んぺんぺ様よりの投稿

 稿コーナー初お目見え、んぺんぺ様から「トホホ妻投稿」の王道を行くような、まさに正統派と言える投稿を送って頂きました。それにしても代わったHNでございます。んぺんぺ…。アフリカには「ん」で始まる名前が少なくないと聞いたことがございますが、ひょっとするとんぺんぺ様もアフリカの方…のワケはございませんですね。

 の職場に非常にたのしい友人(S氏)がおりまして、よく拙宅にも遊びにくる男です。
拙宅にも来るぐらいなので、愚妻とも大変仲がよく、だいぶ愚妻は気に入っておるようです。

そのS氏はとても楽しいのですが、いかんせん彼女がおりません。

 、先日、S氏に彼女を紹介しようということになりました。いきなりお見合いみたいにするのも構えちゃうとまずいので、職場のみんなと飲み会という格好で、たまたま女性の友人がきたというシチュエーションにしました。

 妻もお気に入りのS氏のことですので、どんな女性が紹介されるのか、どんな雰囲気かを見たいので、ぜひ出席したいと申しておりましたが、職場のみんなでの飲み会と言うことを言い含めてシブシブ不参加と言うことになりました。

 て、その宴会も1次会、2次会と盛り上がり、非常に良い雰囲気でお開きとなりました。もう、終電間際です。

私も、電車に駆け込んで一息ついたら、なんと人身事故で電車が止まりました。

さすがに時間が遅いので、愚妻も心配するだろうと、電話をしました。

「今、○○ぐらいなんだけどぉ。人身でさぁ。電車とまっちゃって。いつになるかわからないから先に寝てて。」
「えぇ〜〜。気になって眠れなぁ〜〜ぃ。」

なんだ、かわいいところがあるじゃんか。と思いつつ。

「大丈夫、大丈夫。電車だもん。そのうち、ちゃんと動くよ。」
「電車なんか心配してないわよ。S氏がどうなったか気になって眠れないの。早く帰ってきて、どうだったか説明して!!」

ガチャッ。ツーツーツー

 ははは…。いやしかし、奥様のお気持ちはわかります。電車そのものが脱線転覆したというのならともかく、単に人身事故で止まっている程度なら亭主の心配なんかしても仕方ございません。それよりも「お見合い大作戦」の方が気にかかるというそのお気持ち、ワタクシが奥様の立場でも「早く帰って来てテンマツを教えろ!」と同じようなことを言うような気も致します。

 く申すワタクシにしても、電車の事故による遅れ程度ではちっともトホ妻に心配などしてもらえませぬ。それどころか、あの1995年3月の地下鉄サリン事件の日、当時いわんやが通勤していた日比谷線・小伝馬町駅は御存知のように大変な数の被害者が出た場所。幸い被害を免れたワタクシが仕事どころではなくなったオフィスからトホ妻に無事であるという電話をかけると「え?無事って?何かあったの〜?」というマヌケな声が返ってきてワタクシを脱力させたものでございました。

 かしワタクシはそんなことはございませんですよ。ワタクシは常にトホ妻の身を案じ、その無事を祈っているのでございます。何しろ雪に滑ってネンザしたり、自転車から飛んでエクソシスト顔になるトホ妻でございますからねぇ…。んぺんぺ様はきっと日頃から奥様に決して心配をかけるようなことはなさらぬ方なのでございましょう。立派なことでございます。んぺんぺ様、このたびは投稿ありがとうございました。

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