バリGW日記('97.4.28〜'97.5/5)

4月28日(月)出国?
朝5時半に起きる。6:12特別快速、7:07新宿からNEX.カウンターへ順調にチェックインしようとすると な〜んとデンパサールで修理がはいり出発便がまだ到着していないという。11時にカウンター集合で ホテル待機となった。ショック、おそるべしガルーダ航空。ビールを飲んで11時〜バスでホリディインへ。 機嫌の悪い私。。。怒っている私。。。昼食はビッフェで、怒りを食欲にぶつける私。怒ってなければ もうちょっとおいしいのに。。。

昼寝。。
うーーむ。どうやら出発は明日の朝になりそうだな。夕食は中華。怒りに任せてしょうこう酒を1本頼む。 おかずが足りないので、やきそば(1000円)を追加。部屋に帰ってからもビール飲み飲みスマスマをみて ちょっと幸せ〜。相棒はもうあきらめて私の慰め役になっている。部屋は二階で眺めはまったく良くないしね。 相棒Sの風邪がちょっと心配だわー


4月29日(火) 今日こそ出発
7時半にホテル出発というので、6時に起きる。するとドアの下に出発は8時半だとのメッセージが。。うーむ、 本当に行けるのかな? 空港で友人に頼まれた化粧品を買い、乗り込みゲートへ急ぐ。初めてのバス移動だ。 待っている間に世間話をした人が、一日帰りを遅らせてもらったというのを聞いて私たちも要求することにした。 結局ホテル代が2人で5000円追加になったが、そのくらいは許すことにしよう。
#ま、もう面倒くさくなっていたのだが。(^^;

修理がはいったという飛行機はすごくぼろぼろでした。機内は割と空いていたが、座席の布もひじかけも テーブルも歪むほどぼろぼろだった。Sはテーブルをひじ掛けで止め、私は腹で支えるほどだった。 通路側の席だったのだが人が通る度に席がゆれた。飛び立つときもすごい音だったし、飛んでいるときも すごく揺れた。常時、揺れている感じだった。うねりのある海上の小船のようだった。機内食は、うな重、 赤ワイン、白ワインもうまい。ビールも2缶、ぐいぐい飲む。しかし、飛行機が揺れる。。。。。。初めての 飛行機酔いを体験する。決してアルコール酔いではありません。(--; 8時間中、飛行機が静かだと 感じたのは1時間もなかったと思う。10時半から17時半までの地獄の度だった。うるさい子どもも 信じられない。

空港に着く。機内で入国審査が済んでいたのでらくちん、らくちん。飛行機から降りると夕方なのにすごい熱気。 バスで空港の建物に向かうがその建物もすでにバリらしく怪しい。レンガ&石作りの2階建てくらいでとても 古い感じ。私が荷物を待つ間、Sが両替する。19円弱のようだ。財布がインフレになる。荷物を持とうという 男がやってくるが”No”と断り、外へ。現地係員OKAWAWAとはあっさり会える。飛行機の変更を伝え、 サーファー客3人と車に乗り込みコテージへ向かう。15分でクタのコテージへ到着。

クタシービューコテージは、中級くらいのクラスで2階建て、割と部屋数がある。どの従業員も気さくに 声をかけてくれる。彼らはきちんと、おはよう、こんにちは、こんばんはを使い分け、元気?って聞いて きます。 部屋はツインで白壁、テラスに大きい椅子2つ。床は白い石のタイルで、素足に気持ちいい。ベッドは緑で 蛙のようだが、部屋全体は簡素で清潔なので2人とも気に入る。TVはつかなかった。(恐らく故障中) 1泊、2人で朝食付き6000円らしいので、コストパフォーマンスから考えて○。

荷物を置き、地図を見て待ちへ出陣。今日は5000円換金したので9万Rp程ある。食堂を見つけるまでに 軒を並べる店の一つでワンピースを一着ずつ買う。2着で3万Rp(1500円位)。もっと値切れたかも。 Sに「いきなり、変な買い物をするな〜」って言われたが、ま、お揃いでいいじゃん。水着の上に着たり 大活躍さ、きっと。

1件の食堂で夕食にする。BINTAN3本、ナシゴレン(チャーハン)、バクミゴレン(やきそば)、 チキンのバター炒めを平らげる。うまい。しかもメニューは1品2000ー3000Rp。滞在中、 私はここのやきそばが一番うまいって思ってました。2人で1000円で満腹。

