大変貌

 セミナーハウスのキャンパスが、大変貌を遂げつつある。
 野猿街道から入って来れば、遠来荘がなくなっていることに驚く。遠来荘はめでたく「嫁入り先」が見つかり、瀬戸内海を越えて四国に渡った。2年後には、西条において文字通り「遠来」荘として蘇る予定と聞く。生みの親の小泉氏や、永年愛用して下さった育ての親の渡辺禮子さん達に見送られて嫁入りした遠来荘の末永い幸せを祈りたい。
 セミナーハウスの敷地内に市道が開通した。国際館の脇を通っていた私道が市道に昇格したのである。市道開通を記念する立派な石碑が、倉郷地区の皆さんによって、建立された。碑には、開通の功労者として中嶋嶺雄前理事長の名前が刻まれている。
 最大の変貌は、留学生会館の下の谷が埋め立てられて、「平地」になりつつあることである。8万立米ほどの土を搬入して、谷を埋めたことにより、景観が一変した。土地が落ち着くまでの間は、畑にして農業体験セミナーを行おうと考えている。
 これらの「変貌」を御先祖が御覧になれば、卒倒なさるかも知れない。
 キャンパスの変貌に併せて、利用者を待つセミナーハウスから、利用者を創るセミナーハウスへと変貌しなければと思っている。(2007年11月)
[セミナーハウスニュース第173号所載]

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