花曜堂様よりの投稿2

 曜堂様といえば前回、相撲の大好きな従兄弟・はなたれちょうすけクンをネタに投稿を送って頂いて以来の久々の投稿でございます。投稿に添えられたメールによりますと花曜堂様は実は福岡県にお住まい。今年は本当に福岡より暑いのではないかと思われる東京でございますが、暑さに弱いトホ妻を心配して頂きまして、ありがとうございます。

 まで、旦那や従兄弟をネタにしておりましたが、実は自分もトホホな人間であるということに気づいてしまいました。特に幼少時代。

その1
 
住んでいた家には、居間の床に四角い切り込みがありました。当時5〜6歳だった私は父ちゃんに聞きましたとも。「これなに?」
 父ちゃん「ここにはご先祖様の骨が入っているのだ。こうやって子孫を見守ってくださっているんだぞ〜〜」なんせ子供のことですからして、怖いの何のって。夜中にトイレに行くのも恐ろしかったもんです。(居間を通っていくので)
 その何年か後、それが「掘りごたつ」であったと知った私の驚き。(実は二十歳近かった)

その2
 
ちゃんと散歩をしていたときのこと(これまた5〜6歳ではないかと)、でっかい石で出来たなんかを見た私は「これなに?」
 父ちゃん「ここでいのししが獲れたと言う記念にこうやって立ててある」
それを知ったかぶりして友だちに話す私。その何年か後、慰霊碑であることが判明。

その3
 
の母は化粧をしない人でした。一緒に住んでる祖母もしませんでした。それ故、普段から化粧をしている人は「芸者さん」だと思っていた私。「将来芸者になるための練習」と言って、父ちゃんにお酌をさせられていたため、幼いこから「芸者さん」という言葉に慣れ親しんでいたと思われます。
(ちなみにうちは置屋さんなどではなく、花屋であった)

 んだか私がトホホと言うより、父ちゃんがトホホだったのか・・・・と、この投稿書いていて思いました。

 「子供の頃、親にダマされたのを信じ込んだ」という経験…これはけっこう誰もが経験するところではございませんでしょうか?「暗くなっても外で遊んでるとヒトサライに連れていかれるぞ」などというのは比較的ポピュラーな「ダマし」の例と申せましょうが、大体こういうウソというのは何らかの躾のために子供を怖がらせるという例が多いようでございます。

 とえば、トホ妻の母は娘(トホ妻&トホ妻妹)に向かって「あの坂道にはオオカミが出るから行ってはいけない」と教えたらしゅうございます。世田谷区の話でございます。いくら何十年も前の話とは言え、まさかオオカミが出るはずもないのですが、そこはやはりモノの道理もわからぬコドモ。かなり効果があったようでございます。しかし掘りゴタツや慰霊碑に関して娘をダマして一体どんな躾上の効果があるのか…?やや理解に苦しむところでございます。

 ぁ確かに「ガキをダマす」こと自体に純粋な喜びを覚えるヒトが多いのも事実。ワタクシの姉もその一人でございまして、幼少の頃たまたまウッカリしてミカンの種を飲み込んでしまったワタクシに向かって姉は「アンタ、そのうち腸からミカンの芽が生えて口から出て来るよ。理科の先生がそう言ってたもん」と大ウソをコイてワタクシを恐怖のドン底へ陥れたのでございます。それに較べれば「イノシシ捕獲記念」や「芸者の練習」などはまだしも娘に対する愛情というものが感じられ…られ…花曜堂様、このたびは投稿ありがとうございました。

投稿ファイルINDEXに戻る