第三章.「床屋の間での6時間」

 しろ9人で延々バカ話を6時間でございます。常に複数の話題が並行してソコココで進行しているわけでございまして、ワタクシとトホ妻が覚えているトピックスだけでも数え上げればキリがございませんが、しかし何しろ似顔絵公開だけですでにボコボコにされたワタクシ、あまり詳しく書くと命の危険もございますので、まぁいくつかの話題のサワリの部分だけをゴシップ週刊誌の見出し+紹介文風に列挙致しますと、ザッとこんな感じになりましょうか。

「やっぱりサイテー!映画『タイタニック』に非難ゴウゴウ!」

 おとも様の弟サンは泣いたという映画「タイタニック」。しかしトホ妻帝国オフ会参加者からはやはり厳しい意見が相次ぎまして、「ラブストーリーにしたのがそもそも間違い」というまりまり様の比較的マットウな見解から、「あの映画でただ一ケ所盛り上がるのは腕の太い女がオノでデカプリオの鎖をチョン切る場面だけ」という、こけしねこ様とトホ妻のヒドい見解に至るまで様々な酷評が相次いだのでございます。やっぱり、そうまで言われると一度見てみたいなぁ…。

「日本版ER!! 現職看護婦が明かす愛憎渦巻く医療現場の裏側!」

 や、これは面白うございました。「氷マクラ・アイスノン問題」や「ザウルス問題」から、果ては「重度のウツ病になると動作がフリーズして再起動が必要である問題」等々、うえちゃん奥様による医療現場の様々なお話は実に興味深いものがございました。献血回数48回を誇るワタクシ、過去の血液検査データをうえちゃん奥様にチェックして頂いて、「いわんやさん、食事かたよってません?ま、おおむねイイですけどね」と言われた時はけっこうドキドキしてしまったのでございます。

「今明かされる!スカーレット&レッドの恋の始まり!」

 カーレット様の御主人レッドと言えば妻の誕生日&結婚記念日には赤いバラの花束を抱えて帰るというくらいの、大変な愛妻家で知られた方。職場で芽生えた恋のキッカケもさぞやロマンチックなものであったに違いない…と思いきや、実はレッド様は会社でスカーレット様から業務上の質問をされても「マニュアルに書いてある」などとソッケなくお答えになるだけで、スカーレット様の第一印象は「何て無愛想な…(以下、自主規制)…とにかく男女の仲というのはわからないものでございますねぇー…ほら、ちゃんと自主規制してるから…あっ!やめて!スカーレッ…(バキッ!ドスッ!

「見事なまでの健啖家夫婦!うえちゃん夫妻は朝食に米3合」

 ぁただそれだけのことなのではございますが、けっこう驚いたなぁ…。うえちゃん様は御結婚前、実家におられた頃は、御両親・弟サンを含めた4人家族で米を一升炊いていたそうでございまして、これにはもっとびっくり致しました。

「クィーン・マリマリの隠された素顔!“アタシを女王様とお呼び”」

 と申しましてもバクロ話の白眉と言えるのが、ぺこ様がバクロしたまりまり様の衝撃の過去。実はメーリングリストのオフ会の時に、フザケて女装した男性を写真に撮った時に、より一層のインパクトを添えるために、冗談でローソクを持って…(以下、自主規制)まぁ、と、とにかく単にそれだけのことでございまして、別にどうという話ではございません。よくある話でござ…(ビシッ!バコッ!)…。

「軟体女性大集合!アナタはこれを正視出来るか?!」

 カーレット様は単にナイスバディというだけではございません。掲示板でウワサになった「背中で握手」を実演して下さったのですが、“握手”どころか背中で両手の手首を握ることができるというくらいの驚くべき柔軟性の持ち主。ワタクシびっくり致しましたが、背中で握手はぺこ様などもけっこう出来ることが判明。続いてこけしねこ様が驚異の指芸(左図参照)の連続技を披露して我々の度肝を抜けば、再びスカーレット様が今度は手首の異常な柔軟性(手首を曲げて手と腕がピッタリくっつく!!)を実演。一時的に「床屋の間」は曲馬団の控え室と化したのでございます。何だったんだろう…アレは…?

 あ、こうして思い返してみても、建設的な話題はほとんど出なかった6時間でございました。そろそろ3時間くらいたったかな?7時はまわったかな?…と思って時計を見たらすでに9時半でびっくり仰天し、結局全員が店を出たのが夜の10時でございました。遠方の方もおられるからという理由で早目の時間に設定したのですが、これでは何の意味もございません。御参加頂いた皆様、お疲れ様でございました。

 はこの日、あおとも様とこけしねこ様は家を出る時「あるHPのオフ会に行ってくる」と正直に申告せず、それぞれ別の用事であるかのごとく家人に言い残して外出されたそうでございます。ことによるとお二人には今夜のオフ会がヒトサマに言えぬような、よほどおバカなものになるという予感があったのかも知れませんが、どうやらその予感は的中したようでございます。

 宅後、喋り過ぎでノドをガサガサさせながらトホ妻が「6時間も騒いでてさぁ…結局アタシたちってお互いに名前もよく知らないまま別れたのよねぇ…」とボツリと一言。ううむ、確かにそう考えるとネットで知り合った方々とのオフ会ってちょっと不思議な気分でございます。しかし今回のオフ会が御参加頂いた皆様のおかげで本当に時が経つのも忘れるほど楽しかったのもまた事実なのでございまして、いずれまた第二回を開催したいものでございます。本当にありがとうございました。

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