座間味ダイビング日記('97.7.28〜'97.8.2)
はじめに 今回は、ダイビングする酒飲み友達のすすめに従って沖縄に行って参りました。 もー怖いからダイビングやめようかなーなんて言っていたSですが、ここへ 行けば楽しくなるぞーとの友達の言葉に押され、起死回生をかけて行って来ました。 一緒にダイビングを始めた私ですが、もともと私は海辺に住んでいたこともあるし、 下手なのは一緒だけど、私は海は大好きなのでGWもSをちょっとそそのかして バリに二人で行ったりしたのでした。

その日見た魚は、1、2本目がこんがらがってたり、記憶違いもあります。 ログもいい加減で、もう超初心者なのがばればれだと思いますが、ちょっとずつ 精進していきますので大目に見てやって下さいませ。


7/27(日) 東京から沖縄へ
朝、5時半に起きる。眠い。隣の部屋で寝ている友人を電話で起こす。 器材は宅急便で送ったものの、それでも重い荷物を抱えていざ、羽田へ。 友人Sは「ダイビングはちょっとでいいや。」とのことで、文庫を5冊も 入れてる。Sはここ数年泳げるようになったばかりで海水浴体験も少なく とってもとっても怖がりなのだ。はてさてどうなることやら。

行きのANAは、満席でしかも喫煙席にうるさい子供。。。つらかった。 座間味へ渡るクィーン座間味号は、台風の余波で揺れた。酔いそう。

さて、2時半頃、座間味に着くと、ショップの日焼けした男の子が迎えに 来てくれていた。今日の宿、宮の里に案内してもらう。

荷物をほどいて、昼寝の後散歩に出かける。港から、古座間味ビーチ 1kmの表示があったので、看板に従って歩くことにする。途中の坂がきつい。 しかし、引き返すのもしゃくなので、はぁはぁ言いながら上って下る。 #とかげだの、きれいなアゲハ蝶を見ながらゆっくり歩きました。

そうして見た海はなんてきれい。マリンブルーってこのこと? 海を通して、白い砂が透き通っている。水着を着てこなかったことを本当に 後悔した。。。。。のは一瞬で、Tシャツで泳いでしまいました。気持ちいいー。 近くに誰もいないしねー(後で気づいたのだが遊泳禁止区域だった)最初は 止めておこうかと言ってたSも結局泳いでしまい、二人ともずぶぬれで宿まで 戻ったのだった。 #ま、このあと風邪をひどくしちゃうのだが。 #さらに、港からビーチまではちゃんとバスが出ていたのだった。(--;

宿の夕飯はおいしかった。ゴーヤのおひたし、豚バラととうがんのお吸物が めずらしい。

宿の予約が重複してたらしい。でも、明日は米子に移ることを決める。

夜はショップに明日の打ち合わせを兼ねて、飲みに行き二人ともド下手で あることを強調しつつ、帰途についたのだった。天の川がとてもきれい。 今度は魚の本だけじゃなくて、星図盤も持って来よう。

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    7/28(月)以後、米子泊
    利用したダイビングサービスは座間味コーラルダイバーズで、1、2日目は 渡辺さんが、3日目以降は阿武(あんの)さんが案内して下さいました。

    ここのサービスでは朝は体慣らしのために、その日のポイント近くの潮の 流れがないところで、スキンダイビングの時間があります。たいてい、珊瑚 のきれいな浅瀬で、15分くらい思い思いに泳ぐのでした。これが、 リラックスできて、準備運動になりとても良かったです。


    さて、前日の夕飯が6時でその後、酒しか飲んでいないので異常に腹が減り、目が覚める。 いっぱいご飯をお代わりして朝食を終えると、ショップの人が車でピックアップ してくれるそうなので、庭に器材を出し、宿を移動する。

    米子は、宮の里より、小さくて本当によそのお家に泊まりに来たって感じだ。 おばちゃんにちょっと挨拶して港へ向かう。

    今日、ガイドしてくれるのは渡辺さん。お客さんは8人くらいで、竹丸という 船の上でさっそく自分の器材のセットアップをする。ポイント近くでまず、 シュノーケリング。もう、魚がたくさんいる。きゃー。

    15分くらい体慣らしのシュノーケリングを楽しんだ後、船で場所をちょっと移動して 渡辺さんから今日のポイントの説明を聞き、いざ海中へ!


