第二章.「床屋の間のひとびと」
さて、オフ会会場となった「アジアン・キッチン日比谷店」は客席数600を誇る大型エスニック飲み屋。この店なら個室がとれる可能性があったので予約したのですが、ちょっと暗い店内をズンズンと奥に連れていかれ、案内されたのはなぜか床屋のサイン、つまり例の「赤青白のクルクル」がかかった個室。なぜ床屋なのか…？まぁとにかく、とりあえず我々はこの「床屋の間」を占領したことを内外に知らしめるため、さっそく「席の移動・セッティング」に着手したのでございます。
ここで早くも活躍するうえちゃん奥様。テキパキと自ら率先して小テーブルを動かして素早く広〜いテーブルを構築。我々はそれをグルリと囲んで座ることができたのでございます。おお、何となくイイ感じではございませんか。
ちなみに、当日の席の配置は左図のようになっておりまして、入口近くのうえちゃん様御夫妻は注文のために店員を呼びにいったりする役までこなして下さいまして、本当にすみませんでした。ようやく飲み物も行き渡り、ワタクシのモソモソした乾杯の音頭で「トホホ妻の帝国第1回オフ会」はなごやかにスタートしたのでございます。
何しろオフ会初体験のいわんや、「とりあえず、一応は順々に自己紹介みたいなことをするモンなのかなぁ…？」「大体、オフ会の間、お互いはお互いのこと何て呼ぶんだ？HNで呼ぶのか…？」等々、いろいろ疑問点もあったのですが、いざ宴が始まるとお互いに何の疑問もなくHNを呼びあって、たちまちそこらじゅうで10年来の知己のように話の花が咲き始めたのでございまして、まぁよくわかりませんが別に問題もないようですし、これで良いのでございましょう…。
このあと延々6時間（！）にわたったオフ会の間にはいろいろ楽しい話や驚くべきバクロ話なども飛び出したのですが、それらの話は第三章で御紹介するとして、ここでは今回御参加頂けなかった方々のために、いよいよお待ちかね「いわんや特製スーパー似てない似顔絵」と共に、参加メンバーの人物紹介・人物描写を試みたいと存じます。尚、似顔絵自己評点は100点満点でございます。念のため…
うえちゃん様（→似顔絵自己評点：50点）うう〜ん…頑丈そうなアゴのところはちょっとだけ似てるような気も…「似ない時は笑顔にしてごまかせ」という似顔絵の鉄則をいきなり適用した作品でございます。ガッチリした体躯のうえちゃん様は「気はやさしくて力持ち」を絵に描いたような男性でございます。毎朝必ず5時には起きて朝食の支度をして看護婦という激務をこなす奥様を支え、夜は夜で奥様が夜勤で帰って来たときなど寝ながらグチも聞いてあげるというやさしい御主人なのでございます。こういうダンナ様と結婚した奥様は本当に幸せだなぁ、と参加メンバー全員が思ったのでございました。
うえちゃん奥様（→似顔絵自己評点：38点）ああ…「似ない時は笑顔にしてごまかせ」という汚い手を早くも2度も使ってしまいました。紺のプリント柄ワンピースがかわいい「としちゃん」ことうえちゃん奥様はとにかくもう明るい明るい。そのうえ待ち合わせの時も、店に入ってからもいつもうえちゃん様のとなりにいて腕とか肩とか、御主人の「身体のどこか」につかまっている（つかんでいる）あたりの仲睦まじさは実に微笑ましいものがございます。あああ、奥様がこの似顔絵に憤激して、今度会った時にワタクシに馬乗りになって“怒りの心臓マッサージ”をしてきたらどうしよう…。
まりまり様（→似顔絵自己評点：20点）うううう…に、似てない！まりまり様、ごっごめんなさい！（バキッ！←なぐられる音）…とにかく大きな目、ニコやかな口元…まりまり様は見た目はいかにも「イイご家庭の知的な奥様」というムードいっぱいの御婦人でございますが、しかし「一見おとなしげ」な人の方が「やる時はスゴい」という原則はまりまり様にも当てはまることが、やがてわかるのでございます。メーリングリストのオフ会はじめ、過去様々なオフ会に出席されたベテランのようでございます。
ぺこ様（→似顔絵自己評点：24点）ああああああぁぁ〜…こ、これも似てない！ぺこ様ごめんなさ…（ボクッ！）…まりまり様の御友人として参加して下さったぺこ様は、涼しげな顔だちに黒いストレートヘアをサラリとなびかせた素敵な御婦人でございまして、しかもトールペイントや手芸の達人でもございます。まったくどこをとっても「シックで素敵な奥様」そのものの方でございます。実はまりまり様とお知り合いになったのもネットがらみだそうでございまして、ぺこ様がバクロして下さった「まりまり様の驚くべき過去」の話には我々一同激しい衝撃を受けたのでございます。
こけしねこ様（→似顔絵自己評点：22点）うあ〜ッ！似てなさすぎる！…（バシッ！）…実物はもっと美人だったのでございまして、ワタクシ、美人を描くのが苦手なのでございます。それにしても投稿コーナーの、あのこけしねこ様の投稿を読んだ人間には想像もつかぬようなしとやかな女性なのでびっくり致しました。個人的には今回のメンバーで「想像と現物のギャップ」が最も大きかった方ではないかと思うのでございます。お腹のベビーも順調なご様子で、いわんやと同じ水瓶座のお子様が誕生するであろう来年の2月が本当に楽しみなのでございます。
あおとも様（→似顔絵自己評点：70点）カンニングペーパー（資料写真）を見ただけあって、今までの中では一番似てる…と…思うのですが…（ゼイゼイ）。第1回オフ会メンバーの中では圧倒的にお若い大学4年生でございますが、母上を初めとする御家族に鍛えられたおかげで著しく老成？され、平均年齢の高い今回のオフ会でも全く違和感を感じさせなかったあたりはさすがでございます。来年からは社会人という前途有望な若者で、しかも料理も買い物もグチ聞きもお得意。もう将来は看護婦サンと結婚するしかございません。ノウハウはうえちゃん様がバッチリ教えて下さることでございまよう。
スカーレット様（→似顔絵自己評点：20点）うわぁぁぁ〜まっ待って！スカーレット様！お願いですから話を聞いてくだ…（ドスッ！バコッ！グシャッ！）…もはや我が国のインターネット界において、スカーレット様の代名詞ともなった感のある「美人でナイスバディ」という言葉は全くそのとおりだったのでございまして、左の似顔絵はその片鱗すらお伝え出来ておりませぬ。今回の参加メンバーの中ではトホ妻帝国掲示板に遊びに来られた時期もおそらく最も早かったはずでございまして、実際にお目にかかれた時は本当に感慨深いものがございました。
トホ妻＆いわんや（→似顔絵自己評点：99点）今回のオフ会にご参加頂けなかった方々はもちろん、ご参加頂いた皆様もいざ実物を見るまでは「いわんやはあのアニメそっくりって言ってるけど、こんなヘンな顔したヤツがこの世にいるもんなのか？」と考えておられたのではないかと思うのですが、実際にいるのでございます。トホ妻もまぁこんな顔なのでございまして、要するにまぁこういう夫婦なのでございます、はい…。
このような人々によって始まったトホ妻帝国オフ会。第三章ではオフ会で飛び出した様々な話題の中から幾つかをピックアップして御紹介したいと存じます。いやそれに致しましても、まさかあの「床屋の間」でこのあと6時間もひたすらバカ話に興じることになろうとは誰が想像したでございましょう…。（→オフ会レポート第三章に続く）