「やられたらやり返せ」は進歩の原動力
「やられたらやり返せ」というのは余り好ましくない意味に使われることが多い言葉かも知れませんが、良い意味に解釈すれば「競争」を推奨することになり、進歩の原動力になります。
誰でも一度や二度は「やられた」と悔しい思いをしたことがあるでしょう。そこで諦めてしまったら進歩しません。「人間諦めが肝心」という格言もありますが、諦めずに「なにくそ、今に見ておれ」と頑張ってこそ進歩があるのです。やられたらその場でやり返せるような場合もありますが、臥薪嘗胆幾星霜の努力の末にやっとやり返すことができる場合もあります。後者の場合は喜びも一入でしょう。今年の府大戦は「やられたらやり返せ」のお手本です。
各参加団体が「やられた」と思ったことをテーマに採り上げて今年の都立祭で「やり返せ」ば相当な進歩が期待できそうです。開学50周年に相応しいテーマを選んで、徹底的に「やり返して」下さい。楽しみにしています。
[第51回都立祭パンフレット所載]