え に っ 記 

ナゾの穴

子供の中でどんなイメージになってるのか覗いて見たい気がしますが
とりあえず実物はこんな感じです↓

子供に話す時にははしょってしまった「耳小骨」。てこの原理で3つの骨で振動を増幅します。
解剖で実物を掘り出した時は感動的でした。指先に乗る大きさなのに見事な精密機器。
進化の過程で顎の骨から変化させて作り上げた装置です。
顎というのはそもそも鰓(エラ)がうにょーんと変化してできたもので、胎児の発生を見ていると
その悠久の歴史の過程が追えます。3つの小さな骨は、1つ目のエラ(メッケル軟骨)から2つ、
2つ目のエラ(ライヘルト軟骨)から1つ作られて耳の奥の部屋に出現し、組み立てられます。
全く進化という奴は、何をしでかすか分かったもんじゃないですね。


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