まーとし様よりの投稿

 い先日、御自分でもHPを開設されたばかりのまーとし様から初の投稿を頂戴致しました。まーとし様にはきょん様というステディな恋人がいらっしゃるので、投稿もきょん様にまつわるトホ彼女ネタか?と思っておりましたら…おおお、まさにトホ母ネタのストライクゾーンのド真ん中を150kmの直球でブチ抜くようなお話でございます。

 れはつい数時間前に起こったおふくろの起こしたトホホな事件です!             
 
は某市役所まで書類を届けに行き、渋滞で眠い目をこすりながら走行して、事務所で借りているアパートの近くの駐車場に車を停め「疲れたなぁ!」と思いつつ事務所に戻ろうとしたとき、アパートから家のおふくろが出てきて「まーとし、バイク(スクーターね)が無い!私のバイク知らんか?」とのたまうのです。そのスクーターはいつも私の車の近くに停めてあるのですが、ふと見ると無いではありませんか!!

 が某市役所に向かって出かけた時間は午後4時。その時はスクーターは確かにありました。おふくろが最後にスクーターに乗ったのは薬局に出かけた時のことで、気付いた時刻は午後6時。その数時間の間に何かがあったのでしょう。まずそんなことはありえませんが「ひょっとしてオヤジが乗っていったんかな?」とも思い、確認の為事務所に戻り聞いたところ、案の定「そんなもん乗るかい!」とあっさり返答を頂いたのでございます。

 なるとやはり「盗難」しか考えられません・・・。しかも事務所の周りは結構ぶっそうなところで盗難などは日常茶飯事なのです。

 ヤジは「この間買ったばっかりなのにまた十何万も払わんといかんのか!!」と切れまくり。先日おふくろの不注意でスクーターの鍵の付いたキーホルダーをなくすという暴挙を成し遂げた(?)ばかりなので、「その鍵使って盗まれたんとちゃうか!」っとのたまうのです・・・。さすがにおふくろもヘコんだので、とりあえず派出所に盗難届けを出そうってことになったのです。

 務所を出て派出所に向かう途中、方向転換するため近所の道をぐるぐると回っていました。ふと薬局の近くを通った時、おふくろのスクーターにそっくりのがあるではありませんか!!!

「おかん!もしかしてこのバイクおかんのちゃうか!」っと私はおふくろに尋ねました。
そして少しの沈黙の後、「
あっ・・・」っと口を開いたのです。

 う、な、なんとおふくろはバイクを置いたままアパートまで徒歩で戻っていたのでした・・。
ごめん!うっかりしてたわ!

 これだけの時間を費やし、オヤジはブチ切れ、私は必死になっているのに瞬間にへなへなになってしまいました・・。前から大ボケをかますおふくろではありましたがここまでとは・・・。

 クーターの鍵を無くしているということもあり、気がかりですので固いUの字で輪っかになったロックホルダーを買ってきて、車輪に取り付けてやったのですが、これだけの大ボケをかますおふくろです。やりそうなことはただひとつ・・・「車輪をロックしたまま始動し、発進!!」

ああ、綺麗なDioが原形を留めていてくれればいいのですが・・・合掌!

 そらく、ワタクシの想像ではスクーターの置かれた駐車場とその薬局とはごく近い距離なのではないかと思うのでございます。であればこそ行きに乗ったスクーターを「うっかりして」置いたまま、帰りはすぐそこの自宅まで徒歩で帰ってきてしまう…ここまでならわかります。しかし、次に乗ろうとした時にスクーターが見当たらなければ大抵の場合は「自分が最後に乗ったのはいつだっけ…?あっ!薬局に置きっぱなしだ!」と気付くのではないかと…。

 かし、トホ妻・トホ母を相手にこんな条理を説いても仕方ございません。ウチのトホ妻とてその忘却パワーは並みではございませんし、「キーホルダーをなくす」というあたりもまーとし様の母上との類似性が認められます。もはや言葉は無力でございます。我々に出来ることは、トホ妻・トホ母たちの恐るべき忘却パワーに翻弄されつつ、何とか被害を最小限に抑えることくらいでございましょう。

 ーとし様も懸念されておられますが、ワタクシとしても母上が「ロックホルダーをかけてることを忘れて発進させようと」しやしないか、いささか心配になって参ります。ここはひとつスクーターの右ハンドルのアクセルに「ロックはずしたか?」と書いたフダをブラ下げておくくらいの措置が望まれるところでございます。え?みっともない?何をおっしゃいます。トホ母の息子として当然の親孝行というものでございますよ。まーとし様、このたびは投稿ありがとうございました。

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