P-4形/P-5形タイプ古典電車(1/150 Nゲージ金属キット)
◆ プロトタイプについて
新京阪鉄道-阪急P4 P5と称されていた、ダブルルーフの電車群です。
新京阪鉄道が天神橋駅と淡路駅間を開業するにあたり、1925年より製造開始されました。
最初に9〜13の5両が製造され、部内ではP-4形と呼ばれました。
1926年に14〜18の5両が増備され、これらはP-5形とされました。
車体の一部に差異が見られますが基本的には同一です。
さらに1927年に19〜28が、1929年には、制御車として51〜56が増備され、全車が揃いました。
同じ頃、9・10が29・30に改番されました。
1929年、鉄道省からの通達により形式呼称を付ける様に指示されたため、公式にはデロ10形・フロ50形となりましたが、部内では引き続きP-4・P-5と呼ばれ、デロの呼称は外部で親しまれる事になりました。
1928年には1500Vに昇圧され、集電装置がパンタグラフ化されるとともに主制御器等の給電用に電動発電機が設置されました。
1932年頃からは、車体の両側または片側に貫通扉を取り付ける工事が開始され、晩年に見られた姿となります。
その後、一部は能勢電気軌道に譲渡されましたが、阪急線からは、1963年に廃車されて姿を消しました。
キット概要
入手性を考慮して、動力ユニットは以下の物に合わせてあります。
その為、全長をデフォルメした設計としてある為、タイプとして製品化致します。
鉄道コレクションNゲージ動力ユニットTM-21<14m級A>
基本的に、戦後1500Vに昇圧され、集電装置がパンタグラフ化された後の姿を再現します。
貫通、非貫通の別、また細部の形状に至ってはバリエーションが多数存在し、特定番機を対象とはしておりません。
数種類の代表的な形態をプロトタイプとし、商品化します。
また、小改造によって、能勢電移籍後の姿を再現する事も可能です。
特徴あるダブルルーフは、ホワイトメタル製一体部品としました。
真鍮エッチング製ボディーを組み合わせる構成で、細密に表現します。
ライト類、幌枠、端梁、床下機器等の部品は、ホワイトメタル製部品で、全て付属します。
ハンダ付け、ないしは接着剤で組立て可能です。
パンタグラフは付属しません。他社製品をご利用ください。
商品構成
Aタイプ P4梅鉢製 両貫通
対象車両 15号:弓形イコライザタイプ台車 17号:ブリルタイプ台車
予定価格 \6,500(税別)
Bタイプ P5梅鉢製 片貫通
対象車輌 22号/24号:弓形イコライザタイプ台車 23号:ブリルタイプ台車
予定価格 \6,500(税別)
Cタイプ P5汽車会社製 両貫通
対象車輌 15号:弓形イコライザタイプ台車 17号:ブリルタイプ台車
予定価格 \6,500(税別)
Dタイプ P5汽車会社製 片貫通
対象車輌 14号/16号/18号 弓形イコライザタイプ台車
予定価格 \6,500(税別)
Eタイプ P5T田中製制御車 両貫通
対象車輌 51号/56号:ブリルタイプ台車
予定価格 \6,500(税別)
Fタイプ P5T田中製制御車 両貫通片運
対象車輌 53号:ブリルタイプ台車
予定価格 \6,500(税別)
以下、P4梅鉢製 両貫通タイプの組立サンプルとなります。
以下、P5汽車会社製 片貫通タイプの組立サンプルとなります。
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