謝 玉瑛様よりの投稿

 はこの投稿を頂戴した時、ワタクシ、いささか動揺致しました。動揺した理由の一つは「謝玉瑛」様という差出人のお名前でございまして、コレはひょっとして本名?だとしたら中国の方か?それにしてはやけに日本語が達者で…??というわけで恥を忍んでメールでお尋ね致しました。この「謝玉瑛」というお名前は立派なHNでございます。中国読みすると非常にキレイな名前らしいのですが、ワタクシはとりあえず、シャ ギョクエイさんとお読みするしかないのですが…。

 わたくしは数年前から夫の戒名を決めております。

ぼんのくぼ院すけぷりのかみおっとっと大王居士

 来はもちろんございます。わが夫のぼんのくぼはわたくしの鼻によると一番夫くさ いのでそれをトップに持ってきて「院」をつける。“すけぷり”はかつての夫の通称 「しみげ」→「しみすけ」→「すけ」→「すけぷり」という音便形(・・・何でそーなる のかは訊かないでくださいましね)、“かみ”は権威付け。持ち上げるところは持ち上 げるのが良妻というものでございます。“おっとっと”は夫を「おっと」と呼ぶわた くしのこれまた音便形と申せましょう。大王は言うまでもございませんね。居士は戒 名なら当然であります。「院」に「居士」ですから、これは最高級の戒名でございます。 お寺に頼めば50万はふんだくられましょう。

 たくしより先に夫が他界しやがった暁には、夫のモノ(とーぜん生前に一服盛って 石膏型を取るつもりでおります)をリアルにかたどった神々しい位牌に古来から高貴を 表す色ムラサキをぬり、きらびやかな金文字(勘亭流が望ましい)でこの戒名を書く。 先立つ不幸の腹いせに大きさは実物の0.7倍とし、位牌のそばに「実物大」と書いた札を 立てる。それだけだとサビシイので仏壇にミラーボールと照明設備を設置する。で、朝な夕なにおまいりしてやろうと、かように考えているのでございます。
あ、申すまでもございませんが、卒塔婆にもちゃーんと書いていただきますよ、この 戒名。読経のときも僧正さんに朗々と読み上げていただく。

 ・・・?夫の反応ですか?ええ、もう諦めておりますとも。いやならワシより長生きせ い!とハッパをかける昨今でございますです。良妻のカガミ?

 の投稿を頂いてワタクシが動揺した理由はもう一つございます。何せムッチーなワタクシ、実は「ぼんのくぼ」という言葉を知らなかったのでございます。調べてみたところではどうも「後頭部の下にあるクボミ」の部位を指す言葉らしいのですが、恥を忍んでこちらも謝様にメールで確認したのでございます。ああ恥ずかしい。

 「ぼんのくぼ」とは確かに後頭部の真下のクボんでいるところのことだそうでございまして、西遊記には観音様が孫悟空の「ぼんのくぼ」に柳の葉を植えるという記述もあるそうで…いやいや、恐れ入りました。謝様は御自身も認める「中国フェチ」の方だそうでございまして、どうやら、そのフェチ志向がHNにも強く投影されているようでございます。

 かし投稿内容は中国フェチどころか、別のフェチが濃厚に感じられる内容でございます。特に御主人様の「モノの石膏型をとる」といったあたりの記述…もうワタクシ、湿った石膏をペタリとソコに塗られる冷たい感触を想像し、悲鳴をあげないでいるのがやっとでございます。実は投稿の原文にはその石膏像に関してもう少し詳細な描写もあったのですが、ワタクシはここでも動揺しつつ、その部分はカットさせて頂き、「ソフトコア・バージョン」で掲載に至ったというわけで…はぁはぁ。謝玉瑛様、このたびは投稿ありがとうございました。

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