第4回第三章.「飲み+歌で夜は更けたのであった」

 次会の店「赤れんが」に入ったのが夕方の4時。「閉店ですので…」と言われてを出たのが…夜の9時頃でしたでしょうか…単純に計算しても約5時間、ひたすらバカ話に興じつつ、酒をカッくらっていたというわけでございますから、普通の宴会であればそろそろお開きというところでございましょうが、そこは何せ長々とオフ会をやることで有名なトホ妻帝国。しかもまだ時刻は9時過ぎ。当然のごとく二次会という話になったわけでございます。

 …え?一次会の模様はどうしたのかって?いや別にその…特にかわったこともなく平和に上品に時は過ぎていったわけでございまして、取り立ててここで御報告するほどのことも…はい、正直に申します。要するにもう1ヶ月以上も前の話となったわけでございまして、いわんやが忘れてしまっているのでございます…。しかしその後の掲示板での話題の集中ぶりからもわかるように、この夜のオフ会の参加者にとって二次会のカラオケこそまさにセンセーショナルな経験だったのは間違いございませぬ。

 えてみればトホ妻帝国のオフ会で「二次会のカラオケ」というコースをとるのは今回が初めて。東京駅からほど近いカラオケボックスに突入したのは一次会メンバーからRYU様とマツオケ様が欠けた以外全員。しかもこの上あとからスピッツ様が御到着になるというわけでございます。まぁ御自身で作曲から演奏・ボーカルまでこなすさんた様がいらっしゃるわけでございますから、歌がトテツもなく上手であろうということはある程度分かっていたわけですが…。

 かし、実際にお聞きするさんた様の美声+歌のウマさときたらもう…想像をはるかに絶したものでございました。後日トホ妻とも話したのですが、アレはもう「カラオケが上手い」というレベルを完全に超越しておりまして、草野球試合に突然イチローが混じったような感じと申しますか、草サッカーに突然ロナウドが混じったような感じと申しますか、とにかくもう次元が違うとしか言いようのないウマさでございまして、ワタクシなどは驚くのを通り越して笑うしかなかったのでございます。

 だまさしの「無縁坂」「飛梅」を歌えばさだまさしより上手い。オフコースの「秋の気配」を歌えばオフコースより上手い。TOTOの「Africa」を歌えばTOTOより上手い。こんな人を連れてきたの、誰よ?と言いたくなるウマさでございます。やったん様やスカーレット様の目は瞬時にハート型になり、1曲歌い終われば御婦人たちから新たなリクエストが殺到…いやはや…さんた様、お疲れ様でございました。

 こまで上手な人が混じると他の人は歌いづらくなるものでございまして、こういう時は主催者であるワタクシが進んで「さんた様の次に歌う」という汚れ役を引き受けねばなりますまい。ええ、歌いましたとも。さんた様と同じ土俵で戦うのは不利と悟ったワタクシ、主に「いそしぎ」や「イパネマの娘」などの外国曲方面に逃避して身をかわしたのでございますが…。

 なみに、やったん様や7様、遅れて御到着のスピッツ様なども自慢のノドを御披露下さいました。いわんやの後輩・yaya様は大学時代の嗜好を引きずったかのようにアニメ「エヴァンゲリオン」の主題歌などを歌っておりましたが…。ちなみにトホ妻はこの日、さんた様とカーペンターズなどをデュエットする幸運に恵まれたのでございますが、あそこまで上手な人とのデュエットは実に気分が良かったと申しておりました。

 にも書きました通り、過去トホ妻帝国のオフ会はほとんど二次会をする時間がないくらいまで一次会を長々とやるというパターンが多く、カラオケに行くというのは初めてだったわけでございますが、まぁカラオケというのは好き嫌いがかなり分かれる娯楽でもございますし、全然歌わない方に御一緒して頂くというのも申し訳ない。まぁたぶん今回のようなケースは今回だけ…ではないかと思いますが、どうなりますことやら…。

 ラオケボックスを出た頃には…もう11時をまわっておったのは確かでございまして、一次会が約5時間、二次会が約2時間、トータル約7時間という、例によって長いオフ会でございました…いやはや。御参加された皆様、お疲れ様でございました。それにしてもオフ会レポート完結が開催日からすでに一ヶ月以上…今回は特に仕事がバタついていたためにレポート執筆が遅れましたこともこの場を借りてお詫び申し上げます。

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