都立大学Who's Who
大学の基本財産は「人」である。どこの大学に、どのような教員がいて、どのような研究をし、どのような教育をしているかが、大学に関する情報の根幹をなす。
この認識の下に本学では、1992年以来隔年に発行している「自己点検・評価報告書」の中に、全学教員のデータを掲載してきた。「報告書」の中でも特にこの部分に対する需要が多いことに応え、1998年度版では抜き刷りを作成するとともに、大学のホームページにも掲載した。ホームページ版は随時データを更新することが出来るので、最新の情報を提供することが可能である。
今年度版では最初から別冊として「研究者総覧」を発行することにした。都立大学の「Who's Who」というべきものである。内容も「行政や社会等との関わり等」の項目を設けるなど情報量を増やすとともに、氏名索引を付けるなどして使い勝手の向上を図った。
受験生は大学選びをする際にこの「Who's Who」を見ることによって、確度の高い情報を得ることができるし、産学連携や共同研究などを希望する場合にも有効な情報源になるであろう。本学のエッセンスとでも言うべきこの冊子は、本学を知ってもらう上で極めて有用である。
今回本格的な「Who's Who」が完成したことは、本学にとって大変喜ばしいことである。これによって都立大学がより深く理解されることを期待している。
[東京都立大学自己点検評価報告書別冊『東京都立大学研究者総覧』まえがき]