    DIVE No.18 気温31度 水中24度 透明度35m
               圧力 130kg/cm2→30kg/cm2        最大水深 14.3m
               時間 11:05開始 潜水時間40分
               バディ   沓沢 (以後省略)
               タンクはスチール、スーツは5mワンピ、ウエイト6kg(浅瀬7kg)
    
               ポイント名 イジャカジャ本コース
    
               見た物:海亀3匹。小判鮫付き。クマノミ。コマチコシオリエビ。
    

    しばらくぶりなので、とても緊張する。Sは潜行に15分もかかっている。 緊張のあまり、いつもより、さらに耳が抜けにくいらしい。でも、みんな 待っていてくれるから大丈夫だよ。すぐに、海亀とご対面。海亀って本当に 大きい。大きい足鰭だと思ったら、小判鮫が付いていた。亀がいついている 根が何個もあるそうだ。珊瑚の合間にあるいそぎんちゃくのクマノミを見たり、 何かの裏にいた、オレンジ色のコマチコシオリエビを見たりして上がる。

    もちろん、チョウチョウウオだとか、ツノダシとかはいっぱいいて、伊豆なら 大いばりでログブックに書くところだが、あまりにもいっぱいいるので 知っている魚は背景だと思うようになる。 無人島 宿で弁当を用意してもらったので、無人島でお昼にする。ちゃんとシートと パラソルが用意してある。お弁当を広げてご飯、ご飯。ぺろっと平らげた後、 お昼寝してシュノーケリングを楽しむ。また違った 魚がいて楽しい。しかし、無人島ってやっぱりトイレないのね。(;_;
    迎えの船で午後のダイビングへ〜


    DIVE No.19 気温31度 水中24度 透明度35m
               圧力 130kg/cm2→20kg/cm2        最大水深 22.3m
               時間 14:35開始 潜水時間39分
               ポイント名  男岩
    
               見た物:ハナヒゲウツボがキンギョハナダイを食べるところ
             カスミチョウチョウウオの群、きびなごの群、
             ハナミノカサゴ、アカマツカサ、ヒトヅラハリセンボン(アバサー)
             テングハギモドキ(魚せんべい)
    
    

    午後からは、Sに専用アシスタントが付く。これでSも安心。ぱちぱち。
    青い細長い体と黄色い模様がきれいなハナヒゲウツボをゆっくり観察する。 岩壁には2、3cmのキンギョハナダイが群れていて可愛い。その群の 一部がウツボに近づくと、ウツボはちょっと苦労したものの体をのばして キンギョハナダイを飲み込んじゃいました。みんな拍手。ハリセンボンを 怒らせてぱんぱんに膨らませたら、まんまるになっちゃいました。

    男岩の近くは地形もダイナミックで、圧倒されました。まだ一日目で、 自分に余裕がなく十分楽しめなかったのが残念。

    夕御飯は、感激するほど量が多くておいしかった。刺身、ステーキ、魚、 煮物といった具合だ。すごくお腹が空いていたので勢いよくご飯をお代わりし ながら食べていたら、途中でお腹がいっぱいになり全部食べれないかと 思うくらいでした。食後におばちゃんにもらった風邪薬飲みました。 ちょっと喉が痛いです。

