私の方法は一貫して言語における誤謬を指摘することにある。
私はそのような言語の誤謬を指摘する活動に対して
「哲学」という語を用いようと思う。
---ウィトゲンシュタイン

I shoud not like my writing to spare other people the trouble of thinking.
But, if possible, to stimulate someone to thoughts of his own.
私の手稿を読むことで、他の人が考える労を惜しむようになって欲しくはない。
できることなら、その人が自分自身で考えるための励ましになればと思う。
--- Wittgenstein ( Philosophical Investigations )

論理と数学において見い出されえないものは、隠されているのではない。
---ウィトゲンシュタイン

理想はすべてを惑わすゲームさ
無駄だよ僕は生きていく
風のように、鳥のように

「原色」および「色」は疑似概念である。
「赤は色である」と言うことはナンセンスである。
「4つの原色がある」と言うことは
「赤、青、緑、黄色がある」と言うのと同じである。
疑似概念(色)は言語の限界を区切るが、
本来の概念(赤)は言語の内で境界を区切る。
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ウィトゲンシュタインの講義1
講義A6/D・リー編/
山田友幸・千葉恵訳/