この辺の食堂はどこもおーぷんカフェだ。オープンカフェっていっても、壁がないっていうか、奥に 厨房があって、テーブル席の方は屋根の下で柵に囲まれたスペースといった感じ。帰りは違う道を 通ろうとして細い道を行ったが、心細くなり私は迷子の気持ちになるが、ちゃんとcottageに帰り着く。 そうそう、帰りにはビールを買ったが、疲れて飲まずに寝る。


4月30日(水) バリの朝
AM9:30 ゆっくり起きてホテルのオープンカフェで食事。パン、ソーセージいりオムレツ、 アイスコーヒー、オレンジジュース。
今日は街を散歩。そして換金率のよいところを探して、私が両替に挑戦。2万Rp5枚、 1万RP9枚とちょっとを1万円と交換する。ダイビングショップを探していたのだが 見つからず、その代わり大きなスーパーを見つけたのでちょっとお買い物。スーパーノバ(超新星) なんてふざけた名前だ。ビールの価格を確かめたり、フルーツを買う。
ああ、暑い。。物売もうるさい。。。特に、私はSに比べて声をかけられやすいようだ。
適当な店で昼食とビール。ここは割と高いのに滞在中、一番おいしくなかった。すべての物価は ナシゴレン(2000Rp)、ビール(4000Rp)を通常価格とした金銭価格ができあがる。
しかし、ここで気がつく。さっきの両替で1万Rpと思って数えたのは1000Rpだった。つまり、 一万円両替して4000円位騙し取られてしまったのだ。最初に見たときは確かに10000Rpだと 思ったのに。。確認するときにはすり変わっていたらしい。お金を出し入れするとき妙にこっちを 気にしていたもんなー。やられた。(;_;(;_;会計を一緒にしていたのでSにも申し訳ないし、あんなに 簡単に騙されてしまってshockからしばらく立ち直れなかった。実は2日後、別なところでSが両替に 挑戦したのだが、やはり、10000Rpのかわりに1000Rpをつかませようとした。うーむ、 女二人、明らかになめられている。一緒に両替していたカップルはひっかけられず、その人たちを 帰してからおもむろに騙そうとしたのだった。2度とひっかからないってば〜。

コテージで一休みして、ビーチに出ることにする。日差しが強いので傘と椅子を借りる。 3万Rpを2時間だけだからと値切って2万Rpにしてもらうがそれでも高かった。明日からは 1万Rp以上払わないことを二人で決意。だって隣の傘の下には日本語で1万Rpって書いて あるんだもん。テキ屋風のマルコと調子者で軟派なモリタと少し仲良くなる。彼らはうるさい 三つ編みおばさんを追い払ってくれた。このおばさん達はこわくて、本当によく人を騙すらしい。(--;
ビーチは波がすごくてサーフィンをする人がたくさんいて、私たちもボディボードをする ようにすすめられた。が、今日は海を見ながら本を読むことにする。

夕飯もまた近所へ食べに出る。ナシゴレン、バクミゴレンはお約束。サテも食べる。 今日はBAliHeiを飲む。BINGTANGより飲みやすい。明日は、コテージのツアーディスクから 連絡してもらってシュノーケリングツアーに出かける予定。朝早いので、早めに寝ることにする。


5月1日(木)シュノーケリング
AM9:00ロビー集合。Bali Club Diberというところ。25$/一人でサヌールで シュノーケリング。私はダイビングを1本つけて55$だった。マスク、フィンの他は オールレンタルだ。運転手と日本語を話すツアーガイドと海用のガイド3人とSと私で おんぼろバンに乗りいざ、サヌールへ。クタから30分ちょいの東海岸のきれいな海。 しかし、波が大きくて濁っているので海へ入れない。さらに遠いパダンバイへ向かう。 ここはまぁまぁの波。食堂でバラクーダを食べる。スパイシーな味付けで、旨かった。 ウェイターにちょっとナンパされる。

水温は30度近いかなー。ジュクンという、70cm幅全長5m位の極彩色の船体の 両脇に足がついたような船に乗る。屋根もない。手こぎかと思ったら車から拝借した ようなモーターがついていた。10分くらいでポイントにつき、シュノーケリングを する。ボートエントリーは初めてなので、ドボンと入水するとき少し恐かった。
魚はいっぱい。さんごも。珍しい魚はいないようだが、伊豆で見れる魚は全て一回り 大きかった。私はダイビングもするため、ウェットを着ていたが、Sは水着だけなので 最後の方は寒かったようだ。私はウェットスーツのおかげで温泉にいるかのように 暖かで、ガイドについて2ー3m潜ってみると、近くに魚がいてうれしい。しかし、 潜ると体力がいるので程々にしておく。

