はなぴー様よりの投稿

 なぴー様からの初投稿はなかなか長篇でございます。スゴいお話でございます。はなぴー様は高尾にお住まいの方のようでございまして、お使いになっている電車がワタクシと同じ京王線。何やら浅からぬ因縁というものを感じます。一度くらい同じ車両に乗ったことがあったりして…。

 タシは高尾山の麓に住む専業主婦です。先日のトホホな1日の事を書きます。

 の日は夫の会社の所属する健康保険組合の1日人間ドックを予約しており、朝もはよから曙橋にある健保組合の施設へと向かいました。

 …。
高尾駅で切符を買おうとしたところで、重大な事に気づきました。
ドック費用と、3歳の娘の託児所の一時保育費用一万円余りを財布に入れ忘れていたのです。銀行口座はすっからかん。取りに帰っていたら絶対間に合わず、予約はパア。
とりあえずまだ自宅にいる夫に電話して、郵便口座に振り込んでもらう事に。

 りあえず、曙橋の健保組合の人間ドック施設に着いて、検査終了後に郵便局に行かせてくださいと頼んで、いざ、人間ドック本番。順調に行くかと思いきや。

 後の胃のレントゲンで、バリウムの前に飲む、お腹を膨らませる為の薬?を二度も飲む羽目に。レントゲン技師の「ゲップしないで下さいね〜♪」という声の中で、動く手すり付きベッドの上、どんどんこみ上げるゲップをこらえつつ、上向いたりうつ伏せになったり、1回転したりとアクロバティックに動き、色々な向きの胃のレントゲン写真を撮影したのでした。そのせいで疲れ切ってしまい、「人間ドックはもう行くまい」と決めたのでした。

 べての検査が終了し、郵便局へダッシュ!さっそくお金を下ろそうとすると…
残高不足」のメッセージ。がーん。
公衆電話を探しまわり、どうにか夫の携帯に電話すると「今振り込もうと思ってたんだ」と呑気なお答え。「早くして!」と催促し、待つ事15分。
どうにかお金を手に入れ、ドック費用5500円を支払いました。すると…「5分ほどの生活指導を受けられますか?」とのこと。「はい」と返事をすると、「ではこちらでお食事なさって、1時20分においで下さい」と、施設1階にある健保組合経営の本格中華レストランのランチ券を渡されました。
「やったー!!タダだ!」と、早速食べに行ったのは言うまでもありません。
(バリウム飲んだ後なのに…でも、この日一番ホッとした時間でした)

 格中華のランチを堪能し、「これがあるなら半年に1回は人間ドック受けてもイイ」とウキウキしながら生活指導を受けました。岩城晃一似の医師が、「ちょっと体重オーバーしてるし、コレステロール値も少々高いので少しダイエットした方がイイでしょう」と笑顔でキツイお言葉。さっきのウキウキ気分はぶっ飛んでしまいました。トホホです…。

 、検査結果の封筒を渡され、その封筒を手に持ったまま建物を後にしたのが大間違い。建物のすぐそばの公衆電話から、娘のいる託児所に電話。こともあろうに検査結果の封筒をそこに忘れて出てしまったのです。

 の事に笹塚駅で京王線に乗りかえる時に気づいたので、また曙橋に逆戻り。無事封筒発見。一路京王八王子駅前の託児所へ!と再び乗り換えの笹塚駅。京王八王子行きを待つ間、持参した本をバッグの中から出そうとして、ふと気づきました。…自宅の鍵がない…
顔面ソーハクになり、また夫に電話。
「今日早く帰って来れない?実は鍵を忘れちゃったんだよ〜ゴメン〜」
「今日はどーしてもダメ。いつも通り(深夜1時過ぎ)にしか帰れないよ。実家(ワタシの実家・福生)に行けば?」
「え〜?だっておとーさんは大宮にお墓参りに行って親戚のうちに寄るから帰り遅いし、おかーさんもまだ仕事だよ、いもーとは仕事の後すぐ帰ってくるか分からないし、誰もいないよ、どーしよー(T_T)」でも、とりあえず、4時には娘を迎えに行かねばならないので、電車に乗りました。

 を迎えに行くと、3歳にもなって保母さんにおんぶひもでおんぶされている娘の姿。どうやら保母さんは娘に手を焼いた様子。託児所を後にし、ダメもとで母の会社に電話。事の顛末を話すと母は「じゃ、三鷹までおいで」というので、三鷹の母の会社まで行きました。どうやらどこかで食事を一緒にして、ワタシ達を家に帰そうと思ったようで、夫が早く帰れないことを告げると呆れ顔で「しょーがないね。ウチに泊まれば?」と言ってくれたので、福生までラッシュに揉まれながら帰宅。

 の日は疲れ切ってワタシは9時には熟睡していましたが、娘は託児所初体験、八王子〜三鷹〜福生と連れまわされたせいで興奮して眠れず、10時半まで起きていたらしい…。長い長い1日でした。

 や〜、まさにトホホの一大叙事詩を読み終わったような気分でございます。「財布にお金入れ忘れ」「カギ忘れ」「書類忘れ」等々を短時間のうちに一気に大放出してしまうとは、まさに忘却パワーの爆発力バツグン。はなぴー様は人間ドックでの身体のチェックと併せて、この際「トホ妻性健忘症」のチェックも受診された方がよろしいのではないかという気がして参ります。

 かし、ワタクシこの投稿を読んで気になることが一つ。ワタクシも経験がございますが、バリウムを飲んで胃のレントゲン検査が終わるとたいていすぐに下剤を飲まされ、「水分を多めにとって下さい」などと言われて一刻も早い“排出”を促されるはず。ちなみにワタクシ自身の最短記録ではバリウムを飲んだ4時間後くらいに早くも“排出”したことがございます。しかしこの投稿を読む限りでは、はなぴー様が検査の後、ゆっくり“排出”する余裕があったとは到底思えないのですが…。

 レは出なければ出ないで大変ですが、強力下剤のチカラで出そうになるとそれはそれで容赦ないモノがございます。電車の中などで急に“排出欲”が高まったりしたら…うう、う…それとも、お金や書類やカギを忘れたのと同じように“排出欲”のことなど忘れていたのでしょうか?忘れたまま、今でもまだバリウムが腸内に残っているということは…ございませんよね?はなぴー様、このたびは投稿ありがとうございました。

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