向源寺

奈良時代から平安時代前期にかけて造られた
数多くの十一面観音立像の中でもっとも
優美な観音像のひとつとして知られている。
伸びやかで張りのある体に髪の毛や衣が
流れるようにかかっている。
腰をややひねった姿の,えもいわれぬ美しさは
平安時代の密教文化の精華とされる。
十一面観音の頭上に10ないし11の小面をもった
変化観音で,観音が姿を変えてさまざまな人々を
救うことを象徴している。
台座まで含めて檜の一本造だが,
頭上の小面には別材を使用している。

交通:JR北陸本線河毛駅から徒歩約10分

正門

本堂




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