花曜堂様よりの投稿

 曜堂様…というHNを聞いて「あ、初めてのヒトの投稿かな?」とお思いになるのは早計というものでございます。実は前回「ケイトの父の妻」という複雑なHNでワタクシの乏しい脳細胞を酷使したあの方。今回はHNを変えて気分一新でございます…しかし、相変わらず花曜堂様の周囲は厚いトホホの雲がたちこめているようで…。

 ホホファイルにいとこネタというジャンルはあっただろうか??と思いつつ、やっぱり送ってしまう確信犯な私でございます。

 たくしのいとこ、「はなたれちょうすけ」は(まだ彼がもっと幼い頃に、私がつけたあだ名ですが)只今6歳です。彼は、6歳にして、歩く相撲大辞典であり、一度相撲のことを話し出すと雷がなってもやめないというほどの大人物でございます。
 彼は、平幕から横綱まで(合ってるのかどうか、わたしは相撲のことほとんど知りません。彼のおかげでちょっと詳しくはなりましたが・・)、全相撲取りの所属の部屋、身長、体重、出身地、年齢、本名、先場所の成績とたいていのことは網羅しているのです。
それだけではありません。相撲がいつ始まったか・・・なんてことまで。
(2時間くらいレクチャーされましたが、忘れた)

 んな彼に「将来なにになりたい??」と聞くのは、当然のことではないでしょうか??
予想はしてたんですよ。横綱とか、ちゃんこ屋とか、髪結いさんとか、呼び出しとか、まあ、そこらへんではないかな??と。
しかし、この予想は見事に裏切られました。

はなたれちょうすけ負け越し
「・・・・・・・・・・・・そうですか・・・・・・・」

6歳にして負け越しを目指す彼。ちょっと心配でございます。

勝ち越せっ!!!

 ドモって自分が好きな分野にノメリ込むあまり、その分野に関しては大人もブッ飛ぶ知識を身につけてしまうことが往々にしてございますが、はなたれちょうすけクンの大相撲知識がまさにソレ。スゴすぎます。相撲世界にかくも深くノメリ込んでしまったからには、きっと将来は相撲カンケイの仕事につきたがるのかな?と予想してしまうのもまぁ普通のオトナなら無理からぬ話と申せましょう。

 かし、こまで特定の世界に深〜くノメリ込んでしまうと、もはや“外部のヒト”には想像もつかぬ思いがあるのでございましょう。人間でも、生物でも、モノですらない「負け越し」というある種の抽象的概念になりたいと考えるはなたれちょうすけクンの、大相撲に対するディープな思いは、もはや余人には計りがたい深〜いところまで進んでいってしまったのかも知れませぬ。

 は申せ、はなたれちょうすけクンにも、いつかは「ボクはどう頑張っても“負け越し”という抽象概念になることは出来ない」という悲しい現実を悟る日が来るはずでございます。ただ、いきなり「ボクは将来横綱になりたい」といった現実路線に目標を移行させるのは負担が大きすぎましょうし、ここは徐々に…ゆっくりと…まずは「将来、土俵の上を掃くホウキになりたい」程度に具象的なところから段階的な更正プログラムを適用してはいかがでございましょう?花曜堂様、このたびは投稿ありがとうございました。

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