とてもむし暑い、真っ昼間の休み時間
「なによ、だいたい、あんたが・・・」
「そんなこと、俺の勝手だろ」
「みうー、みうー」
毎度の事ながら、（夫婦）喧嘩している二人、それを止めてる、ポン太
「また、やってるよ」
「こんな、暑い中よくやるよなー」
あきれて見ている岡本と三太
そして、
「うるさい（怒）」（小声）
かなりキレている清丸、なんでも相棒の冷却機が壊れているらしい
そんなこと気にせず喧嘩を続ける二人
「なんだよ、それじゃー俺が悪いのかよ」
「そーに決まってるじゃない」
「んだとー」
「なによー・・・」
ブチっ
「てめーら、すこし黙ってろ（怒）」（注、清丸です）
ついに完全キレた清丸は、八満にむかってミサイル（花火）を乱射した
「えっ」
チュドーーン
振り向く間もなくミサイル（花火）が八満を直撃した
「うああああああ」
「八満！！ってなんで私の方へ飛んでくるの、きゃっ」
吹き飛ばされた八満は、シアンを押し倒してしまった
そして・・・
チュッ
なんと二人は、倒れた衝撃で唇を合わせていたのだ
「な、なあああああああ」
顔を真っ赤にして飛び起きる八満
「えっとこれは、その・・・」
シアンは、赤面しながら八満の方を見つめている
「八・・満」
（うっ、かわいいってちがうだろ、えーとこうゆう場合やっぱり俺が悪いのか
でも吹っ飛ばされたのは、清のせーだし・・・）
八満がだいぶ混乱しているその時、
ポンポン
誰かが八満の肩を叩いた
「んだよ・・・え（汗）」
「八満〜〜〜（怒）」
なんと殺気むきだしの２-D組の男子（と千津）がどこからか持ってきたバットやら
木刀！？を振りかざして八満に迫ってきた
「えっ、ちょと待・・」
「死ねーーー」
「ぎゃーーー」
全員からリンチされる八満
一方、シアンは、少しぼーぜんとしていたが、はっと何かを思いだして
八満の方へむかって行く
「ちょっとどいて」「えっ、ぐはっ」
周りの人をなぎ払って・・・
そして 「おっシアン助けてくれ・・ってうわっ」
シアンは、八満の胸元をつかみ
「どーしてくれるのよ」
「はい？」
「ファーストキスだったのに・・・八満のバカー」
「なっ・・ぐはっ」見事八満に右ストレートを決めた
シアンは、泣きながら教室を去っていた
「シアン・・・」八満は、シアンを追いかけようとしたのだが
「おい、八満」２−Ｄ組の男子に取り押さえられてしまった、がどこからか
（てゆーか清丸から）ミサイル（本物）が飛んできて、男子達を吹き飛ばした
「ハハハ、これで邪魔者は、消えたさあはやく行け」
「き、清・・・サンキュウー」
八満は、教室を去っていった
「・・・さてと、僕も行くかな（ニヤリ）」清丸もカメラを持って教室を出ていった
屋上
（はぁ、私のファーストキスもっと、ちゃんとしたかたちでしたかったな、八満と・・・でも
一応、キスしちゃったんだよねー・・・あーなんだかまた恥ずかしくなってきちゃった
どーしよう・・・）
「シアン」
（なんか、八満の幻聴が聞こえるし・・・）
「おいっシアン」
（えっまさか本物）
恐る恐る振りかえってみるとそこには八満の姿が
「は、八満どーしてここに」
「ど、どーしてって、一応あやまりにな・・・ごめん、おまえの
ファーストキスの相手が俺なんかで・・・」
八満が台詞をいい終わる前にシアンが少しあきれた感じで
「はぁ、私そんなことで怒ってたんじゃないよ」
「えっ、じゃあなんで怒ってたんだよ」
「そ、それは、」
「それは？」
「キスするんだったらもっとちゃんとしたかたちでしたかったなって思ったから
・・・もちろん八満と」
シアンが顔を真っ赤にしながらいった
「えっ・・・」八満も赤面してしまう
「あっ、気にしないでどのみちもうダメなんだから・・・」
うつむいてしまったシアンを見て八満が
「シアン、今からじゃ駄目か？」
「えっ、はちま・・・ん」
シアンは、最後まで言葉を言えなかった
八満の唇がシアンの唇を塞いでいたからだ
（は、八満・・・）
・・・しばらくして、少し惜しむように八満は、シアンの唇をはなした
「シアン」
「八満・・・ってこれもちゃんとしてないじゃない」
「そういえばそうだな・・・ん、シア・・」
今度は、シアンが八満にキスした
「ん・・・シ、シアン」
「でも今回は、これで許してあ・げ・る さっ、早く戻ろう」
シアンは、階段にむかってかけてゆく
「おっ、おいシアン」
八満もシアンを追って屋上をあとにする
そして二人がいなくなったあと
「ふふふふふ、いい絵が撮れた、いくらで八満に売りつけようかな」
清丸が密かに笑っていたとゆう
翌日、八満は、清丸の写真を壱万円で買ったそうだ
ちなみに今日、八満とシアンは、寝不足だとか・・・
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