乃木夕菜様よりの投稿6

 は夕菜様からこの投稿を頂いた時、メールには「今のいわんやさまの状況ですと、これがアップされるのは盛夏の頃――本人も投稿したことすらスッカリ忘れた頃でしょうか?」という一文が添えられていたのでございまして、ようやく修羅場が途切れてアップしたらまさにその予言通りに…あああ…遅くなりまして申し訳ございませぬ。

 『勝負下着』という言葉がありますが(私が若い頃はなかったようですが)アレはどんなモノを差すのでしょうね?


 
“ソノ気アリ”のデートのときに着けていく下着、とまでは想像つくのですが――、
“カレ(もしくはカノジョ)をソノ気にさせる、セクシーなランジェリー”でしょうか?(でも、相手の前で下着姿になった時点で、通常は“ソノ気”ですよねぇ…)それとも単に“他人に見せても恥ずかしくない、新調の下着”なんでしょうか(それじゃ修学旅行とおんなじやん)。

 負下着、という意識があったワケでもありませんが、私、新婚の頃、“キワドい、セクシーな”下着を何枚か、購入いたしました。もちろん、新婚生活をより豊か(?)にするためですね。

 に夫に気に入られたのは、腰のところをヒモで結ぶタイプの、真っ赤なパンティでした。彼は赤が好きなのと、ヒモを解くのが楽しかったらしいです。
(そのヒモの大部分は、私の腹・腰回りの肉に埋もれていたという事実は忘れたいですが。)

 の盛りの、とても蒸し暑い夜が明けた、やはり蒸し暑い朝。ふたりの衣類は、ダラシなく蒲団の横に散らばっておりました。私達は愛猫の鈴の、ちりんちりんと激しく鳴る音で目を覚ましました。
見ると、猫が夢中になって、何かにじゃれついて遊んでいます。
さらによく見ると、彼が遊んでいるのは、小さな赤い布切れ。件の、私の下着です。

 慌てて取り上げたときには既に遅し。下着のヒモは根元から千切れておりました。
こうして、買ったばかりのセクシー下着はお払い箱になりました。

 

 翌日。
猫のトイレには、赤いヒモで数珠繋ぎになったウンコが転がっていました。

 の投稿、オチと致しましては、セクシーな赤いヒモパンのヒモを猫が食ってしまった…というところが肝心なのはもちろんでございますが、ワタクシとしては前段の部分。つまり「勝負下着とは一体どのような意味で“勝負”なのか?」という問題提起にいろいろ考えさせられるものがございます。

 かに、夕菜様が御指摘のように、赤いヒモパンであろうが普通の白パンであろうが、下着姿になった時点ですでに“その気”であると考えるのが妥当なところ。確かに、そこで着ている下着がババシャツであったりすると、相手が“戦意”を喪失するという可能性もございますが…とすれば、すでにある程度勝負の素地が形成された状況で、なお一層相手の“戦意”をカキたてる…といったあたりが“勝負”の本質なのでございましょうか。

 なみに、トホ妻はこういう点においては完全に“勝負”を捨てているとしか思えない女でございまして、箱根に旅行に行った時、ホテルについて最初にしたことがババシャツの洗濯であったのを発見した時は、ワタクシもうホトホト…ま、その点で言えば亭主が会社から帰ると「ズボンなし、ワイシャツ+ムキダシ足+靴下姿」という男の最もミットモない姿を毎日イヤでも見せられているトホ妻も同じ心境でございましょうが…。夕菜様、このたびは投稿ありがとうございました。

 

投稿ファイルINDEXに戻る