え に っ 記 

天使のラッパ

精神科研修シリーズ2

華岡青洲が作った世界初の全身麻酔薬、「通仙散」の原料の一つは、
この花の親戚、チョウセンアサガオ=ダチュラです。
今でも時々、間違って食べて中毒する人がいるのでご用心。

花や葉はハーブとかケナフとかオクラに勘違いされることがあるし
種はゴマに、根はごぼうに似てます。どこにも毒はあります
症状は、口が渇く、まぶしい、肌がほてる、心臓がバクバクする、吐き気
だるい、腹痛、下痢、目が回る、幻覚、錯乱状態、呼吸困難、痙攣、意識消失
1日持ちこたえれば大抵大丈夫らしいですが、重症だと命に関わります。

有毒成分はアトロピン・スコポラミン及びそれに類するいくつかの物質
アトロピンもスコポラミンも現代の病院でよく使われる薬品です。


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