もう終わったかと思われた「東芝ビデオ画質クレーム」問題ですが、今朝電車の吊広告みたら「彼は名うてのクレーマーだった!」みたいな記事を載せる週刊誌が出るようだ。他にネタ探せよ。旬は過ぎてるぞ。

しかし、伊丹十三が生きていれば「クレーマークレーマー」とか映画作ってくれそうなのに、惜しい人を亡くしたものよ(笑)。


「クレーマー」と呼ぶかは知らないが、そういう人達を相手にする部署がある会社ってのはある。「渉外課」とかいって。もちろん、これは「プロのクレーマー」を相手にする所で“彼”がプロだったかどうかは知らないけど、プロ相手の対応なら“ヤクザな対応”するのはある意味あたりまえ。「プロ」はヤクザなんだもの。(もちろん、そうでない「渉外課」もある。また、ヤクザは頭が良いから今回の「渉外課」のような不利になるような事は絶対しない)

ヤクザのシノギの一つに「いちゃもん系」があるんだけど、「クレーマー」はそこに分類される。

クダンの件は場所が九州方面だったが、「新ヤクザという生き方」という本で関東・九州のヤクザの違いみたいな事に関する記述があり、それを根拠に想像すると「渉外課」と「プロ」は異なる組のヤクザ同士の交渉であり、イニシアチブを取ったもん勝ちの構図が伺える。つまり、“彼”のWEBページで公開されている「渉外課」の対応は、イニシアチブを取る行為として納得がいく(威勢が良い方が勝ち的な感じ)。

ちなみに、関東ヤクザと九州ヤクザの違いが何かというと、超簡略化すると関東型は知能犯で九州型は素直って事のようだ。つまり上記のような場合、関東型だと「渉外課」と「プロ」は同じ組か、異なる組でも事前に交渉済みであり、結果的に企業から金を巻き上げるならスマートに行こうという方式っぽい。九州型は勝った方のみ金を巻き上げられるわけであり、「渉外課」と「プロ」での激しい競り合いがあるかもしれない。スマートには行かない、と。

まぁ、「新ヤクザという生き方」という本の内容はやや古い感じだったので、現在がどうなのか不明。(“新”と付いてる割には)


例の週刊誌を読んだわけじゃないので不明だが、“彼”が「名うて」とされた理由は何だろう?

“彼”の行為(WEBでの発表の事では無い)は、日本人以外は当たり前に行う行為じゃないだろうか?(特にアメリカ人がって言うイメージが自分にはある) 日本人には泣き寝入りの美学があるのだ。外国人には理解できまい(笑)。それを日本人がやったら、「名うて」と認定される気がする。

あと、電話内容の録音という行為だが、これは中村正三郎氏のページの読者なら、これまた当たり前に行う行為のような気がする(ちなみに、この件を知ったのは氏のページである)。“彼”がこのページの読者かどうかは知らないが。

 

以前にTV番組や新聞雑誌の報道を100%は信用してはイケナイ事を書いたが、企業も同程度に信用してはイケナイのである。己の判断以外は、己が判断する為の判断材料に留めておくべきだ。それが信頼できる人物の発言であっても。


昨夜のTV番組「ここが変だよ日本人」。自分は見るに耐えなかったので所々を数十秒ほど見たに過ぎないのだが、今朝になってWEB上のBBSで番組内容に関するアーティクルを読んだ所気になった事がある。

BBSで読んだ内容をさらに簡略化しているので間違っている危険性が高いのだが、彼女らの言い分はこうである。

「こんな格好していても娼婦じゃないのョ」

娼婦のファッションを身に付けるという事は、娼婦の記号を身に付けたという事である。彼女達は「外見で判断するな」と言うが、外見で判断する為の記号を身に纏っている以上、それは避けられないのである。イヤなら記号を外せば良い。

被差別者の記号を纏い、被差別者の苦痛を体験するという行為がある(主に黒人の記号を纏う行為)。それを行う彼ら彼女らは本気だろうが、自分に言わせりゃかなりオナニー。が、昨夜の彼女らはそれですらない。な気がする。

 