シュノーケリングを楽しんだ後、同じポイントで少し深めのところにダイビングする。 Sを船で待たせてしまったのでずいぶん焼けてしまった。ごめんよ〜
シュノーケリングの時には見えなかったくまのみがいたり、ゆったりと暖かい海に浸れて 幸せだった。上がった後は、シャワーで塩を流し帰りました。

さて、また近所へ夕飯しに行く。途中でサティwithライスを屋台で買って食べる。 10本で3000Rp。ホットなピーナツソースがおいしい。夕飯の帰りは 夜空を見上げ、ミルキーウェイと南十字星を確認する。サンダルを2個4万Rpで 買ったりする。今日は出かけたので明日は何もしない日にする。


5月2日(金)初めてのボディボード
AM7:00ガイドのオカバワから電話。今日は寝坊の日なのに。。ケチャックダンスに 誘われるが断る。せっかくゆっくり寝ようと思ったのに早起きになって悲しい。 しょうがないので朝ご飯を食べる。どうやら朝ご飯のメニューにナシゴレンとバクミゴレン があるらしい。明日はそっちにしよう。
AM10:00マタハリデパートに行く。途中また物売とナンパに会う。デパート内を うろうろして何も買わず4階で昼食にする。屋台風の感じだがちょっと値段が高め。 1階のスーパーで安売りのサンバルソースやカップ麺を買う。インスタントやきそば30円〜、 サンバルソース800Rp〜だが、2本で800Rpのをたくさん買う。
帰りに麦藁帽子を2個3万Rpで買う。暑くて日差しが強いので帽子がないと頭が痛くなる ことが昨日分かったからだ。

コテージで休憩して午後はまた海へ行く。 今日はSunsetまで1万Rpで傘と椅子を借りる。調子に乗ってボディボードも 借りる。マルコが教えてくれることになった。サングラスを取るとまだ若そうで可愛い 感じもする。適当な深さのところで波を待ち、マルコの合図で乗る。マルコが勢いを つけてくれる。すると、波頭に乗って波打ち際まで、泡立つ波にマッサージされながら、 すーっと流される。これは楽しい。(^^)しかし、自分でやろうとすると、マルコに ”遅いよ”と言われるし、どの波が自分を押してくれる波かわからない。30分ほど 遊び、これで1万Rpは安い気がする。(十分儲かっているのだろうが。(^^;)

波が結構大きいし、海水をたくさんかぶってしまうし、ひっくり返るかもしれないので Sは止めておいた方がいいかもと思ったが、熱心にナンパして来た男にほだされSも挑戦。 初めてのボディボードを楽しんだようだ。

それから、マルコとマルコの生活や、インドネシアージャカルタの経済とか仕事について話す。 疑ってごめんね。マルコはいろいろ考えているみたいだし、アルバイトしながら週3回、 デンパサールの夜学に通っているようだ。

さて、夜。今夜は豪遊と決めている。ロブスター食べて、HardRock cafeに行くのだ。 店頭でエビとかにを選び重さを量ってもらう。エビ4万Rp、かに2万Rpは、毎晩 ビール3本飲んで食事しても2万Rpちょいだからこれは豪遊だ。(きっぱり)ここは ビールも高い。塩焼きのエビを半分こ。かには揚げて甘辛ソースで。どちらも食ったぜー って感じだ。

かにと奮闘した疲れを癒すため、HardRock cafeへ向かう。カウンターに座って ビールを飲みはじめる。2杯目は私はCCのロック。Sはテキーラのショット。 しばらくして隣に恰幅のいい中年のおじさんが座る。単パンに前をはだけたシャツで いかにも休暇だーっていう感じのおじさんは、こげ茶色の肌にすごい胸毛だぁ〜。
なんとなく話すようになり、彼が5私たちが1位の割合で英会話が始まる。彼の名は アブドール、サウジの人でオイル会社に勤めていて、16年前日本にも来たことがあるらしい。 彼は新橋第1ホテルの狭さと新宿等の人混み、日本人の休暇の少なさを強調する。 土日の休みと、GW,夏休み、正月休みを入れるとそんなに変わらない感じだけど、 1ヶ月休めるのはいいな。彼は休暇のうち3週間をバリでのんびり過ごす予定だそうで おいしそうにビールを飲んでいた。自国では酒は飲めないので、自分の畑でとれた葡萄を つぶして45日おき、蒸留してブランデーもどきを自作しているそうだ。”I'm crim"と 陽気に笑わせてくれる。サウジではグレンダイザーが子供たちに大人気だそうだ。 とにかく陽気に2時間くらいおしゃべりしながら3杯ずつくらいおごってもらって しまいました。ありがとう。


