★まりも様よりの投稿
まりも様から初投稿を頂きました。まりも様は新潟にお住まいの方でございまして、掲示板などでの書き込みを見るにつけても、なかなか「トホホの才」に富んだ方とワタクシお見受けしておりましたが、今回の投稿は御自身のことでも、御主人のことでもなく、意外にもトホ父ネタ…。
わがトホ父「ひでき」について述べさせていただきます。
電化製品に関しては明治維新並み状態であるわが家にも、遂にパソコンなる文明の利器が登場しました。ひできが職場で新しいパソコンを購入し、それまでの旧型マックを家に持ち込んだためです。
しかし、ひできには大きな問題がありました。
そう、接続は誰がするかということです。何しろ職場では1通のメールが届かないと言っては、
早朝からエンジニアを呼び付けるような彼ですから、自分で接続しようなんて気は、さらさあらあったもんじゃありません。いつもの如く、
「じゃ、お願い」
という素っ気なさ120%な電話1本で、全くのプライベートな仕事のためにエンジニアを呼び付けた彼。ひできと違い、崇高な犠牲的精神の持ち主のエンジニアは、すぐに自宅まで来てプロバイダー接続の作業に取り掛かってくださいました。・・・が、
どんなに頑張っても、うまく接続できません。
1時間、2時間たちました。でも、できません。さすがにイラついたひできは、あろう事かエンジニアの目の前で、
「君い。プロのくせに何やってんのお?」
などと罵詈雑言。勿論エンジニアは顔面蒼白です。そして更に1時間弱。
ふと、エンジニアがある事に気付きました。
「・・・あ、あの、ひできさん。そんな事はないと思いつつ、一応お聞きしますんですが。まさか、電話線、つながってないって事、ありませんよね?」それを聞いたひできは大笑いしました。
「君い。何言ってるのかいねえ。ほら、ここにジャックがあるじゃないか。つながってるって証拠だよ。はっはっは!」今日の格言
「ジャックがあるだけでは電話線がつながっているとは限らない」
この事実に気付くまでには、大した時間は要しませんでした。勿論、その後エンジニアがうちを訪れることはありません。
ううう〜ん…ひでき、やってくれますね〜。今この投稿を読んでいる方の中に、もし「ひでき」というお名前の方がおられたら、今頃は「お、オラはこんなことしねーよ!」と叫んでおられるのではないかと存じます。今回の投稿からはそれくらい「ひできのチカラ」とでも言うべきものが感じられます。ワタクシ、今後「ひでき」というお名前の方とお会いしたら真っ先にこのトホホ投稿を思い出してしまうような気がしてなりませぬ。
しかしまぁひできはスゴい。もう突き抜けてます。普通、何かトラブルが起きれば「お、オラのせいじゃねえよな?」などと自問したり確認したくなるのが弱い人間の常。しかるに、ひできの、この岩のごとき自信に裏打ちされた傲然たる態度はどうでございましょう。接続作業を他人に頼んでおきながら、ここまで「自分がワルいはずがない」と思えるのは…いや、おそらくひできの中には「何かを人に頼んだ」という意識すら存在していないのかもしれませぬ。
それに致しましても、案じられるのはむしろひできの今後でございます。パソコンというのは設置・接続してみたものの、しばらくすると不具合が生じてハードディスク再初期化などという事態が往々にして発生するものでございますが、もしそうなったら果たしてひできの運命は…?哀れなエンジニア氏は再度来てくれるのか…?もちろん、エンジニア氏が来てくれないとなれば、ひできをサポートするのは、まりも様、アナタ様しかございません。どうか頑張って頂きたいものでございます。御無事をお祈りしております。まりも様、このたびは投稿ありがとうございました。
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