★フクスケ展示室

 2000年の1月、トホ妻帝国がやっとこさ5000アクセスを達成した時に、「記念にちょっとオフザケの絵でも作るか」と軽い気持で作ってみたいわんやフクスケ。登場した時から「不気味」「コワい」と不評サクサクで誰からも「かわいい」とは言ってもらえない非運のキャラクターでございますが、人気もないくせに最近はアニメ化?までされているヤツなのでございます。

作品番号1.『5000アクセス記念フクスケ』

 2000年1月11日、5000アクセスの時の記念すべきフクスケ初登場画像でございまして、正月休みの間にたまたまチラシにあったフクスケ人形の写真を目にした作者が霊感に打たれて描き上げたと伝えられております。しかしこうして見るとザブトンもなく、また、マユと目の間の陰影もけっこう不気味でございまして、さすがに描きあげた作者自身も「これはちょっと…」と思ったのか、絵の左下に「キモチ悪い?」と不安そうに書いているあたりが初登場の恥じらいというものを感じさせる作品でございます。

  

作品番号2.『1万アクセス記念フクスケ』

 3月4日、10000アクセスの時に再び登場したフクスケ。皆様、お気づきになりますでしょうか?まず「マユと目の間の陰影」が薄くなっております。目の部分も微妙に異なっておりまして、ザブトンもついております。初登場の際に「目つきがコワい」という声が多かったのを考慮して、少しでもかわいく見せようという作者の悪アガキが見て取れる作品でございますが、一見するとちっとも違いがあるようには見えませぬ。バックを青のクラデーションにしてみたり、色々と工夫だけはしているようでございます。

  

  

作品番号3.『2万アクセス記念フクスケ』

 5月26日、20000アクセスの時に登場したフクスケでございまして、パッと見た目には1万フクスケと何の差異もないように見えますが、よ〜く見るとやはり黒目の部分の形が微妙に違っているのに加え、口の形もホンのちょっとだけ変わっているのでございます。何とかしてかわいく見せようという作者の苦闘ぶりが絵の細かい部分に見え隠れして、涙を誘う作品でございます。「弐萬接続」という文字自体もグラデーションにしてみたり、いろいろ努力の跡は見られるのですが、掲示板には依然として「あのフクスケ不気味」という声が相次いだのでございます。 

  

作品番号4.『建国一周年記念フクスケ』

 7月20日のトホ妻帝国建国一周年記念日に登場したフクスケ。この時からいよいよフクスケはアニメ化されたわけでございまして、ファイルサイズを考慮して絵のサイズは若干小さくなっております。この時は最後に「にまっ」と笑わせることでいくら何でも「かわいい」と言ってもらえるだろうと作者は期待したようでございますが、相変らず掲示板には特に御婦人のお客様から「こわい」「ブキミ」という声が寄せられたため、作者もフクスケをかわいく見せることを完全に諦めたようでございまして、まさにフクスケ絵画史の転換期。「カワイズムの時代」の終焉を告げる作品でございます。

  

作品番号5.『3万アクセス記念フクスケ(別名:ホラーフクスケ)』

 「カワイズム」から一転して「イッソノコトコウシテヤロウジャネエカズム」へと画風を転回した記念碑的フクスケでございまして、登場したのは7月30日の30000アクセスの時のことでございますから、作品4の「建国1周年フクスケ」製作からわずか10日足らず。この間に作者の芸術的内面性に劇的な変化があったことを伺わせます。しかし、実際問題として最後の顔のブルーの陰影を描くのはけっこう面倒だったのも事実でございまして、作者は「こんな面倒なフクスケは2度と作りたくない」と表明しているというウワサもございます…。

  

作品番号6.『4万アクセス記念フクスケ(別名:エクソシストフクスケ)』

 9月16日、40000アクセスの時に登場したフクスケでございます。「ホラーフクスケ」のブルーの微妙な着色に懲りた作者が「新しく色を塗らなくても済むように、既存の絵を動かすだけで勝負しよう」と考えたらしゅうございますが、いざ作り始めるとこれが大変な手間。ちなみに、首の回転は45度・90度・135度・180度・270度と5つのコマに分解しておりますが、顔のズレに合わせて着物の見え方なども補正しなければならず、最後は作者が「めんどくせーッ!」と叫んで細かい部分の修正をバックレたとも伝えられております。手間を省こうとして逆にドツボにはまる作者の苦闘が感じられる作品でございます。

  

作品番号7.『5万アクセス記念フクスケ(別名:目クマフクスケ)』

 11月8日、50000アクセスに際して登場したフクスケ。この時は仕事が忙しかったのに加えて、何と申しましてもオフ会レポートのあの過酷な似顔絵作成直後でございましたので、もはや凝ったアニメなど制作する余力はゼロ。そこでとりあえず着物の色を替え、あとは表情をチョチョッと描き変えて色を塗ったくらいの、1時間くらいのヤッツケ仕事で仕上げてしまったフクスケなのでございます。要するに目クマ状態のいわんやが作った目クマフクスケというわけでございまして、作者の肉体疲労と内的葛藤がダイレクトに描出された迫真の作品と申せましょう。

