FAKE様よりの投稿

 ホ妻帝国のリンクサイトのひとつ「砂上の楼閣」の作成者、FAKE様から投稿を頂戴致しました。FAKE様もまだお若い学生サンでございまして、こういった若者から寄せられるトホホネタと言えば…そうなのでございます。またもや「トホ母ネタ」コレクションが一つ増えていく投稿コーナーなのでございます。

 えばその日、我がトホ母はしょってからハイテンションでした。おいらが彼女(これもまたトホ女なのですが…)とダベっているといきなり部屋にやってきて「お〜い、飲みにいくわよ、一緒にいらっしゃい」とのたまうではありませんか。
 
談ですがおいらの彼女は体があまり丈夫でないのでそれを理由に断ろうとすると「いいからいらっしゃいってば!」と強引なまでの勧誘。そこで我々もあきらめて、おいら、トホ女、父母の4人で近所のスナックにのみにでかけたのでした。
 
まり酒の強くない母は、それにもかかわらず最初からハイペースで杯を重ねます。
・・・・そして思ったとおり1時間後にはもう「出来上がった状態」になってしまいました。
半死人のように眠りはじめた母に店の人から借りた毛布をかけてやると、その掛けかたに文句をつけます、こっちは親切なのにー…。それでもあきらめて呑んでいました。            
 
のスナックには普通にカラオケがおいてありまして父とおいらは促されるままカラオケを始めました。父のリクエストの「め組の人」がかかったとたんにいきなりムクッと蘇る母…。
曲が終わるとぜんまいが切れたようにまた眠り始める母…。
 次のリクエストでまた起き上がり、曲が終わるとまた眠り始めます。「いいから寝てろよ」という視線が皆から注がれたのはいうまでもありません。母はその後もちょっとした反応で起き上がったりまた眠ったりをくりかえしておりました。

 
ちろん翌日聞いてみるとその記憶はなかったそうです。そんな母の“裏の呼び名”は「うちのおきあがりこぶし」です

 やぁ〜、母上やってくれますねぇ。FAKE様の母上のように、酒に酔って、どこから見ても眠っているように見えながら、実は周囲の人間の音や会話などをチャンと聞いていて、瞬間的に話に割り込んで来たかと思うとまたバッタリと倒れる、といった例はワタクシも何度か目にしたような気がするのでございまして、ある種の酔態の典型なのかも知れませぬ。

 かし、ワタクシが感心したのは実は別のところでございます。「息子の部屋にガールフレンドが遊びに来ている」という状況が発生すると、おそらく、多くの母親は邪魔をすまいと思いつつ、やはり気になったりもして、「FAKEさん、お茶よ」などと慣れない“サン付け”などして茶菓子を運びながらちょっとチェックしたり…といったようなTVドラマのごときウフフな光景が繰り広げられるのではないかと思うのですが、そんなセセコマしいことはせずに「飲みに行こう!」と大胆に誘う母上のバーバリズム溢れる率直な態度には圧倒される思いでございます。

 なみに、ウチの場合どうだったかと申しますと…データがございません。つまりワタクシのトホ母は「息子のガールフレンドがウチに遊びに来る」という経験を一度もせぬままバサマになってしまったわけでございまして、FAKE様と違って、ワタクシのようにモテないトホ息子を持った母にいささか同情したい気分にもなって参ります…。FAKE様、このたびは投稿ありがとうございました。後日御札を返しに伺ったときに

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