天地無用 in Love2 先行オールナイトイベント in 新宿東急

1999/04/10 22:00-
天地無用オールナイトイベント 
代々木アニメーション学園プレゼンツ
新宿東急が満席で、立ち見もあり。私の席はH列31番で一番端でした。
声優及び監督トークショウについて、レポ取ってます。

司会進行:ゆげやすのり
○プログラム
・トークコーナー
・文化放送 「愛と由美のあぁ新天地」のゲスト
・in Love2本編上映
・天地無用inLove上映
・ねぎし監督、真木プロデューサーのトーク
・TVシリーズの監督セレクション 1,5,24,25,26 16mmフィルムにて

菊池正美(天地役)
折笠愛(魎呼役)
高田由美(阿重霞役)
ねぎしひろし監督、真木プロデューサー

○挨拶○
菊池:  (客席から「愛してるよー」)このパターンで何年来ているのでしょうか。
 天地も何年もやってまして、皆様に会えるのが楽しみです。
 雨降っちゃいましたが、天地のこういうのはいつも雨でして。雨女(折笠の方を見る)がいるんですかね。
 朝には止んでいるといいのですが。皆さん、朝まででしょうか?「もちろん」
 天地はこんな人に支えられてきました。
折笠: 雨女の折笠愛です。本当に今日はこんなにたくさんお集まりいただきまして、立ち見の方もいらして、大変だなと思いますが、頑張るように。
 皆さんに約束していただきたいんですが 万が一隣の人が寝ていたら、ほっぺたを思いっきりギュッとやって起こしてください。
高田: 高田です。サービスターイム「むぎゅ」
 今回の天地は、すごくかっこよくて惚れぼれするくらい立派な男性になっています。
 そして、私が大好きな むっふんのシーンも、皆様に満足いただける、素敵なラブシーンになっていますんで、私もこんなラブシーンをやりたいなと思うシーンに仕上がっています。
監督: こんなに入っているとは思いませんでした。TVシリーズは94年ですか。こんなに長いことやるとは思っても見ませんでした。
 今回の作品は、自分自身を納得させるものになっています。こういう天地もあってもいいかなぁというところになっています。最後まで見ていってください。

○フォトセッション○
「お約束」 カメラ・録音は行わないで下さい。
「菊池さんかっこいいー」 黄色い声が男性から(笑)
「ねぎしさん 鼻の下伸ばさないでねー」

○トークコーナー 声優編○
司会: 始まってずいぶんになりますよね
ねぎし: 6,7年ですか。劇場用も何本かになりまして。
司会: こういう作品ができると聞いて率直にどう?
菊池: 「新天地in TV」が終わってからずいぶん経ちまして、「もうないのかな?」と思っていた頃に、1年くらい経ってやることになりました。ボクは久しぶりにやりましたので、リハビリが必要でした。
 前は地の声で普通にやっていたつもりが、「あれ、違うな」という感じだったので、これはボクが成長したのかな?
 新鮮な気持ちでのぞむことができました。
折笠: このまま inLove2がないのかな?と思っていたのですが、私達ラジオをやってますので、あるだろうなと楽しみに待ってました。
高田: ずっと引っ張られてましたので、ちゃんと作っていただいた真木さんに感謝をしたいと思います。

司会: 菊池さん、成長したということですが、19歳の天地がでてきてびっくりしましたが、演じられる上で苦労した点とかありますか?
菊池: 大人に成長して、2,3歳しか違わないのに、顔つきを見ると大人の顔つきになって、包容力があるように見えますが、どうやろうかと思いました。
 やっぱり天地なので、画面を見ながら、動いている天地にシンクロして、声は変わらないんですが、気持ち的に、2,3歳上がればそれにフィットしてくるかなと思いまして、自分なりに、見たままこのまま行こうと思いました。
 試写みたんですが、それなりに出来てるかと思いましたので、見られた方はそれなりに納得してくれるかと思います。
高田: 2,3歳しか変わらないんですが、仕草、態度で、すごく大人になっているなという感じがしました。
 私たちは他のバージョンで子供の頃から知っているので、本当に大人になったんだなという感じがしました。
折笠: 惚れ直しました。
菊池: ありがとうございます。あ、天地にですね(笑)

