17日は、「The Matrix」のDVD-Videoが発売されたので、買ってきて観た。
ここ最近SF系は大まかなストーリーは出つくした感があり、「The Matrix」もその例外ではなかった。曰く「コンピュータが人類を支配したんで、それを奪回せにゃぁね」ってヤツだ。「ロボコップ」なんかと同じだ。っていうか、「メガゾーン23」っていう、昔のオリジナルビデオアニメ(OVA)の方がもっと近いし、とにかく似たような映画や小説は腐るほどある。ルーディー・ラッカーとかのサイバーパンクなSF小説も、だいたい同じ内容だし。
そんな中で「The Matrix」が新しいのは、「ドラゴンボール」を実写でやった所だ。「ドラゴンボール」でも「魁!男塾」でも「北斗の拳」でも何でも良いんだが、出てくる敵は必ず前回の敵より強いため、強さのインフレ化が進み最後の方の敵はトンデモナイ能力の持ち主だったりするが、そのトンデモナイ能力を実写で表現してるワケだ。観てて笑うよ、ホント。
で、「The Matrix」の世界はヴァーチャルリアリティなので、考え方次第でそのトンデモナイ能力を使えると。解る人にだけ解る書き方をすると、「ウルティマ オンライン」でCHEATして、チョー強いキャラクタ作るようなもんだ。
たしかに、今、こうして自分が存在する世界がリアルであるという証拠は無い。夢なのかもしれないし、「The Matrix」のようにコンピュータが作り出した脳波信号なのかもしれないし、「メガゾーン23」のように作り物の東京23区かもしれないのだ。
また、将来パソコンの性能がチョースゲー事になって、「ウルティマ・オンライン」もスゲー事になったらどうなるのだろうか? 既にリアルな生活よりも「ウルティマ・オンライン」の世界での生活が1日の多くを占める廃人も存在するという噂だし(睡眠時間は除く)、そうなると、どちらの生活がリアルなんだか…。
特にSFに言える事だけど、どうせ中途半端なくせに「考証」なんてするから閉塞感がある。説明すると、「ここはこーなれば楽しいのに」ってのを「いや、それは物理法則から考えて変なので」とかウンチクたれがシャシャリ出てきて、話をツマラナーくしちゃう感じだ。
1960〜70年頃のTVシリーズのSFはこれが無いから安心して楽しめる。SFじゃなくても、例えば「よろしくメカドック」みたいな車モノや「アストロ球団」みたいに野球でもいいぞ。
あと、ツマラナーくしてるのが「倫理」ね。店に「ウルトラマンセブン」のDVD-Videoが売ってたけど、(当然だが)第12話は欠けてるし、もし「怪奇大作戦」が出たならその第24話も同じ運命だろう。「ウルトラセブン」の12話は別に特別面白いワケじゃないが、「怪奇大作戦」の24話は名作なのになぁー(ビデオが劣化する前にキャプチャしてデジタル化しようかな)。
別にアンダーヘアとかは見えなくていいから、狂人は見たいんだよね。ちなみにゴダールの映画の「Pierrot le Fou」は「気狂いピエロ」になってたな。「キチガイピエロ」の方がスマートなのに(でも、何か猟奇映画っぽくなるな…)。(ちなみに狂人が出てくる映画じゃなかった気がする) Y.M.O的には「MAD PIERROT」。
「LA FEMME CHINOISE」はそのままフレンチ語なのに、何で「MAD PIERROT」は「PIERROT LE FOU」じゃないんだろうかねぇ? って、調べたら原題に「FEMME」は無いみたいだなぁ。
まぁ、「東風」の原題は「Vent d'est」らしいんで、「LA FEMME CHINOISE」がヒネってないだけか。っていうか、高橋幸宏ってフレンチ大好きだからな。たぶん。
ちなみに、趣味じゃないのでゴダールの映画は観たこと無いです。
まぁ、とにかく、「The Matrix」は「この世界はヴァーチャルなんで物理法則なんて関係無いもんね」っちゅー事で、1960〜70年的安心して観れる作りになってるワケですよ。機械がやたら大げさな所も良い。
(ただ、ウチのカミサンは冒頭部分を観たら悲鳴をあげるだろう(ヒント:カミサンはヘソが弱点))
ウチのカミサンの、TVや映画への感情移入度は超人的である。「アポロ13」では、真夏だと言うのに身体は冷たくなって鳥肌立ってるし息苦しくなるし(息苦しくなるのは、船が沈んだり海底都市が崩壊するような映画でも同じ)、主人公が銃で撃たれたりナイフで刺されれば痛がるし、ヘタすると痣っぽくなったりする。キワメツケは、超能力のTV番組見てて超能力を発揮しちゃったりする所だ。
具体的には、スプーン曲げ観てて自分の指輪曲げちゃった。後で元に戻せなくて後悔していたのが笑う(硬いから、何か器具使わないととてもじゃないが直せないし、当然曲げるのだってよほど怪力じゃないとムリ)。
DVD-VideoとPlayStation2のビミョーな関係。
PlayStation2のDVD-Videoプレイヤー起動時にSELECT+○+L1同時押下とか方向キー押下とかで、リージョンフリーになる裏技が見つかったが、これを受けてハリウッドがSONYを訴えるそうだ。
つまり、ハリウッド映画はまず米国で公開されてそののちDVD化されるんだけど、タイミング的に米国でDVDが発売された時点は米国外は映画館で上映されている時期である。んで、そーなるとだれも映画館に来ないじゃねーかって事らしい。そーならないためのリージョンコードなのにリージョンフリーになっちゃぁねぇ。
日本人は英語スキル低いからそうでもない気がするんだけど、DVD系BBS読むと結構多くの人がリージョンコード1(つまり米国)のDVD輸入して楽しんでるだよね。あと、アニメね。米国で発売されているジャパニメーションなDVDって日本語も入ってるらしいからねぇ。アニメって言えばアニメのDVDはやたら高いんだけど、これがまた、アジア某国には3〜4話入りDVD4巻とかをまとめて1本にして、しかも格安で売る業者が居たりしてうはー。
自分は英語は知らんし(字幕で英語のセリフがかなり簡略されてるなぁって、たまに気付くくらい)、アニメも沢山見るほうじゃないから無関係だなぁ。
って事で、この夏、秋葉には、PlayStation2のDVDプレイヤーVer1.0入りメモリーカードを売る業者が現れるに違いない。その前にメモリカード入手じたいが困難だが。