  

作品番号8.『6万アクセス記念フクスケ(別名:急場しのぎフクスケ)』

 11月24日、5万アクセスから2週間しかたっていないのに登場したフクスケでございます。その前々日、22日にYahoo!の「今日のオススメ」に載ってしまったがために一日でカウンタが6000以上増え、一気に5万9千台に突入してしまったため、驚いた作者が大慌てで急場しのぎに作成したと伝えられております。当然アニメなど作る余裕もなく、カウンタを見ながらの大急ぎの作業でございました。今回、フクスケは初めて表情らしい表情を持ったわけでございますが、この驚愕・困惑の入り雑じった表情もまた作者自身の心情が強く反映しているのでございます。いや〜ビックリした。

  

作品番号9.『7万アクセス記念フクスケ(別名:ゴルゴフクスケ)』 

 2001年1月7日、7万アクセスに際して登場したフクスケでございまして、ようやく年末のジゴク仕事からも解放された作者が正月休みの間にリハビリも兼ねてチンタラと作ったとされております。この時作者は「誰もが知ってる劇画キャラクターの顔」にしようと思っていたわけでございますが、数ある「誰もが知ってる劇画キャラクター」の中からなぜか迷うことなくゴルゴ13を選択したと伝えられております。まぁアレなら資料を見なくてもソラで描けるから…という、ただソレだけのことでございますが…

  

作品番号10.「8万アクセス記念フクスケ(別名:ベルばらフクスケ)」

 2001年2月17日の8万アクセスに際して登場したフクスケでございます。前回がゴルゴ13だったので、今回は少女漫画で行ってみっか…といった程度の理由で、ロクに深く考えもせずに作ったフクスケでございますが、やはりそこはベルばらの力というべきか、女性読者からは珍しく「かわいい」という声が多うございました。バックをグラデーションにしたり(コレをするかしないかで、後の面倒臭さが大幅に異なるのでございます)、手をチョコッと動かしてみたり、こう見えても作るのにはけっこう時間がかかったフクスケなのでございました。

  

作品番号11.「9万アクセス記念フクスケ(別名:目クマフクスケ2号)」

 2001年4月2日早朝、「踏み人知らず」の9万アクセスの時に登場したフクスケでございます。いやもうこの時は3月後半から仕事がメチャクチャに忙しく、フクスケの作成すら危ぶまれる状態でございまして、ロクにフクスケのアイディアを考えるユトリもなかったようでございます。しかし作者は「この次に控えている10万アクセス・アニバーサリーの時はこんな手抜きはしない!」と口先だけはエラそうなことを申しております。ま、アイツの言うことは信用しない方がよろしいとは存じますが…。

  

作品番号12.「10万アクセス記念グランドフクスケ」

 記念すべきトホ妻帝国の10万アクセスを飾ったフクスケでございまして、登場は2001年5月15日の夜のことでございました。今回は何しろカウンタの「ケタが増える」というスペシャル・グランド・キリ番でございましたから、98000くらいの頃から作成に着手。一見すると「単に昔のモノをくっつけただけ」とお思いになるかも知れませぬが、背景を異なった色の複数のグラデーションにしたためにその面倒臭さは作った者だけが知るヒサンさ。しかも全く新しくオジギ画像を作った上にトホ妻画像を組み合わせて和服まで着せるという絢爛豪華・七転八倒、アニメ劇場1本分の作業量にも匹敵する大変なフクスケでございました。…ですから、11万の時は…作らなくてもいいですよね?数も半端っぽいし…。

  

作品番号13.「建国2周年記念フクスケ」

 2001年7月20日、トホ妻帝国の建国2周年の夜に登場したフクスケでございます。このフクスケ作成に際しましては「2周年…なにか2年にちなんだモノ…2年…そ〜し〜て〜2年の月日が♪」という感じで作者はほとんど何の苦労もなくアイディアだけは思い付いたと伝えられております。このように歌の歌詞を部分的にとは言え引用するのは厳密に申せばイケナイコトなのでしょうが、どうしてもフクスケに「ルビーの指輪」を唄わせたかったのでございましょう。ま、単に他にいいアイディアがなかったからだという説もございますが…。

  

作品番号14.「15万アクセス記念フクスケ」

 2001年11月26日、15万アクセスを記念して久しぶりに登場したキリ番フクスケでございます。このフクスケ、言われなければどなたもお気付きにならならないであろうと存じますが、実は今までのものと較べてメガネの形が微妙に異なっております。これは別に作者が新しいメガネにしたわけではなく、ただ単に「考えてみたら、オレってこんな真四角なメガネじゃなかったわなぁ…」と思って何となく修正する気になったと言われておりまして、フクスケは常に進化を続けているのでございます。それに致しましても、秀句でございますねぇ…。

  