司会: (女性陣の)対応の仕方が変わってきてると思いますが?
折笠: 最強の敵でしたね。今までいた、砂沙美ちゃんとか美吉ちゃんとか、そういうのとは時点が違って、最大な敵でしたね。
高田: 普段出てこないような気持ちや言葉が出てきたりしまして
折笠: 魎呼と阿重霞が二人だけでしゃべるシーンがたくさんあって、これが新鮮じゃないかなあと思います。

司会: 6年もやっていると分身じゃないかなと思うのですが。
菊池: 毎日のように会ってますから。
折笠: この中にもたくさん来ていただいた方もいらっしゃるのじゃないかと
高田: 初期のイベントに来た方もいらっしゃるのでは。少なかったんですよ。立ち見で来て下さるなんて素晴らしいですよね。立ち見の方、大丈夫ですか?

司会: アフレコはかなり前に録られました?
菊池: 10月くらいでいたね
司会: 何かエピソードは?
折笠: inLoveの時には、一人1ロール、次に別の人が1ロールという形で、調節などできるように録ったんですが、今回はやっぱり一緒に録りたかったので、そうお願いをして録ったんですよ。それで、相手の声を聞きながらなどできたので、いいものができたと思います。

==ここで、文化放送からの応援が到着しました。水野愛日と、ズッキーニ飯塚さんです==
「こんばんは水野愛日です」「文化放送アナウンサーの飯塚です」
水野: 私も実はセクシーが売りなんです。
 右にむぎゅ、左にむぎゅ、前にチラッ
折笠: こんなこともできるのは、やはりオールナイトですね。
司会: 本来の目的を忘れないように
飯塚: 本来の目的、文化放送一のお色気番組またはお下劣番組として有名なのですが、聴取率も一位なんですね。
 今日はタイトルコールを皆さんにご協力いただいて生タイトルコールを録って、明日の放送で(いつかわからない)全国に流します。

「愛と由美の」「あ、あ、あぁぁ〜ん」の声をお願いします。男性の方も。ここで声が出せれば 歌舞伎町でスカウトされるです(笑)
・客席のノリが悪いので、 見本を見せろとの希望
 折笠版、高田版、菊池版の要求。
菊池: 僕はそういうキャラクタじゃないんですが。。。
水野: 愛日もやる〜
飯塚: 愛日ちゃんも大人になりましたね
 文化放送からもう一つ。アンケートにご協力下さい。番組の中で採用します。

○最後、見所など含めてご挨拶○
菊池: 見所って、今回は本当にしっとりした、天地無用なんですが、阿重霞、魎呼、もう一人のハルナ、の三人がバトルやるわけではないんですが、対決をするんです。
 そのクライマックスに向かったときの天地の顔が、試写で見たんですが、本当にいい顔してるんですよ。
 この男性諸氏には、天地の葛藤をじっくりと堪能していただければと思います。今回はそれぞれ(のキャラに)葛藤がありますので女性の方にも感動していただけると思います。
 次回は、彼女とは言いません。お母さんでいいです。近所の女の人でもいいです。連れてきていただけると、「いい映画だ」と言ってもらえると思います。

折笠: 本当はここで全部ストーリーをぶちまけたいところなんですが、まだ(皆さんは)見てないのでやめておきます。
 でも、一つだけ。メロンパンを食べたくなると思います。
 6年間ということで、ここで一度ピリオドを打つことになります。ですが、一つピリオドをつけるということは、一つ始まるということです。それを楽しみにしております。
高田: 雨が降ろうが雪が降ろうが、イベントに来てくださる人たちのおかげでここまでになった作品だと思います。私自身も楽しみにしていた作品です。
 ここでピリオドを打ちますが、皆さんと出会って非常に思い出深い作品でした。皆様の感想をラジオに送ってくださると嬉しいです。本当に、よろしくお願いします。