    夜はまた、コーラルダイバーズに飲みに行きました。 店の庭でみんなで飲む泡盛は本当においしい。するすると体に入ります。

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    7/29(火)
    ちょっと、朝まだ喉が痛いが、朝御飯食べたら元気になったので大丈夫だろう。
    DIVE No.20 気温28度 水中24度 透明度50m
               圧力 140kg/cm2→25kg/cm2        最大水深 32.1m
               時間 11:10開始 潜水時間34分
               ポイント名 黒島
    
               見た物:いそまぐろ、ツバメウオ、蛸、スミレナガハナダイ
    

    黒島は、船で30分くらい。座間味で一番遠いポイントらしい。天気が良く、 海もきれいなので、船も楽しい。竹丸の船頭さんは宿のせいろーおじちゃん。 あまり口を利かないが、船の上で危険なこと(スピードがあるとき、縁に座っ たりバランスが悪いところに移動したりとか)すると、スピードを緩め、笛を 吹いて、指さし注意をする。笛を吹くと、出たって感じでみんなに受けていた。

    ここも、ダイナミックな地形で、回遊魚が来ることもあるそうでちょっと 潮の流れもある。下から見上げる岩壁とか大迫力です。私はエア切れが心配なので 早めに上がりましたが、最後にはマグロも見れたとのこと。蛸と遊んだり、 体に紫の菱形模様のあるスミレナガハナダイの群を観察したりしました。 海はきれいでした。すーーっと、どこまでも見える気がしました。

    昼は港前の食堂にしました。二人とも650円也のゴーヤチャンプル。 おいしゅうございました。あー沖縄そばもおいしそうだなぁ。


    DIVE No.21 気温28度 透明度30m
               圧力 130kg/cm2→20kg/cm2        最大水深 20.7m
               時間 14:55開始 潜水時間48分
               ポイント名  牛瀬(うしじ) ガヒ島
    
               見た物:珊瑚たくさん、キンギョハナダイの群
             セジロクマノミ、カクレクマノミ、
             テングハギモドキ沢山、アカククリ、
             クマザサハナムロ(グルクン)沢山
             ヘラヤガラ(変な形)、ハタタテハゼ(かわいい)
    
    

    午後は浅瀬でのんびりと遊びました。セジロクマノミは背中から、上唇まで 白い線が入っていました。ハタタテハゼは猛烈にかわいい。小さいハゼは 色がいろいろで可愛いです。ブダイとか、べらは可愛くないです。 風邪 今日は風邪気味だった。水中で鼻をかんだり咳をするのがうまくなった。 宿で夕飯を食べた後、どうも、本格的に風邪を引いた気がしてきて、部屋に 戻って寝てたら、Sが風邪薬を買ってきてくれる。彼女も少し風邪気味のようだ。 二人とも、夏休み前とっても忙しかったからね。

    今日は飲みにも行かない。Sがショップに電話してくれる。
    「あの、一人ちょっと具合が悪いので明日はお休みするかもしれません。 明日の朝、確認の電話をしますのでよろしくお願いします。」ってあんた、 来る前はさ、「あなたは毎日潜ってもいいけど、私は途中ビーチでごろごろ すると思うから、気にしないでいいからね。」って言ってたのに。しかし、Sが楽しく ダイビングしてるのは嬉しいことだ。ちょっとダイビング恐がってたからね。でも、私、 明日、一人で寝てるわけ〜?絶対治してやると思って、風邪薬飲んで轟々寝る。

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    7/30(水)
    昨夜、ゆっくり大いびきで寝たら、今朝は少し良いようだ。さぁ、今日も 潜るぞーー。二人ともちょっとずつ上手になって楽しくなってきた所だし。 念のため風邪薬とSが買ってくれたユンケルを私も飲む。Sだって風邪気味 みたいだ。ユンケル効果か船に付く頃はすっかり調子良くなっていた。
    DIVE No.22 気温33度 透明度20m
               圧力 140kg/cm2→25kg/cm2        最大水深 20.8m
               時間 10:53開始 潜水時間38分
               ポイント名 荒野のオアシス(ガヒ島)
    
