潤子様よりの投稿 

 タクシの友人、潤子様から寄せられた「お姉様ネタ」でございます。これまた原文に手を加える必要がありませんので、ほとんど受信したままで掲載したいと存じます。実は、前回投稿して頂いたまりりん様同様、潤子様もいわんや・トホ妻と同じ大学、同じサークルでございまして、J大学・M研究会のキズナはこうして今も続いているのでございます。

 の姉のことです。姉とそのダンナは性格がラテン系といいますか、興奮するととてもハイテンションになります。ある朝、二人は夫婦ゲンカをしました。最初は口論の応酬だったとのことですが、そのうちに激昂してきた我が姉は、玄関にあったプラスチック製の「くつべら」をムンズとつかみ、夫めがけてそれを投げ付けたらしいのです。

 の行為に対し夫も腹をたてたものの、出勤時間がせまってきたので怒り狂う妻を放っておいて出かけることにしました。出かける直前、油性の太字のサインペンでそのくつべらに大きく「なげるな」と書き残して・・・。

 は、ダンナがそれを書いたところは見ておらず、ダンナが出かけた後にそれを発見して、思わず笑ってしまったそうです。それ以来、姉一家ではくつべらのことを「なげるな」と称するようになりました。その「なげるな」は、今日も下駄箱に取り付けたフックからぶらさがっています。「激しい喧嘩をしてはいけない教訓」として、あえてそのまま残してあるのだとか・・・。 

 いですねぇ。ラテン的な情熱にあふれた御夫婦。「あれ、ここにぶら下がってた“なげるな”どうした?」といったような会話が交わされているのでございましょうか。せっかくですからクツベラにとどまらず、喧嘩のたびに御家庭内の色々なモノに色々なコトをマジックで書くと、もっと暗号のような御夫婦の会話が交わされるのではないか、と想像してしまったりも致します。

御主人「ちょっと、そこの“なげるな”取ってくれない?」

お姉様「自分で取ってよ、そこの“このやろう”のワキにあるでしょ?」

御主人「“このやろう”はこないだ“ぶつな”と一緒に片付けたっていってたじゃないか」

お姉様「違うわよ。片付けたのは“うるせぇ”と“ぶつな”で“このやろう”はそこにあるはずよ」

御主人「でも、見当たらないぞ、“このやろう”…」

お姉様「何ですって!?この野郎?よくもアタシにそんなクチがきけるわね!」…などという会話を想像して、思わず胸の高鳴りを覚えてしまう不謹慎なワタクシでございます。

 れにしても、どんなに激しい喧嘩をしても“なげるな”と書かれたものがプラスチックのくつべらという「当たっても痛くないもの」であるところがさすがは御夫婦のアウンの呼吸という気が致します。これが花瓶とか、テレビとか、冷蔵庫に「なげるな」と書いてあったら…と想像するとなかなかコワいものがありますが、そういうパワフルな夫婦喧嘩もちょっと見てみたいと思ってしまう不謹慎なワタクシでございます。潤子様、今回は投稿ありがとうございました。

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