○本編前のインフォメーション
・本日会場での前売りチケット購入者にプレゼント
  ペア: ポスター(ポスター付き)チケットの時のと同じ、シリアルNo.1-50 or LDBOXに入っているものの折れ目無し100枚
  1枚: マスコミプレス宣伝用の写真(ハルカ&天地 or 魎呼&阿重霞&天地)30枚ずつ
・公開劇場でのイベント
 4/24 シネマミラノにて初日舞台挨拶:菊池/折笠/高田/水谷/小林/天野/横山/小桜
 4/25 セル画プレゼント500名
 4/29 舞台挨拶: 折笠/井上喜久子&ポストカードプレゼント
 5/1 セル画500枚
 5/2 舞台挨拶: 菊池/高田&ポストカード1000枚
 5/3 ポストカード
 5/5 ポストカード

#「金ねえよ」と馬鹿なかけ声がかかる。

○「天地無用 in Love2」,「天地無用inLove」上映○
02:30-

○トークショウトーク第2部○
監督/ねぎしひろし&プロデューサー/真木太郎
司会: まずご挨拶をお願いします。
真木: こんばんは。雨の中夜遅くまでお疲れさまでした。開始の時間を把握してなくてうちで寝てました。
監督: 2,1と続けてよくつきあってくださってありがとうございました。 いろんなことがあったなぁと、エンディングクレジット見ているといろんなことがあったなぁと、苦労したなと恨みつらみが思い出されて退場してしまいました。

○司会入ってのトーク
・1、2話でキャラクタの違いがありましたが
監督: キャラクタの表情を細かく表現してみようと。腹の底から出てくる表情を感情を出してある。髪のハイライトも阿重霞だけ、鼻の穴も描いてある。そのあたりこだわってみました 。
・企画の始まりについて
真木: ビデオがあって、テレビがあって、映画もあって、真夏のイブという角川版も間(あいだ)にあって。2は、「真夏のイブ」と同時でした。1が終わって二本同時にやってました。
監督: ロスでファイナルダビングしてたら、真木さんが肩をたたいて、「映画はいいだろー、またロス来たいだろー」っていうんですよ。で、やっぱり映画を作る環境がと思いましてね。
 こういう人に着いて来た以上は、こういう人を信じてやっていくしかないかなと。
 でもプロデューサはその後の仕事が山積みでしてね。あぁ大変だなぁと思いました。
・パンツ事件というのを伺いたいのですが
監督: 愚痴言いに行ったらトランクス一丁だった。
真木: でも言葉だけが一人歩きしていて、先日なんかあかほりと酒飲んでたら、聞かれたんだよ。角川への愚痴だよね。

・パラレルワールドの背景がリアルに描き込んであるが、モデルは?
監督: 台東区の根岸です。1の時には浅草寺でしたが、あの辺りが好きで、学生時代から使ってみたくて、そのままの場所を使ってしまいました。
 で、どうして使ったかというと、ハルナの心の中の世界だから、ビル街じゃないんですよ。根岸の辺りは戦災を逃れて古い町並みがあって、でも道一本隔てるとビル街がある。そういう町なんです。
 この世界を守っていきたい、という思いがその世界を守っている、ハルナも同じなんですよ。だから、ハルナの心の中の世界として使ってみました。
 写真資料を元にしましたし、実家の川越の城下町を参考にしたりしています。

・プロデューサーの立場でこだわったところは?
真木: ここまでやっていいのか?という部分が、ある種一線を越えていますので、僕の判断で「越えちゃおう」と回りの反対を押し切ってやりました。
司会: 具体的には?
監督: 天地というのは、永遠の17歳という中での作品だと思っているんですが、架空とはいえ天地の19歳という姿を見せてしまいましたから、この後の行く末を見せてしまうんですよ。
 そうすると商品としてやっぱりまずいところがあるので、これはあくまでも、僕自身としての、一つの解釈だと思って見てくれれば。
 これは天地じゃないと思う人がいるかと思いますし、私もそうなんですけど。
 1でやり残したところが、2だと思って頂ければ。

・阿重霞と魎呼の二人のバランス、恋の行方について
真木: 役者としてはあーかなとは思いますけど、個人的な好き嫌いですね。好き好きか
監督: テレビシリーズのテイストに合わせているところがあって、阿重霞は「ローマの休日」なんですよ。王女という立場を一時的に抜けてきているだけで、最終的には帰らなければならない。
 魎呼は、心だけはいつでも追いついていたい ということなので。一歩先にいる、近い位置にいるかな。と