              見た物:スカシテンジクダイ、カサゴ、モンダルマガレイ
             ハダカハオコゼ(黄)、ミスジリュウキュウスズメ
    

    今日からは、阿武さんのガイド。
    今年春からの新作ポイントに案内してくれるという。雑誌にも未発表とのこと。 海底に岩がごろごろしているところにエントリーする。そこでハダカハオコゼと 遊ぶ。黄色くてへんな形でゆーらゆら。葉っぱみたいに思えなくもない。

    ちょっと行くと、今までと全然違った雰囲気のところにでる。白い砂に青い海。 陸上でいえば、白い砂漠に青い空、砂漠の地平線が見える感じ。そこにゴロンと 大きな岩が一つ。スカシテンジクダイが覆っていてぼーっと岩が大きく見える。 かさごも6匹いました。とても幻想的な景色の海でした。

    昨日までのガイドの渡辺さんが、ちゃんと阿武さんに引き継いでくれたので、 へたくそな私とSを阿武さんはと手も気遣ってくれて、今日も安心して潜れました。 しかも、なるだけ手を貸さないように、だんだん上手に自信が付くようにと いろいろ考えてくれました。コース取りとかも、私たちに無理なく、それでいて 上級者も楽しめるように工夫してくれていました。でも、もうちょっと空気が 持ったらいっぱい楽しめるのになぁ。だんだん空気が持つようになるそうだとは みなさん、言ってくれましたが。

    宿でシャワー浴びて着替えて、港前の食堂に行く。すごくお腹が空いていたので 私は沖縄そばと豆腐チャンプルを頼む。2人前だぜ。いぇーい。Sに残すなよ〜 と呆れられながらご飯以外は全部食べる。Sは焼きそば。これもおいしそう。


    DIVE No.23 気温34度 透明度30m(垂直)透視度15m(水平)
               圧力 140kg/cm2→25kg/cm2        最大水深 25.5m
               時間 14:44開始 潜水時間39分
               ポイント名 ヤカビのYコース
    
               見た物:いそぎんちゃくの下にいたモクズショイ
             ほらの中にタテジマキンチャクダイとアカマツカサ
             クロハコフグ(雌)、モンツキハギ、
             ナンヨウハギ、ギンガメアジ
    

    午前中は浅かったので、午後はちょっと岩とかもある深めのコースへ。
    途中何でもないクマノミを見せられたと思ったら、いそぎんちゃくを ひっくり返すと変な貝みたいな蟹みたいなの。モクズショイって言うのね。 面白い形の生き物いるんだなぁ。

    地形を楽しみながら、潮の流れを避けながら移動する。洞の中をのぞくと アカマツカサがいた。青のぐるぐる模様のタテジマキンチャクダイが とっても可愛い。

    ギンガメアジはアジかっていうくらい大きい。

    この日の帰りだったかなー、阿武さんが、マンタのポイントに船を寄せたら、 本当に2枚の姿を見つけた。皆3点セットで飛び込むが、すぐいなくなって しまう。。。是非近くで見たい物だ。むずむず。 #ちなみに、阿武さんは海に入った時の感触で、マンタが来てる*かも* #と思ったそうだ。うーーむ。謎な人だ。同行のスタッフも首を傾げる。

    昨日は来なかったねーなんて言われながら、今日もコーラルダイバーズで 泡盛飲んで楽しい一時を過ごしました。でもね、ただ飲んでいるだけじゃなくて ログつけたり、サインもらったり今日見た魚のこと教えてもらったりとか そゆこともしています。

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    7/31(木)
    風邪は大分良くなってきたようだ。Sもまぁ大丈夫みたい。 それにしても、毎日毎日すごくいいお天気。台風来てなくて 本当に良かった。
    DIVE No.24 気温34度 
               圧力 140kg/cm2→30kg/cm2        最大水深 18.5m
               時間 11:25開始 潜水時間45分
               ポイント名 牛の島Part3
    
