悪野猫之信様よりの投稿3

 末食中毒新婚夫婦としての地位を着々と確保しつつある悪野猫之信様から3度目の投稿を頂戴致しました。思わず「また腹下しかッ?」と思ったのでございますが、今回は比較的平和?な御両親ネタでございました。思わずホッとするワタクシでございます。

 回はトホ母&トホ亡父父の生前の母との会話。


「なー不思議やなぁ」
「そうやなぁ」
「なんで魚類が哺乳類になるんやろ」
「でも昔からいうもんな。『ぼらがトドになる』って」

・・・・父と母は、出世魚のぼらの成長形が『トド』だと、あのセイウチの親戚のような姿のとど、だと思っていたらしい。

 
話ですがよ、これ。その瞬間弟と私は
トドは哺乳類、ぼらは魚類。なるわけないやろ
と声をそろえて、叫んでしまったことはいうまでもありません。

 りゃーなりませんわな、ぼらはトドには…と申し上げたいところでございますが、この時の御両親の会話は純粋に生物学的な観点から話されたものなのでしょうか?ひょっとすると何かの暗喩ではないのか?もしそうだとすれば、それはそれなりに深い含蓄を持った会話なのではないか?という気もしてくるのでございます。

 えば、世の中には結婚当時に子鹿のようだった女性が10年もするとマッコウクジラのようになってしまう「陸上哺乳類→海洋性哺乳類」への進化の例などは枚挙にいとまがないほど実在しておりますし、ある御家庭では幼少時は天使のように可愛らしかったお子さまが成長後は犬になるという、バンパイアの如き「人間→ケモノ」進化の例もあるやに聞いております。

 や、同じイキモノへの進化ならまだしも、世間には新婚当初はカッコ良かった男性が年月と共に粗大ゴミになってしまう「生物→無生物」への進化例すら多数報告されておるようでございまして、そう考えるとぼらがトドになるくらいは全然オッケーではないかという気分にもなって参ります。おおお、深い人間観察に立脚したこのスルドい考察!え?ワタクシ?…わ、ワタクシは…ちゃんと…昔も今も天使のような亭主でござい…ますよ…ホントですってば!!悪野猫之信様、このたびは投稿ありがとうございました。

投稿ファイルINDEXに戻る