・二人の好きなキャラクタは?
真木: 質問が気持ち悪いよね。やっぱりそれは魎呼ですよね。ビデオでもテレビでもそうですけど、いろんなことをやらせやすい。
監督: 僕趣味変わってますからね、美星と清音が好きなんですよ。天然ボケの美星と、ひっかき回されている清音。あとは阿重霞ですね

・思いに引き続き、製作中の楽しかったことは?
監督: 苦労ばっかだったんで困っちゃうんですけど、細かい所を、例えばパラレルワールドでの朝ご飯のシーンで「朝から焼魚出すか?納豆出すか? 天地は岡山生まれだぞ 入れるなら葱でしょ?」という感じで延々やってまして。
 それで半年延びたわけじゃないけど、椿切るときの'パチ'か'バチ'とかそういう音にもこだわってみました。あんまり効果なかったかもしれませんけど。
真木: やっちゃいけないことやるんでシナリオも難航したし絵コンテ難航したし。ねぎしも自分はギャグ畑なのでシリアスはできないんだと言われて。今頃言われても困ると。
 ある時飲み屋で できるようになった理由を聞いてね。
 彼女ができたから。といわれて、(天地が)できるまでふられなきゃいいなと
監督: そりゃないよねーそれ言っちゃうなんて。
 閉鎖空間の中の閉鎖物語なので、見ている人が飽きないかなぁと思ったんですが、他の作品を見ていて、こういうテイストを好む人もいるので、ふと開き直ってやってみたりして。
 自分でやってみて、こんなもかなと、結構実体験入ってます。

・この後に監督セレクションとして1,6,24,25,26話の上映なんですが、なぜこの話数を?
監督: 奇しくもみんな春スタートなので、シリーズの頭と終わりというテイストなので。
6話はもろ日常なんですよ。映画のもそこから撮っててワンパターンなので。
24-26は、魎呼が一度死んでいてそれが復活して再会しているという。それを意図的に同じシーンを繰り返し登場させているんですよ。
それは、忘れないで欲しい、と いうことなんです。血の継承ということで。だから記憶をたどって思い出してほしい。

・今後のお仕事は?
真木: 景気悪くてあんまりないんですよ。
(第三期! のかけ声) AICの社長が来てましたけど、相談しますよ。
 天地以外は、ねぎしとやってます「菜々子解体診書」これがもうお勧めです。
ねぎし: もう思い切り爆乳が揺れてますから。こう、暗いものやフラストレーションがたまっているのでその解消のためにやりました。
 是非とも買ってください全6巻。間に合うんですかね? 6月からなんですけど。
(イベントにも間に合う? の声) イベントにも間に合います。
#注: AX主催で5月末〜6月にかけて上映会あり。

・最後に
真木: 長いことありがとうございました。1も久しぶりに見れていいなと思って、2があって、テレビシリーズのダイジェストありますが、やっぱり繋がっていることを意識して欲しいなと。繋がっているから3までできたなと。
 足掛け8年になりますか。作品を作ったスタッフに感謝します。
監督: テレビシリーズから受けて5年もやらしてもらいまして。こんなに1つのシリーズにかかわったのは初めてでいつもやりたいことが残っちゃうんですけど、
ご祝儀というか、好きにやっていいよと言われまして。脚本が1年以上かかってしまったんですけど、
スタッフには僕の教え子が全部はいっているんですよ。
ファンの方々、ここまで応援して頂きまして誠にありがとうございました。

司会: TV東京17日深夜に1(inLove)、23日には11,12,13,26話が放送されます。今日のイベントの模様も、文化放送の「あぁ新天地」でも放送されます。ゲストに喜久子さん(4/18)、小林優子さん(4/25)、ねぎし監督(5/2)が出演されますし、サインの当たるクイズコーナーもありますので、ぜひ聞いてください。
==0300
終演: 05:10
外は雨。


Maci: makoto-s@tt.rim.or.jp