               見た物:ハマクマノミ、クマノミ、カクレクマノミ(1、2、3本線の順)
             凶暴なゴマモンガラ
             デバスズメダイの群、5ー6mのところで珊瑚の上で遊ぶ。
    
    

    DIVE No.25 気温32度 水中24度 
               圧力 130kg/cm2→20kg/cm2        最大水深 27.6m
               時間 15:05開始 潜水時間32分
               ポイント名 ヤカビのBコース(おまかせコース)
    
               見た物:ウミウサギガイ(卵様に黒い幕)
             ウメイロモドキ、クマザサハナムロの大群の中に浮上
    
    

    船が止まった先にグルクン(クマザサハナムロ)のすごい群。阿武さんは あそこにエントリーしたいなぁと船を寄せようとするが潮の流れがあって 断念。今日はヤカビのAコースとBコースの近くにいるのだが、潮をよぎるのは 疲れるから、中に入って潮を見て楽に移動できるコースにしましょう。と、 いうことで今日のコースはおまかせコースです。っと、阿武さんから 説明がある。
    #後で聞いたら、何年もここに通っている人でもおまかせコースってのは 初めて聞いたそうだ。(^^;

    結構深いところまで行く。岩場でウミウサギガイと遊んだりしたあと、するっと 移動してウメイロモドキとクマザサハナムロの群の中をゆっくり浮上。 差し込む太陽の光、太陽の光を受けてきらきら光る魚、海の青い色をゆっくり 楽しみながら何度もくるくる回転してあちこち振り返りながら浮上しました。 なかなか感動的なfinishでした。
    #しかし、ガイドさんってどうやって潮の流れを見分けているのでしょう。私が するっと移動できたりしてるのもなるべく潮に逆らわないコース取りをして くれているからなんですよね。エアー大量消費型の私でもたらたらとゆっくり 楽しめるし、ダイビングがうまくなったかのような錯覚さえ起きているようです。 ま、ちょっとはうまくなってきてるかしら?

    帰りにマンタポイントに行くがいない。宿のせいろーおじちゃんは昼に 6枚見たとのこと。本気で悔しい。。。夕飯時、お客さんそろって晩御飯 の時、おじちゃんは晩酌しながらおばちゃんともみんなでお話ししながら 楽しく食事してるのだが、私はおじちゃんに「おっきーねーちゃん」と呼ばれ だいぶ可愛がられてた?気がする。

    夕飯は毎日とてもおいしく、煮物もいいし、土地のものと言えば、中身汁 (豚の内蔵をきれいに処理して作った澄まし汁)、ピーナッツ豆腐、にがりでなく 海水で固めた島で作った豆腐、とうがらしの泡盛漬け調味料などたくさん、 たくさん頂きました。どれも残さず食べました。おばちゃんはとても喜んで くれて、だんだんおかずが大盛りになってきた気もします。

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    8/1(金)
    DIVE No.26 気温31度 
               圧力 120kg/cm2→25kg/cm2        最大水深 16.7m
               時間 10:55開始 潜水時間42分
               ポイント名 イジャカジャスペシャル
         
         見た物:海亀、ハダカハオコゼ。ハタタテハゼ12匹。
             後半は珊瑚の上を6-700m位リフトした。
    

    今日はドリフトに挑戦してみましょうとのこと。初めてのドリフト。 ちょっとどきどきだが、ボートダイビングだってここへ来てほとんど 初めてだったし、大丈夫でしょう。浮上時にマンタがいるかも、という 話を聞いてみんなうきうきでエントリーする。

    最初にお会いしたのが海亀。8人くらいでそーーっと囲む。じっとしている 海亀。近くでゆっくり見れた。顔とか本当にかわいい。亀がすーっと 動き出したのに合わせて阿武さんが泳ぐと亀もちょっと阿武さんについて 泳ぐ。。。飼い亀のようだった。

