さんたろう様よりの投稿2

 回のさんたろう様の投稿にはやや特殊な事情がございます。実はさんたろう様のPCにウィルス対策を施したらトホ妻帝国の掲示板に書き込みができなくなってしまったのでございます。というわけで、今回さんたろう様はチュウ太郎様の投稿に対する、自らの燃える叫びを掲示板に書けない代わりに投稿として送ってきて下さったというわけなのでございまして…。

 ちの母親も「とりあえず一回は嫁にいってみたら」という感じでした。


 
が30を過ぎてようやく嫁ぐことになったら、急に力が入り、「まぁ帰ってきてもいいし」と言ってたことなんかなかったかのように行動しました。
 家具を買いにいきゃあ、私がいなくなってからの部屋用にとカーテンやカーペットとかをあれこれ調達し、嫁に行くまであと1ヶ月以上あるというのに「粗大ゴミの日やから」といって私のベッドを捨て(確かにボロボロのベッドでしたが。おかげで1ヶ月絨毯に布団ひいて寝た)着物を買いにいきゃあ自分の留袖を新調し。。。。と、「これから楽しい私の時間」といわんばかりに、あれこれ楽しんで買い物などしていらっしゃいました。

 
 
して、追い出されるように結婚し、新婚旅行から帰ってきてお土産を届けに実家に行くとダンボール箱3箱が、私を待っていました。
「これな、あんたの昔の写真とか卒業証書とかやねん。あんた置いていったやろ。せやけど、うちも置くとこないしな。どうする? 持ってく? 捨てる?」
 捨てるってあんた。。。自分が生んだ娘の写真を懐かしく思い出して見直すことは一生ないと言い切るんかいっ!! あぁそうかいっ!!


 
のときは、「頼むから置いといてくれ」と伏してお願いしましたが、もう捨てられてるかもしれません。。。。
 そして今、私に帰る家はありません。私の部屋は、今や、父親のオーディオルームと化し、でかいテレビとビデオと、その前にゆったりした肘掛椅子がセットされています。
椅子はリクライニングつきで、その脇には、常にタオルケットが畳まれており、うとうとしながら映画を楽しむこともできるようです。

あたしの部屋、返せっ!!!!

 ろいろと考えさせられるお話でございます。ワタクシの思うところでは、全ての親というのは、コドモが結婚して家を出て行ったあと「そのコの部屋はそのままにしておく親」と、「シメタとばかりに自分たちのモノにしてしまう親」とに大別されるようでございます。トホ妻の実家などにまいりますと、彼女が昔使っていた部屋は現在でもかなり良好な状態で保存されているのでございまして、「トホ妻母」は明らかに前者に属するようでございます。

 れに対して「いわんやトホ母」と来た日には…ちなみに、ワタクシの姉が使用していた部屋は現在いわんや両親の寝室と化しております。かつて自分達が寝室としていた部屋にはガラクタを積み上げ、姉の部屋をテレビ・エアコン完備の、何やら居心地のいい部屋にしているのでございます。いやしかし寝室になるならまだいい。かつて「いわんや部屋」だった場所などはもう今や見るカゲもございません。

 道の先生をしているトホ母がコレ幸いと書道関係のあらゆるガラクタをそこに放り込み、今やどこから見ても立派な物置きでございますよ、モノオキ。仮にワタクシが何かの用事で実家に泊まったとしても、もはやそこにはワタクシが身を横たえるスペースすらございません。もはや人間の住める場所ではなくなっているのでございます。こんな横暴が許されていいのか!オレの部屋を返せッ!!…ぜいぜい…ちょっと取り乱してしまいました。さんたろう様、このたびは投稿ありがとうございました。掲示板への復帰もお待ちしております。

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