たんくん様よりの投稿2

 年の冬頃でございましたでしょうか?「妻の寝ボケネタ」を投稿して頂いたたんくん様から2度目の投稿を頂戴致しました。最初の投稿の頃はまだ御結婚前だったたんくん様も昨年のクリスマスに御結婚。その後御夫婦でアメリカに渡られて生活されておられるのでございまして、この投稿もトホホなアメリカ生活のヒトコマと申せましょう。

 国での生活もほぼ落ち着きK子(妻)が日中暇そうなので、家のPCをインターネット接続することになりました。K子は殊勝にも自分でインターネット接続の手続きを行い(ただし日本語で応対してくれるプロバイダ限定)、いよいよ”さあ!接続”と相成りました。

K子;私今まで接続なんてやったこと無いから設定頼むよ。その代わり私も見てて覚えるから。
 ;(うーん、良い心がけだ)じゃあ、電話線持ってきて。PCに繋ぐから。
K子;うん分かった。

 も今までLANによる常時接続以外は設定したこともなく(しかも私はMac、妻のPCはWin)、ダイヤルアップ接続は初めてでした。それでも何とか設定を終了し、電話線を繋いで“いざ接続!”。
しかしPCはエラーメッセージを繰り返すばかりで、繋がってくれません。何々、モデムが原因だ?
でも、いろいろチェックしても設定は間違っていないはず。これで繋がらなかったら、OSかモデムの異常かな?OS再インストールしようかな?なんて事が頭を過ぎりました。

 こでふとあることに気がつきました。“こいつ、トホホだった・・・

そこで
 ;電話線ちゃんと繋がってる?
K子;繋がってるはずだよ。だってちゃんと抜いてきたもん。

どこから抜いてきたか聞こうかと思いましたが、実際自分で確認しようと思い、

 ;見てくる・・・。
K子;ちゃんと抜いてきたって!

何も言わずに電話線をたどって歩き始めた私(アメリカの家はどこの部屋にもコネクタがあるのだが、妻の希望で居間の隣の部屋から電話線を引いてきているため)。

無言で帰ってきた私。

K子;ちゃんと繋がってたでしょ!
 ;うん。
K子;ほら!だから言ったでしょ。私のすること信用してないの?大体いつもたんくんは・・・

ここぞとばかりに責めに転じるK子

 ;ちゃんと繋がってたよ、ただし電話とね。
K子;はあ?
 ;自分でたどって見てみて。

PCと電話機が接続されているのを自分の目で確認したK子は、一言だけ力無く言った。

K子;私、電話機と繋いでどうやってネット見るんだろう?

オレがそんなの知るかあっ!!!

 ははは!この投稿の一番面白いところは「電話機とつながっていた」というオチそのものよりもそこに至るお二人のヤリトリでございましょう。特に「ちゃんと繋がっていた」ということを確認して「ここぞとばかりに責めに転じる」奥様、決定的な切り札を手の内に隠してその攻撃をしばしやり過ごすダンナ様といったあたりの攻防が実にリアルに描かれていると思うのでございます。

 んくん様御夫妻は現在米国のワシントンにお住まいでございまして、たんくん様御本人は医学研究に携わる方。さぞかし優秀な研究者なのでございましょう。異国の地での先端的医学研究に疲れた学究の徒を、家ではトホホな妻が暖かく迎えてくれるというわけでございますねぇ…。いや感動的なお話でございます。まるで野口英世の偉人伝を読むようでございます。

 にもかくにも、このようなトホホな事件を経て見事たんくん家のネットも開通したようでございますから、投稿だけにとどまらず、今後はぜひ掲示板などの方にも遊びにいらして頂きたいものでございます。もちろんたんくん様だけでなく、「K子様」の方もお気軽に御参加頂きたいものと…ん?…そういえば、ウチのトホ妻もイニシャルは…「K子」…ま、まさか、同じ名前ではございませんですよね?とにかく御夫婦そろってアメリカ生活を頑張って頂きたいものでございます。たんくん様、このたびは投稿ありがとうございました。

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