり騒がれてるみたいだな」

トホ妻 「あ〜、会社でもなんかその話はでてたわねぇ…」

いわんや「しかもスポーツ新聞まで全紙が一面トップでキムタクだもんなぁ。オヤジたちがキムタクの結婚ニュース読んでどうすんだ?」

トホ妻 「そもそもさぁ、あたしキムタクって全然イイと思わないのよ。ドコがいいのかね」

いわんや「(当然予想された発言なので驚かずに)そりゃまぁキミはそうかも知れんがね、多くの女性たちはキムタク大好きなんだから、人前でそういうコト言わないほうがいいんでねーの?」

トホ妻 「ホントなの?アタシの周りでキムタクキムタクなんて騒いでる人いないよ?」

いわんや「そりゃ単に“いわんやサン相手にキムタクの話しても冷淡である”って周りの人達が学習したからだろ?キムタクの話したい人は寄ってこないんだよ(笑)」

トホ妻 「じゃ自分はどうなのよ?藤原紀香とか松島菜々子とか見てイイと思うの?え?どうせ思わないんでしょ?」

いわんや「う…いや…まぁ、オレの勤務先の女性社員よりはイイと思うが…」

トホ妻 「アナタの会社に女性社員って二人しかいないじゃん(笑)。でも、ま、要するにその程度なワケでしょ?すげえイイ女だなんて思わないでしょ?」

いわんや「まぁ……な」

トホ妻 「やっぱね、アタシがキムタクをはじめとして最近のタレントをちーっともイイと思わないってのはね、それはアタシが子供の頃からかなり洋画を観てるせいだと思うよ」

いわんや「洋画…?」

トホ妻 「いい?こう見えてもアタシゃ小学生の頃から『太陽がいっぱい』のアラン・ドロン見て育ってんだよ。今さらキムタク見てイイ男だなんて思う余地があるワケないじゃん」

いわんや「おおお〜。そう言われると確かに説得力あるな。『太陽がいっぱい』のアラン・ドロンなんかが子供の時に刷り込まれちゃうとなぁ〜…あとは何見てもなぁ〜…」

トホ妻 「でしょ?そう思うでしょ?」

いわんや「それ言うならオレだって中学生の頃から『シェルブールの雨傘』のカトリーヌ・ドヌーブを見て育ってんだかんな。あの王冠をかぶったドヌーブのアップをすでに見ちゃってんだぜ、ええ?」

トホ妻 「ああああ〜…アレは美しかったねぇ〜」

いわんや「ふ〜む、つまりガキの頃に洋画で美しい男女を見てしまったから最近のタレントなんか見ても心が動かんってことか…ホントかよ?(笑)」

トホ妻 「例えばよ?そこらのタレントがフェロモン女優だの何だのって騒がれたってさ、アタシたちが昔から知ってる『恐竜百万年』のラクウェル・ウェルチのカラダの足元にも及ばないよ」

いわんや「ラクウェル・ウェルチ!!…『恐竜百万年』!!ゴホッ!(カレーを吹きそうになる)…オ、オレ実は小学生の時に映画館で観てるんだよソレ(笑)、オヤジに連れられてさ…」

トホ妻 「ほ〜らごらん。ね?アナタはすでに小学生の時に毛皮のビキニを着たラクウェル・ウェルチを観てしまっている。それで今さら藤原紀香だの何だの見てスゴいとか思うかい?」

いわんや「ううう〜…いや、確かに『恐竜百万年』のラクウェル・ウェルチはスゴかった。ありゃきっと息子のオレをダシにして実はオヤジ本人が見たかったんだろうなぁ…」

トホ妻 「あのカラダは今思い出してもスゴいよ、やっぱ」

いわんや「確かにその説には一理あるが…しかし…まさか『恐竜百万年』のラクウェル・ウェルチが出てくるとは思わなんだ(笑)。今ラクウェル・ウェルチなんて言ったって若いヤツぁ知らんて」

トホ妻 「…こういう話してるとまたピーポーが来るよね(笑)」

 この対談をお読みになられた方で70年代アメリカを代表するグラマー女優(死語)ラクウェル・ウェルチの名前、あのワイルドな顔とカラダを御存知の方が果たしてどれだけいらっしゃるか…しかしラクウェル・ウェルチと言えば「恐竜百万年」。これはもう映画オタクの常識なのでございます。最近はトンと名前も聞かなくなりましたが、比較的最近の映画「裸の銃を持つ男」(レスリー・ニールセン主演)などにも確かゲスト出演していたはずで…ピ〜ポ〜ピ〜ポ〜ピ〜ポ〜ピ〜ポ〜ピ〜ポ〜

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