中身が無い。クリーム無しのシュークリームだ。思想のドーナツ現象とも言える。


ただ、最近は記号が無くなってきているのも事実。男の記号、女の記号、金持ちの記号、貧乏の記号、不良の記号…。

社会進出を図る女性にパンツルックが多いのは、男の記号を纏う行為とも言えたが、現在では、どちらかというと女の記号を捨てる行為のように思う(パンツルックは女性のファッションとして十分に定着しているので)。普段パンツルックのみの女性が、女性としての勝負に出る時はスカートをはく事が多い所から、スカートには女の記号という機能は残されているようだ。では、男の記号は濃い体毛か? これとて、今年辺りからはお手入れする気運が高まっており、男の記号は消滅しようとしている。

金持ち/貧乏の記号は「総中流意識」で消えていった。男女の記号は「総中性意識」で消えていくのではないだろうか?

不良の記号は、特に男の不良の記号はファッション的にダサいため消えていった。結果、男でも女の不良の記号を纏うようになっていく。もともと女の不良記号とサーファーの記号が似ていたという事も関係があるだろう。この辺りが適度にブレンドされたための昨今の日焼けブーム。黒人の記号じゃないよね。

一方、新たな記号も生まれている。ルーズソックスは「女子高生の記号」。元々娼婦の記号だったものは「コギャルの記号」だ。

 

記号が無くなったり、意味が変わると困る。江戸時代、何度も犯罪を繰り返す者には、額に“悪”の字を刺青されたそうだ。“肉”ならキン肉マンだな(笑)。と、このように記号による判断で危うき人物には近寄らないようにして自己防衛するのである。または、娼婦の記号のように広告的役割があったりね。

どう? 困るでしょ?


上記を書いていて思ったんだけど、よくフェミニストが槍玉にあげる「女の腐ったような」って表現の「腐る」。これって「腐敗」じゃなくて「クサる=タチの悪いイジケ(しかもネチネチ)」だよね?

たしかに、そんなんに「女の」も「男の」も無いよなぁ。よっぽど「男のクサったの」方がタチ悪いし、最近「クサった女」って見聞きしないぞ。対して「クサる」男のなんと多いことか。

 

あ、ウチのカミサンは貴重な「クサる」女な気がしてきた(こんな事書くと、また「クサっ」ちゃうなぁ)。


「クレーマークレーマー」ストーリー

某電気機器メーカーT社で働く津田沼登志子は、T社が販売するパソコンのサポートセンターの女のコ達の上司である。

今日もまた、怒りモード爆発のオヤヂのクレーム電話だ。曰く「すぐ使えるなんて嘘っぱちじゃねぇか!」「インターネットに接続したら電話代が4万もかかった、どうしてくれるんだ!」とか、どうしろって言うんだよアンタ的な内容ばかり。彼らは最後に必ずこういう「アンタじゃ相手にならん。上の者だしてくれって言ってんだよ!」。そこで登志子の出番である。オヤヂは「あぁん?女じゃダメってんだろ!」なんて言ってるが、結局登志子に上手くまとめられてしまうのであった。

そんな時、また1本の電話。受け取ったオペレータの女のコの表情が渋くなる。「津田沼さん。また…あの…」。

電話はクレームオヤヂの一人、田代裕司だ。彼はすっかり登志子の弁舌に魅了されてしまい、毎日電話をサポートにかけてくるのである。登志子はため息をつきながらヘッドセット電話を自分に切り替えた。

以後、腕を買われて渉外課に登志子が移って、ヤクザとイザコザして結局田代裕司なストーリー。

「おいっ、てめぇシノギでいんたーねっとエロさーばーとかいうモンやってっだろっ。あれでほーむぺーじできねぇのかっ?ええ?」「こうなりゃ戦争だってーの」「しぼってしぼっと搾り取ってやる。カスになるまでな…」

「相手はヤクザなんだよ。適当に小銭渡して黙らせておけば、それで良いんだよ」「あたし、そんなの納得できません! お互いに納得いくまでお話したいんです!」「…。」

「やばい! マスコミで大問題になってるぞ!」

“あの事件”を彷彿とさせる展開!?

 

伊丹十三映画だと、ラストにホンワカなオチがあるんだけど考えてない(っていうか、真剣に考えても無駄だし(笑))。