今日から、学校も休みで家でのんびりしてよかとおもったら、母さんも父さんもいない
なんでも結婚記念日で一泊二日の旅行に行ったらしい、だからシアンに朝飯を
作ってもらおうと思ったんだけどあいつはまだ寝てる、おこすんもなんだから
自分で、カップラーメンを作ることにした
「にしても、あいつがこんな遅くまで寝てるなんてめずらしいなー」
ちなみに今は１０時まじめなシアンが休みとはいえこんな遅くまで寝てる
なんてめずらしい、むしろ変だまさかなにかの病気にかかったんじゃあ・・・
「・・・まさかな」
などと言っているが本当はかなり心配だ
「しゃーねーなぁ、起こしに行っかー」
とだれにいっているのか知らないが
いやいや言ってるわりにはかなり早歩きでシアンの部屋に
向かっていった
＜シアンの部屋＞
「ごほっ ごほっ はー、風邪ひいちゃったみたい・・・
今日、どうしようかな風邪だっていたらきっと八満心配するよね
・・・よし、今日はとりあえず元気なふりをしようかな・・・」
シアンは八満の思った通り風邪をひいているようだ
「みー みー」
「大丈夫だよ、ポン太このくらいなんともないから」
コンコン
「おい、シアンおきてんのか、入るぞ」
（あっ八満だ、もしかして心配してきてくれたのかな
・・・そんなわけないよね）
「おきてるよ、なにかよう八満」
「なんだよ、起きてるんだったら朝飯ぐらい作ってくれよ」
「あっごめん今、作るから先に下に行ってて」
「あーわかった、早くこいよ」
そういうと八満は下へおりていった
「ふーなんとかばれずにすんだみたいね・・・さてと八満のご飯を
作りにいかないと・・・なんかこうゆーのって夫婦みたいだよね」
「みゅ？」
「ポン太には分からないかな・・・さてといこうか ごほっ ごほっ
なんか悪化してるような気がするけど大丈夫だよね・・・」
＜リビング＞
「シアン大丈夫だったな少し心配しすぎかな・・・まぁいいか
早くこねーかなー」
「おまたせ、今作るからもうちょっと待ててね」
「あ、ああ」
シアンは台所にいって朝食の準備をし始めた
「早くしてくれよー」
「うん、わかってるー」
そういってシアンは包丁で野菜を切る
トントントン・・・
「あっめまいが・・・いたっ」
シアンが手を滑らせて包丁で指を切ってしまった
「おいどーした」
八満がかなり心配してシアンの元へ駆け寄っていった
「大丈夫、すこし指を切っただけだから」
シアンの傷は本当にたいしたことない
のだが八満が
「大丈夫じゃない」
と言ってカットバンだけでいいのに包帯まで巻いていた
「ほんとにいいのに・・・」
「よくねーだろ、それに・・・」
ピトッ
八満のおでこがシアンのおでこにくっついた
「な、ないしてるのよ」
シアンの顔がかなり赤くなる
「なにって熱を計ってるんだろ」
「えっ」
「えっ、じゃねーよすげー熱じゃねーか、なんで黙ってたんだよ」
「だ、だって」
そうゆうとシアンはうつむいてしまった
「・・・ったく、しゃーねーなー、おりゃ」
「きゃっ」
「ちょっと、いいよ自分で歩くから」
「聞こえねー」
「もー」
八満はシアンをお姫様抱っこして、シアンの部屋へ向かっていった
＜シアンの部屋＞
八満はシアンをベットに寝かして
「今、薬もってくるから大人しく寝てろよ」
「うん」
そう言って八満は薬を取りに一階におりていった
「ふー、けきょくばれちゃったなーでもなんかすっごく優しかったなー
なんかドキドキしてきちゃた・・・」
「おい、シアン、薬、取ってきたぞ」
「あっ は、八満早かったね」
「ああ まーな」
「じゃあ、早く薬ちょーだい」
「ああ」
といって八満は自分で薬を飲んだ
「ちょ、ちょっとなんで八満が薬のんでんのよー」
「んん」
八満は口に薬をいれたままシアンに近づいて行く
「ちょっとまさか・・・んん」
八満はニヤッと笑いシアンに薬を飲ませた・・・口移しで・・・
「ん・・ん・・はぁ・・」
八満は薬をシアンに移し終わると唇を離した
「どうだ、少しはよくなったか？」
「そんなに早くよくなるわけないでしょ・・・それに、
さっきのはなによ」
「なによって口移し、イヤだったか？」
「イヤなわけないけど・・・」
「だったらべつにいーじゃん」
「もーあとで覚えときなさいよ」
「あーわかったから今日は大人しく寝てろよ」
「うん」
それから八満の懸命（ラブラブ）な看病のおかげでシアン
の風邪は回復にむかっているという
そして・・・
「ふふふ、またいい絵が撮れた、今度は教室にばらまくとしよう」
隠し撮りしていた清丸が笑っていたり・・・
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