    ここでもハダカハオコゼが見れる。移動の途中でハタタテハゼがたくさん いるところを通る。阿武さんが、1、2、3、4、と声に出して数え始めた ので私も数える。12匹くらいいたかも。旗と色がとてもキュートな魚だ。

    いよいよ珊瑚の上でドリフト〜。水深7ー8mである。タンクも空になってきて 軽くなったので浮いてきてしまい、土井君におもりをひとつもらいました。 いや、1kg重めにしなさいって潜る前に言われたのだけど、あんまり 重いんだもんなぁ。今度から言うこと聞きます。ごめんなさい。

    珊瑚の上をドリフトするのはとても気持ちよかったです。 6ー700m流されたと思うのですが、らくちんだし、珊瑚はきれいだし 太陽の光がたくさんはいって飛んでいるようでした。 マンタ 1本目の後、マンタをすぐ近くで探す。すると、いたー!!! あっちにも、こっちにも。ほとんどの人が、マンタに備え、ウェット着たまま、 3点セットを握って待ちかまえていた。 「これだけいれば、マンタは逃げないですからね。決して追わないように。 マンタはプランクトンを食べながら同じところを回ってますから。」 全員「はーーい」 と空返事をしながら阿武のさんの「もー誰も聞いてない」という言葉を背に 次々海に飛び込む。かくいう私もドボン!

    ・・・あ、鼻から水入る。ちょっと慌ててたか。。いるーいるー。マンタだー! プランクトンで透明度悪いけど、前方に2枚。しばらく見てるが遠くなる。 再び、阿武さんの「船にあがりなさーい。マンタの上手に下ろしてあげますから、 フィンもそのままで、早くねー」との言葉で皆船にあがり、潮の上手でまた ドボン!うわぁっ、さっきより近い。

    左中層にこちらへ向かってくるマンタ一枚。その右にちょっと底の方を4枚 縦列で向かってくるマンタの列。。。すごーーい。大きい。壮観。その後も マンタがぐるぐる泳いでいるところにぷかぷかしていると、自分のすぐ下を マンタが悠然と泳いでいる。本当に手が届く距離。下でマンタがぐるっと、 向きを変えるのに合わせて自分も回転してみる。ぐるっ、一緒に回るが、 マンタはすーーっと行ってしまう。またこちらにやってくるマンタ。大きな 口の中は空洞。口の中に肋骨のような模様も見える。吸い込まれそう。

    周りを見渡すと、プランクトンいっぱいなので魚の群も多い。おおー、グルクンの 群が魚柱になっている。Sはグルクンの群にすでに入ってる。ちょっと うらやましい。

    30分くらいマンタと十分遊んで皆満足して船にあがりました。一人潮に 流されて拾われてましたが。:-P:-P(Sでも私でもないよ)

    マンタはプランクトンが濃いところを見極め、そこを狙って大口開けて いっぱい食べているので、何度も同じようなところをぐるぐる回っている そうです。さながら、プランクトン掃除機のようでした。プランクトンが ちくちくして顔が刺されるようでした。(全然気にならなかったけどね) #ちなみに今日は飛行機からマンタの姿を18枚確認できたそうです。


    DIVE No.27 気温28度 
               圧力 140kg/cm2→25kg/cm2        最大水深 17.3m
               時間 14:40開始 潜水時間45分
               ポイント名 ヤカビL字コース
    
          見た物:コブシメ(烏賊)のハッチアウト
             ヒメブンブク(貝で、毛がもじゃもじゃ)、ハリセンボン
             ベニイロイトマキガイ
                      珊瑚の上でイカのふ化を見た後、岩の間をL字に抜けて
             岩板にでたのだー。
    

