むいね様よりの投稿 

 いね様と「むいねの彼女」の名で知られる、その彼女様とのエピソードでございますが、既婚者にとっても教訓となる部分の少なくないお話ではないかと思うのでございます。例によって、改行位置や一部文言を漢字になおす程度の変更だけで掲載しております。

 トホホかどうかは分かりませんが今日あった出来事を話します。
今日彼女と買い物に行くために車で走っていた時にカラスが一羽道に飛び出してきました。
丸々としたカラスでちょこちょこ歩いてました。その様子がかわいらしく思えたので、
「カラスかわいいねー」と私は彼女に言いました。その返事は・・・
「私の方がかわいいよ!」というものでした!「なーにいってんだよ」と言いかけた時
チラッと彼女の方を見ると目がマジです!ぎらぎらと怒りの炎が見えます。

 
だこいつ?なんでカラスごときにこんなに敵対心燃やしてるんだ!?
と思いしばらく様子をうかがっていた時、私が大変な見落としをしていた事に気づきました。
その日の彼女の服は先日買ったばかりの物であり、今日が初披露だったのです!

 
のことに私が気づかなかったたばかりか、カラスをかわいいと言ったので
怒り爆発だったみたいです。恐ろしきかな女の美への執着心!
そのことに気づいた私は早速「その服かわいいねー」とか
「すごく似合ってるよー」と褒めちぎり何とか窮地を脱しました。

あービックリした。

 こらの小動物を「かわいい」などとほめる時は、彼女ないしは奥様の姿カタチを十分確かめてからにしなければならないという教訓のような話でございます。しかしワタクシ、の投稿を拝見してそういった教訓以外に“ある事”を想像してホクソ笑んでしまったのでございます。その“ある事”と申しますのは、むいね様の「彼女様の視点」からこのエピソードを文章化するとどうなるかということでございまして、それを考えるとなかなか面白いのでございます。ためしに書いてみますと…

 先日、私が新しい服を着て彼と車に乗っていた時のこと。せっかく新しい服を着ているのですから一言ほめてもらいたいのに、彼はなかなか気付いてくれません。

 いつ気付くかしら…と思っていたら、あろうことか彼は突然道端のカラスを指さして『あのカラスかわいいね』などと言うではないですか!何という鈍感さ!私の服には気付かずに、よりにもよってカラスの方をほめるとは!

 私が思わずムッとしていると、ようやく彼も私の服に気付いたらしく、慌てて「その服かわいいよ」などと必死にフォローしましたがもう許しません。今度彼がおニューの服を着てきたら、まず道端のヒキガエルにでも向かって『あら、カッコいい』とほめてやろうと決心した私です。

 …などという感じになりまして、こういう双方向的な投稿というのはなかなか楽しゅうございます。この「彼女様視点」の投稿からは、むいね様御自身の「トホホな彼氏」としてのイメージがかなり鮮明に浮き彫りになってくるようでございます。怒る彼女様と何とか彼女の機嫌を取り結ぼうとするむいね様という微笑ましいお二人の御様子が浮かんで参ります。

 示板に一度御登場頂いたむいね様の彼女様は、たいそう賢女のホマレ高い方ではないかとワタクシ推察致します。今度は、彼女様の方からむいね様のトホホエピソードを“返歌”として投稿して頂きたいと期待するワタクシでございます。むいね様、ぜひ彼女様にそのようにお伝えくださいませ。この度は投稿ありがとうございました。

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