2代目おちあい様よりの投稿2

 いこの間までは「固いお仕事の真面目な男性」として知られていた2代目おちあい様。今や「“だっちゅーの”を演じるカルロス・ゴーン」としてその人物像イメージが180度転換している感もございますが、そうは言ってもやはり仕事は仕事。「固い仕事」には我々の想像できない御苦労もあるようでございます。

 いのが大の苦手な私、この時期も紺色の背広を着て、汗拭き用ハンドタオルを持参して何とか出勤しています。

 ャッターが9時に開き、15時に閉まる職場でも、顧客からの申込に対しても、感情に流されることなく冷静に申込への可否を判断して回答することを心掛けています。
 ある日、常連の顧客への申込に対して、厳しい条件を付けるという交渉をし、相手は渋々ながらも承諾し、その帰りがけに一言「おちあいさんって、ホントに血も涙もないね・・・」
 
 
分は冗談と思うのですが、私が働く業界のリスク回避マニュアルにも、
『電車待ちの時は突き落とされる危険があるのでホームの前の方には立たない』
『帰宅するルートを時々変える』
『休日に外出する時には家族・知人に行き先を告げておく』などなど
まるでヤ○ザの世界のような注意事項が書いてありますし、
同業者の幹部が何者かに殺害されるという事件もあったことがあります。


 
らに「血も涙もない」と全人格を否定するような言葉が自分に向けられたという事実にショックを感じ、恐怖と自信喪失で落ち込んでいた私を見ていた後輩がその私を慰めようと一言…


 
「おちあいさん、落ち込まないで下さいよ。『血も涙もない』なんてひどいですよね。おちあいさんは汗が人一倍多いんですから、まあイイじゃないですか。」

 えっ、良くないような気が・・・。ますます落ち込んでしまいました・・・。

 ひゃー!2代目おちあい様のお仕事では通勤途中の暴漢・サカ恨みの心配までしなければならないとはッ!掲示板でもおなじみだけに、ワタクシは2代目おちあい様が極めて性格が柔和な方で、しかも身体つきの方もかなり柔和な方らしいということを存じておりますが、しかしそんな心身ともに柔和なおちあい様も仕事となればシビアなことも言わねばならぬのでございますねぇ…いやいや、おカネがからむだけに大変なお仕事でございます。

 ういった、おカネの貸し借りに関わる非情な場面というのは現代に限ったことではなく、時代劇などでもよく目にするところでございまして、「借金が返せねぇなら約束通り娘をもらっていくぜ!」「お、お願ぇでございます、それだけは…」「うるせいッ!それがイヤならこの場で耳を揃えて金を出しやがれい!」「そ、そんな…アナタには血も涙もないのですか…ううう」と、まぁこんな感じでございまして、時代劇ではこういった金融業者?は最後に必ず正義の味方にチョン切られたり、大魔神にフンづけられたり、といったケースが多いようでございますが…。

 かし、おちあい様、心配はございません。もしサカ恨みした誰かにチョン切られそうになったら「てやんでい!オレ様を血も涙もないと思ったら大間違いでい!これを見ろッ!」とタンカをきって汗拭き用のハンドタオルを暴漢の前で絞ってみせれば…少なくとも血と涙以外の水分が極めて豊富であることを劇的な形でアピールできるはずでございます。それを見れば相手も恐れをなす…かどうかは保証の限りではございませんが…2代目おちあい様、このたびは投稿ありがとうございました。

投稿ファイルINDEXに戻る