5月3日(土)沈船ダイビング
AM6:30。今日はパイナップルダイバーズというショップでダイビング。早起きして やきそばを食べ迎えの車に乗り込む。全部で客は6人の日本人。今日はトランバンに行きたいと 私が主張したら通った。(^^)。ここから2.5時間なのでちょっと遠いのだが、途中の農村 風景や山の様子は楽しい。脱穀も板にもみを打ち付ける手作業だ。あちこちに牛や鶏が 放されていてとてものどか。しかし、車の量に対し、排ガスがひどいな。
さて、トランバンの到着。レンタルウェアは半袖半ズボン。昼飯前に1本だ。 Sは潜行から苦労してる。結局ガイドにずっと手を引いてもらっていた。沈船のまわりを 一周する。魚やさんごがいっぱいでうれしい。バナナを出すと30cm以上の魚がうようよ 来て恐い。ガヤに足と腕をちょっとやられて痛かった。

お昼休憩。サンドイッチとフルーツだ。Sのバナナをもらって、次は私もあげることにする。 Sには私のマンゴスチンを一個あげる。でも、Sは2本目リタイヤしちゃいました。風邪を ひいていたので無理させちゃったね。ごめんね。2本目はガイドともう一人と私で沈船の こみいったところとかも見てまわる。適当なところでガイドに預かってもらったバナナを 魚にあげるが、ちょっと思い直して自分でも少し食べてみる。ちょっと塩気があるが 水中で物を食べるのはさほど難しくない。それより、さっきガヤにうっかりやられた所が痛い。
上がったら地元の子供たちに手伝ってもらって後片づけ。水シャワーを浴びてさっさと帰る。 5時半帰宅。

夜はcottageのレストランでビッフェ&ショー。お腹が空いた。7時半にスープが出てショーが始まる。 怪しいダンスやフロッグダンスを見る。客は今日到着した西洋人が多くてみんな楽しんでいる。 食べたり見たり忙しい。奮発してHATTENという、地元のロゼワインを飲む。あっさり、 すっぱいワインだった。
しかし、アメリカの引退した夫婦とかいいなー。音楽に合わせて何の衒いもなくチークダンスとか 踊ってます。私もつられて民族系の踊りを一緒にしてしまいました。
ショーが終わった後は、部屋でビール飲んで寝ました。明日はもう、帰国だな。


5月4日(日)帰る日
AM10:00ナシゴレンの朝ご飯。その後、帰り支度でくたくたになる。 街までちょっと散歩してお土産に太鼓を買う。Sは嫌だったみたいだが、一つずつ選んだ。 最後の昼食はバクミゴレン、B分、ビール。
午後はビーチで本を読みつつ、夜学性のマルコ達にお別れ。
夕方、カレー、ラーメン、サテを食べる。その後、コテージのプールで遊んで着替え、 空港へ向かう。空港の物価は高くてびっくり。スーパーやぼりまくりの町中の土産物屋の 言い値の数倍はして何も買えません。800Rp(40円)の物が2$とかざらでした。 春巻きだって2倍以上の値段でした。
帰りのGAは30分遅れたが、域よりずっと新しくて揺れない。しかし、ジャカルタ経由 なので2H程余計にかかる。ジャカルタ空港は大きかった。しかし、またうるさい子どもと しょうがない親がいる。面倒を見られないなら、子どもを乗せるな>親。
5月5日(月)帰国
AM9:00成田空港到着。NEXと中央特快で帰る。
昼は近所の鰻屋で豪遊。たらの芽、菜の花の茎、白焼き、蒲焼き、うまき、煮物、サラダ、酔心で 大満足でした。
明日は私の30才の誕生日。Sに旅行用のコンパクトな時計を買ってもらいました。ありがとう。

夜、Hottaさんに電話してガルーダの飛行機に乗って恐かったことを訴えたが、飛行機の揺れは 機体の古さとは無関係で気流のみのせいであるという。古いせいで揺れていた気がするのは あくまできのせいであるそうだ。むー。でも、本当に飛行機ぼろぼろだったもんなー。明日、 誕生日なのに、人が来てるからってすぐ電話切るし、ちょっとむっとする。おしまい。

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