★ギョーコ様よりの投稿4
皆様おなじみギョーコ様から、通算4通目の投稿を頂戴致しました。御自身が人気サイト作者のありながら、こうして帝国の投稿コーナーにまでネタをお送り下さることに対しましては、いつもながら感謝に耐えないワタクシでございます。今回はギョーコ2世としてその将来を嘱望されている御子息タケちゃんのお話でございまして…
紳士淑女の集う貴サイトの掲示板にて、以前話題になった「トイレに貼ってある戯れ歌」、覚えていらっしゃいますか?
『急ぐとも 心静かに手を添えて 外に漏らすな朝顔の露』なにしろウチの長男は小用の際、よく外にこぼすので困っておりました。ああ何とかしてこの歌のココロを伝えたいものだと、かねがね思っておりました。
そんなある日のこと、百円ショップのダ●ソーに行きますと、あの歌が立派な「名言木製プレート」になって販売されていたのです。ただ、「朝顔」の部分が「松茸」に変わっていましたが…。
いやもう即買いでした。そして私のサイトでも皆様にご紹介いたしました。そのプレートをトイレに飾り、息子に歌の意味を教えました。
「いいかね、どんなに慌てていても、キチンと狙いを定めてから用をたせば、こぼすことはないのだよ! 気をつけようね」
漢字は読めなくとも、ミソヒトモジの短文なら、一年生でも暗記してしまいます。
それからというもの、息子はトイレに入るたびに、
「いそぐともぉ こころしずかに てをそえてぇ そとにもらすな まつたけのつゆぅぅ」 キチンと大きな声で詠んでから用を足すようになりました。もちろん、こぼすこともなくなりました。
この歌の威力には、ますます感服するばかりです。ただ、学校のトイレでこの吟詠をやっていやしないか・・・・・・それがちょっと気がかりです。
ワタクシ自身も実はこの歌?をコドモの頃から存じておりました。ワタクシが小学生時代に通った珠算塾か、学習塾か…とにかくどちらかのトイレにこの歌が貼り紙で貼ってあったのでございまして、ちなみに「その部分」の描写についてはやはり「松茸」であったと記憶しております。
この歌は特に難しい言葉も使われておりませんし、男子トイレにコレが貼ってあれば「何をテーマにした短歌なのか」はコドモでも一読で理解可能なもの。しかもこの歌をコドモが読む効果は、単にトイレマナーの向上にとどまりません。極めて日常的な局面を通じて短歌という日本古来の文学に触れることによってワビサビ・風流という感覚を会得することも期待できるわけでございまして、我が国児童の国語教育の上でもなにがしかの“教育的効果”があろうかと思われます。
そう考えるとタケちゃんが学校のトイレでも“吟詠”していないかと不安に思う必要などございません。むしろタケちゃん積極的に吟詠することによってこの歌がクラスに、そして学校にと広まっていき、しまいに全校の男子トイレにこの短歌が貼られることすら期待してしまいます。愛知県内のローカルニュースで取り上げらそうな話題ではございませぬか。そうなれば「トイレ短歌ムーブメント」のキッカケとなったタケちゃんとその母上もテレビに…期待が膨らんで参ります。その日のために、今日も詠むんだ!タケちゃん!ギョーコ様、このたびは投稿ありがとうございました。
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