曼殊院

曼殊院はもと伝教大師の草創に始まり、比叡山西塔北谷にあって
東尾坊と称した。天暦元年(947)当院の住持、是算国師は菅原氏の
出であったので北野神社が造営されるや、勅命により別当職に
補せられ、以後歴代、明治の初めまで、これを兼務した。
また、天仁年間(1108〜9)学僧、忠尋座主が当院の住職であった時
東尾坊を改めて曼殊院と称した。現在の地に移ったのは明暦2年
(1656)で桂宮智仁親王の御次男良尚法親王のときである。




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