読書感想
・終わりなき戦い
むかーし(っていっても10年位か?)にネビュラ賞やらなんやらを受賞した作品。今回続編ともいえる終わりなき平和が出たんでついでに古本屋で買ったもの。
内容は異星人との戦争ものかな。似たような本を探せば宇宙の戦士が出てくるかとはおもうが、あれとはまたちがった方向のものかな?
なんせ話の8割くらいがなんていうか、人と人の関係に関わることが書かれている(ような気がする)。ラストも結局そういう話で終わってるし。でもなんとなくほっとするようなラストだったなぁ。で、このSFはいわゆる「ウラシマ効果」がうまく使われている(と思う。少なくとも今まで読んだ本の中では)。おかげで、馬鹿なこと思い付いてしまった。よかれあしかれ一時的に大いに影響を受けた本でした。
推薦度 ★★★☆☆
・絡新婦の理 京極夏彦
なんつーか、頁に情報詰め込みすぎな感じがするがそこがまた魅力の一つ。なんせ、読み終わった後賢くなった様な気がするもん。っていうのはおいらだけでせうか?ここまで、この京極堂シリーズ(?)を読んできて感じたんだけど、なんか箱庭でどたばたやってる様な気がしてしょうがない。もう少し、世界が広がるとまた違った面白さがでるとは思うのだけど、まあ推理小説じゃないし、全国津々浦々妖怪退治、って話のもんでもないんだから仕方がないか。
それにしても、今回関口君が全然話に絡まなかったのがちょっとアレげ。彼の不幸振りがこのシリーズの魅力の一つだと思うんだけどなぁ(^^;;
推薦度 ★★★☆☆