    潜行すると、阿武さんはすぐに手からヒメブンブクを出して見せてくれる。 毛が生えてる、変な貝だなぁ。貝は砂に戻す。

    次に、 直径1mくらいの盆栽みたいなぴんくっぽいさんごの中にピンポン玉の ようなコブシメの卵。時期的に最後の卵だそうで、卵の中には元気に 泳ぐミニイカがいる。そーっと取り出して珊瑚の上に置くと、自分で 殻を破って出てくる。ツンツンピョーンっと上に向かって飛び出す。 周囲の色に合わせ体の色がみるみる変わる。 捕まえようとすると、一人前に墨をはく。

    ちょっと移動して、岩壁に来る。水深は10mだが、岩と岩の間 2m幅くらいのL字型の水路を抜けるのだ。通路には光がさして とてもきれいだし、ちと古いが「川口浩探検隊(by阿武さん)」 の気分でした。泳いで水路を抜けると、ちょっとした岩盤が広がっていて 与那国の海底遺跡みたいな感じがあり(これは本当に天然物だが) その先がまた深くなっていて光が差し込み、今回の旅の最後の ダイビングは印象深い景色で終わりました。

    阿武さんのガイドは毎回一つのお話になっているようでとても 楽しめました。渡辺さんは、超初心者の私たちを海中に引き込み、 遊び心いっぱいでもてなしてくれました。二人ともお世話になりました。(_o_)

    この晩は、せいろーおじちゃんにいっぱい自慢しました。 コーラルダイバーズでの夜も最後。いろいろなお客さんと仲良く なりました。みんなとてもいい人でした。ここには書けないけど、 阿武さんやスタッフの人ともいろんな話をしました。 今日マンタを探せたのも、昨日私が阿武さんに、「せいろーおじちゃんが たくさん、マンタ見たんだって。いいなー」ってさんざんねだって いたせいかもしれない。今夜はマンタの話題でいっぱいでした。
    毎日とてもたのしかったです。またもうちょっと上手になってきますね〜。

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    8/2(土)
    今日は座間味祭りの日だが、私たちは帰る日だ。残念、また来たいなー。 Sがいたら、ビールうまのみ大会(早飲み)で、絶対優勝なのに。。

    私は、クィーン座間味号でカキ氷を食べ終わるとぐーぐー寝てしまい ましたが、コーラルダイバーズの船がついてきていて、渡辺さんが ずっと手を振っていてくれていたそうです。まだ、風邪気味だったので、 酔ったら大変と、私はさっさと寝たのだった。Sによると、帰りはほとんど 揺れず、とても気持ちの良い旅だったそうだ。

    泊港につくと土産物屋の客引きに会うが、振り切ってタクシーに乗る。 そして、目当ての那覇市の公設市場へ行く。1階で、魚介類を買うと2階で 調理して出してくれると、渡辺さんに聞いたからだ。

    昼御飯は贅沢に、セミ海老、アバサー(ハリセンボン)、刺身を選ぶ。 セミ海老の刺身等盛り合わせ、セミ海老の頭の味噌汁、アバサーの唐揚げ、 ご飯の贅沢なお昼だ。これで2人で7000円。セミ海老は大きかったよ。

    二人とも初めての沖縄なので、友人たちへのお土産や、私はパッション フルーツまで買い、とどめに古酒家で泡盛を死ぬほど買う。手がちぎれそう。 もちろん、試飲も忘れない。沖縄の水は、本土と違って硬水なので、本土の 水で割ったら旨くないと言うことでした。 いざ、首里城へ やりたいことを全てやって時計を見ると、まだたっぷり時間がある。で、 もう、金銭感覚の麻痺した私たちはタクシーで首里城へ向かう。

    でも、目の前に坂が。守衛のおじさんにコインロッカーの在処を聞くと、 ちょっと遠そうで途方に暮れてたら、見学の間おじさんが見ていてあげると 言ってくれました。大きなバッグと土産をおじさんに託し、いざ、首里城へ。
    #預かってって、目が訴えていたかもしれない。ありがとう、おじさん。
    #お礼は、缶ジュースでよかったかしら?