作品番号15.「20万アクセス記念フクスケ」

 2002年5月7日、帝国の栄えある20万アクセスを記念したフクスケでございます。この時は予想日企画などを行ったため、作者も「あとでプレゼント用フクスケを作りやすいように」とかなり考えたようでございまして、フクスケのセリフの部分を「○○さんが20万を踏んだ」「△△さんが20万予想を的中させた」と変えればそのままプレゼント画像に応用しやすいはず…という思惑が込められたフクスケなのでございます。「一度に二つもプレゼントを作るのは大変だ。もうイヤだ」と作者がゴネているという話もございますが…。

  

作品番号16.「25万アクセス記念フクスケ」

 2002年9月28日に到達した25万アクセスを祝うフクスケでございますが…折しもこの日は横浜での飲茶オフ会当日。その前夜、「明日はランチタイム集合だからあまり夜更かしできないよ〜」などと言いながら、アイディアの枯渇した作者が窓の外のムシの声を聞いて、それをそのまま大急ぎでオチなしアニメにしたと言われている作品。製作時間はせいぜい2時間ほどの「オフ会前夜・ドロナワ的フクスケ」なのでございます。なお、当然のことながら、翌日のオフ会参加者は25万アクセス獲得レースからは全員脱落。フクスケ獲得者は岡山県の夕菜様でございました。

  

作品番号17.「30万アクセス記念フクスケ」(別名:修羅場フクスケ)

 2003年2月18日、作者が大修羅場の真っ最中に到達した記念すべき30万アクセス用のフクスケでございまして、まさに作者の置かれた苦しい状況がそのままダイレクトに描出された作品と申せましょう。ロクにアイディアを考えるヒマもなかったらしく、ここに描かれた替え歌は、作者が以前hideyoshi様掲示板に書いた「chao_5様用修羅場労働歌」の出だしを借用させて頂いたもの。しかも当初は「音符1個ずつアニメにしようか」と思っていたようでございますが、あまりの面倒臭さにアッという間にその案は捨て去り、このように「1小節ずつ」でゴマカしたと言われております。しかし、もし30万到達が3月だったらとてもこんなアニメを作ってるヒマはなかっただろうなぁ…。

  

作品番号18.「建国4周年記念フクスケ」(別名:日付間違いフクスケ)

 2003年7月20日、トホ妻帝国の建国4周年記念日に颯爽とトップページを飾ったフクスケ…になるはずだったのでございますが、この時作者は修羅場末期のうえに出張なども重なって、完全に脳ミソがウニ。正確なヒニチを認識する能力すら失ってしまい、出張から帰るやいなや、何を血迷ったか大急ぎで完成させ、19未明にアップしたと伝えられておりまして、1時間程度してからヒニチ間違いに気付いてあわてて撤去されたというトホホなフクスケなのでございます。しかしまぁ、オチなしとは言え、あの状況でとりあえずアニメしただけでも作者をホメていいのではないかと…え?この程度じゃダメ?…さいざんすか。

   

作品番号19.「40万アクセス記念フクスケ」

 2003年11月16日、トホ妻帝国の40万アクセス到達を記念して登場したフクスケでございます。実は、この40万フクスケから顔がホンの少〜しだけ変わっているのですが…お分かりにはならないでしょうねぇ…。今回、作者は最初から「落語調で行こう」と決めていたようでございますが、洗練されたユーモアセンスを持つ作者にとって、最後のオチのために、意識的にクダラナい駄ジャレを思い付くという作業はかなり大変だったようでございまして、絵だけは7割がた完成したものの、駄ジャレを思い付かないために一時作成がストップしたとも伝えられております。

     

作品番号20.「建国5周年記念フクスケ」

 2004年7月20日、帝国の記念すべき建国5周年記念日にトップを飾ったフクスケでございまして、その後の忙しさにカマケて帝国美術館での展示が遅くなってしまいました(←単に忘れていただけ)。しかしこうして改めて見ますと、この5周年フクスケはけっこう“長篇”でございますねぇ〜。わざわざ文字を拡大したものを別に作ってフクスケに持たせたりして、けっこう手間もかけているではございませんか。ぜひこの力作フクスケをタップリ御鑑賞頂き、50万フクスケのことなど忘れて頂けると作者としても大変助かり…え?だめ?

   

作品番号21.「50万アクセス記念フクスケ」

 2004年10月21日、記念すべきトホ妻帝国の50万アクセス到達を記念して登場したフクスケにして、しかも前夜の異常なカウンタ高回転のために「帝国史上初めてキリ番到達後に作成を開始したフクスケ」でもあるのでございます。今年はとにかく台風がワンサと来襲した年でございまして、このような“台風フクスケ”になったのも時節柄というわけでございましょう。2日遅れの10月23日にようやくアップした“台風フクスケ”でございますが、その日には何と中越大地震が発生。どこまでも自然災害につきまとわれるフクスケのようですが、台風や地震の被害に遭われた方々にはフクスケともどもお見舞い申し上げます。

   

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