スカーレット様よりの投稿3

 様おなじみ、スカーレット様から通算3度目の投稿を頂戴致しました。スカーレット様の御主人レッド様と言えばその愛妻家ぶりはツトに知られたところでございますが、単に愛妻家であるというだけにとどまらず、海よりも広いお心をお持ちの方のようでもございます

 レッドのトホホ話です。

 婚当時(26年前?)レッドとワタクシ、よく映画を見に行きました。
若い皆様がクラシック、昔の名作と思っている映画「ゴッド・ファーザー」「ある愛の詩」「小さな恋のメロディ」「パピヨン」「ローズマリーの赤ちゃん」「ライアンの娘」「大空港」「オリバー」等々…子供達からは生きる化石と呼ばれております。

「ベンハー」「サウンド・オブ・ミュージック」「マイ・フェア・レディ」「アラビアのロレンス」「ウエスト・サイド物語」なども劇場でみました。そして「卒業」もそのうちの一本。
初々しいダスティン・ホフマンを思い出します。

 TVや映画でホフマンを見るたびに、「卒業」を観にいった頃、二人が青春を謳歌していた頃の思い出話に花が咲きます。ところがある日レッドが「俺、君と『卒業』見に行ったか?」ととんでもない事を言い出しました。

 更何を言ってるのか!間違いなく行ってるのです。
千日前の映画館で見て、その後お好み焼きを食べに行ったことまではっきりと覚えています。
第一、ワタクシレッド以外の男性と映画に行ったことはありません。神に誓えます。
その事を説明するとレッドも首を傾げながらも納得したようです。

その後も「卒業」「ホフマン」が話題になるたびに首を傾げるレッド、確信を強くするワタクシ。

「卒業みてホフマンが好きになったから、パピヨン見にいったでしょう?」
「パピヨンは行った覚えがあるけど・・・」
「どっちも行ったの!」
「いったっけ?」
「あ〜あ!そんなこと忘れるなんて・・・・ひどいよねぇ・・・」

だけどどうして男性ってこういうことに関して物覚えが悪いのでしょう?
不思議です。ほんとトホホな人とため息をついて笑っていました。

 も・・・つい先日、突然思い出したのです。
一度だけ、会社の先輩に映画に誘われて・・・行きました。
「卒業」をみてお好み焼きを食べて家まで送ってもらったのは・・・レッドではありませんでした。

 も、それならそうとちゃんと言えばいいじゃないですか?
たまに訝しげな表情をすることはありましたが、ちゃんと話を合わせていたのですから・・・ほんとトホホな人です。

 タクシ、このHPを立ち上げた早々に書いたあるバカ話の中で「トホ妻は自分の勘違いを認めたがらぬもの…」と書いたのでございますが、どうやらその言葉はスカーレット様にもそのまま当てはまるようでございます。両者の記憶の食い違いが生じた際に「ひょっとしてアタシの勘違いかしら…?」と自らを省みる気配がコレッパカシも見られないところが全くスゴい。「神に誓えます」とまで大言壮語して自分が正しいと思い込むあたり、これもトホ妻歴の長さからくるカンロクと申して良いものか…。

 れに対して「とりあえず自分の記憶違いということで丸く収める」レッド様のこの心の広さはどうでございましょう。全く頭が下がります。スカーレット家の家庭円満のヒケツはこの「夫の心の広さ」に起因するのかと深く感じ入りました。このくらいの心の広さがなければとても「スカーレットの夫」という重責に30年近く耐えられるものではないと…あ、いえ、何でもございませぬ。

 はこの投稿に関して、スカーレット様とワタクシはチャットでちょっとモメたのでございます。この投稿が「トホ夫ネタ」であると主張するスカーレット様に対して、ワタクシは「トホ自分ネタ」への分類こそ適当であると主張したからなのでございますが、さぁ…今この投稿をお読みになって、皆様どうお考えでございますか?ねー?そうですよねー?それでは「トホ自分ネタ」分類案に賛成の諸君の起立を求めます!圧倒的多数をもって可決されました!以上で散会と致します!スカーレット様、このたびは投稿ありがとうございま…(バキッ!ドスッ!!)

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