写真資料室
伊能測量隊の足跡
1800年(寛政12年)閏4月19日(旧暦)、朝五つ前、55歳の伊能忠敬
は3人の内弟子と2人の下僕を連れて深川の自宅を出発し、富岡八幡宮に参拝し
てから測量に出発した。これが四千万歩に及ぶ伊能忠敬の測量の旅の第一歩であ
る。伊能測量隊はこの第一次測量ののち、第十次測量まで、実に17年に及ぶ年
月をかけて日本全国の海岸線を歩き回り、日本初の実測日本地図を作製したので
あった。現在、全国各地に伊能測量の足跡を記念した記念碑が数多く建てられて
いる。
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渡辺一郎著「伊能忠敬の地図を読む」河出書房新社より