のせたけ様よりの投稿5

 せたけ様と言えば、ワタクシの直接の知人以外としては初めて昨年秋頃に投稿をお送り下さった思い出深い方でございまして、あの驚異の「蚊ツブし母」ネタ以来、当コーナーのベテランとして「投稿キング」の名を欲しいままにしておられます。今回はトホ妻も大ファンであるてばさき様との夫婦善哉風?のヒトコマでございます。いや〜、お二人のフニャッとした会話はいつ聞いてもいいですねぇ〜。

そうだ!銭湯に行こう!
と、われわれ夫婦が思い立ったのは、今年の夏の話です。

連日連夜の猛暑。流れる汗。奪われる体力。ああ、やんごとなきこの逆境。

この気分に打ち克つためには、そう、サウナだ!
ということで、「のせたけ家銭湯に行こうプロジェクト」が発足したのであります。
てばさきはお風呂好きなので、小犬がしっぽを振るようについてきました。

さて、われわれが目星をつけたのは、マンションからさほど離れていない一軒の銭湯。
自転車で5分ほどの距離です。
「れっつらごー!」
とばかりに駆け出す2人乗り。
真夏の夜、汗まみれの私たちを迎えてくれたのは、照明のついていない、薄暗い銭湯。

「やすみかな?」
「やすみかいなぁ?」
「がっかり。」
「うん。がっかり。」

と、失意の最下層に叩き込まれて、休業日の銭湯を後にするわれわれでした。

季節は巡り、秋の風を肌に感じ、ちょっぴり寒さも見えてきた11月。
冷え込む朝夕。ベランダに出れば吐く息はうっすらと白く。体の髄まで冷え冷えとする一瞬。
寒いなぁ。そう!サウナだ!
と、以前の失敗はどこへやら。再び駆け出す2人乗り。

夏に行った(未遂)銭湯へもう一度。しかし今日も電気は消えている・・・。

「ここ、やってるの?」
「きのうはやってた。」
「きょうは?」
「やすみ?」

原因不明の休業ごときでスゴスゴと帰っては男がすたる!
てばさきが朝刊の折り込みチラシで見つけたという、少し遠いが大き目の銭湯へ標的をシフト!
さあ、夜に駆け出せ2人乗り!!

自転車をこぐこと10分強。到着。
「ここは?」
「でんききえてるね」
「やすみかな?」
「やすみかいなぁ?」

なんということ。またしても。
行く銭湯行く銭湯、軒並みお休みとは・・・。

今年の年末は、民宿に旅行に行く計画を立てました。
民宿まで休んでそうで、恐い・・・。

 ます。そのお店に対して「何かを呼ぶ夫婦」というのは確かにいます。トホ妻&いわんやの場合、自分たちは実は「店に客を呼ぶ夫婦」ではないかと考えております。たとえばガラすきのラーメン屋や喫茶店などに我々が入るといつの間にか客が増え、我々が店を出るころにはけっこうテーブルが埋まっているなどということがよくあるのでございまして、どこかの飲食店が「客寄せオマジナイ」として我々夫婦を雇いたいと申し出てくれば応じる用意もございます。給料は大体100万円/月もあれば十分かと…。

 かし「店に定休日を呼ぶ夫婦」というのはワタクシも初めて聞きました。なかなか珍しいパターンでございます。こういう場合は逆に「あのライバル店をツブシたい」と思っている店と雇用契約を結び、のせたけ様&てばさき様はただ単にその店に毎日足を運べば自然とターゲットになった店は営業することが出来ずにツブレていくのではないか…という気が致します。これもまた貴重な才能でございましょう。おそらく月給500円くらいはもらえるのではないでしょうか。

 れに致しましてもてばさき様との会話の時はのせたけ様までひらがなだけでお話しになるとは存じませんでした。当初、お二人の会話にそれぞれ色を付けようかとも思ったのですが、どっちのセリフをどっちが喋ったのかよくわからないので諦めざるを得なかったのでございます。大阪にお住まいのお二人とは簡単にお会いするというわけにも参りませんが、いつかはおめにかかってわたくしもひらがなだけでかいわしたいものでございます。のせたけさま、このたびはとうこうありがとうございました。

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