    首里城はなんていうか、すばらしかったです。石垣も、石が違うのか本州の 城より、ゆったりとした印象です。なんというのかな、カーブとか、一片一片の 石の大きさというか、積み上げ方が違うのかもしれない。全体的には大陸風で、 色も赤、黒、竜の模様主体のあざやかな建物でした。城から市街、海がきれいに 見渡せました。建物内の水路の仕組みとか本当に良くできていました。
    #Sはここは日本じゃないと言っていました。

    空港までは、バスをと探したのですが、バスは10日前ほどに廃止になった とかで、結局空港までタクシーでした。これは贅沢じゃなくてしょうがなかった んだわ。
    #首里城→空港1650円でした。

    帰りのANAは、禁煙席の2階席でとても快適でした。機内販売のビールも もちろん試しました。(500円でおつまみ付き。ちと高いがgood)。

    台風と台風の合間の本当にタイミングの良い時に沖縄に行って来れて、しかも マンタも見れて、財布がすっからかんになった事をのぞいてとても、とても ラッキーな初めての沖縄の旅でした。おしまい。
    #また行こうね>S &いろいろお世話になりました(_o_)。


    付録  会計(一人)
    飛行機代+船代                      6万円
    宿代(6千×6)                     3.6万円
    ダイビング(1.2万×5×1.05) 6.3万
    こずかい               3.5万
    
    こずかいには、毎日の昼飯代、ビール代、羽田までの往復、現地でのタクシーや バス代、お土産まで全て含まれています。途中風邪を引いたので、風邪薬代や栄養 ドリンク代が二人で5千円はいってます。喉が乾くのでお茶代も結構かかりました。 (二人で一日千円くらい?)私がいらん、無駄使いした物(Sに非常に怒られた) 本代や、豪遊分を引けば、こずかいは次回から2万づつで足りるかもしれません。 あ、ビール代があるからそこまでは減らないかしら(一人一日1リットル) 島で出した宅急便が翌日着いたのにはびっくりでした。
    付録2 残圧計水没事件
    私は10月にカードを取ってダイビングを始めたばかりですが、えいやーっと 30回ローンで器材を買っています。その、UWATECの残圧計なんですが、初めて 使用したときに、伊豆で水没しました。(--; しかし、初めての機器ですぐ水没 したのでそーゆーもんだと思っていて(危ない)、何回か使ったのだが、どうも 海藻が入っているので気づき、交換してもらっった後、それは沖縄が初入水。

    その結果。。一発目で再度水没。。。(--;

    すぐに購入したショップにコレクトコールで抗議の電話。私が沖縄にいる間に 新しいのを業者に送らせるという。その間、代わりのレギを貸してもらうこと に。いやはや、自分の器材でも安心できませんね。(^^;;


    付録3 持ち物リスト
    ダイビング器材一式、水着3個、魚の本3冊
    日焼け止め2本、薬(バファリン、セイロガン)、虫よけスプレー、ウナコーワ、化粧水、 綿棒、お風呂セット、歯ブラシ、ゴム、爪切り、目覚まし時計
    Tシャツ4枚、バスタオル2本、フェイスタオル1本、下着3組、 帽子、単パン3枚、ワンピース(ねまき用)、ワンピース(おでかけ用)
    携帯電話(島は圏外)

    持っていけば良かったもの:風邪薬、長袖一枚、
                              船上で着るパーカー
                              星図盤、懐中電灯
    
    持っていって後悔したもの(使わなかった):
    		ワンピース(おでかけ用)、水着と単パンと下着とTシャツ各1
    		Sの文庫
    
    持って行って心から良かったもの:虫よけスプレー、日焼け止め
    欲しかったもの:筋肉痛用の塗り薬。
    
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