永らく待たれていた開発援助の社会学・人類学の代表的テキストが発刊されました。このホームページでもご案内している「開発援助と人類学」勉強会参加メンバーの協力により、翻訳がなったものです。
本書は、従来の開発援助では比較的軽視されてきた社会的・文化的側面を真正面から取り上げ、何が問題であったのか、どうすべきなのかを論じています。開発問題を研究する研究者・学生だけでなく、援助機関、コンサルタント、NGOなど開発援助に携わるすべての方々にとって必読の書です。
原著編者のマイケル・M・チェルネアは現在、世界銀行の社会政策・社会学担当上級顧問。1974年の入行以来、経済学的な分析が主流であった世界銀行にあって、開発における社会学・人類学の重要性を説き、社会配慮の考え方を変えさせた人です。そのほか執筆協力した方々も世界銀行、USAIDで開発援助に携わり、あるいは英米の主要な大学で開発人類学を講じています。
(C) Copyright "Manabu UDAGAWA" 1998
Last updated 5.Oct.1998