namiko様よりの投稿2

 継ぎ早にnamiko様が2通目の投稿をお送り下さいました。今度はひとつの投稿で父上・母上・妹サスケ様を一気に料理してしまおうという意欲作。それにしてもスゴい御家族のようでございます。このような御家族に囲まれて、おそらくnamiko様の中には「ウチの家族のトホネタを誰かに訴えたい!」という強烈なリビドーが長らく貯まっていたのでございましょう。その抑圧された創作意欲のマグマを一気に噴出させるヨロコビが今回の連続投稿の行間から伝わってくるようでございます。

●トホ父編

 ちの父はファッションセンスがなく、放っておくと、横縞のシャツに縦縞のズボンを合わせてしまったり、冬物のズボンの上に半袖Tシャツを着ていたりします。

 る日、私と父が街中を歩いているとき、父が難しい顔をしているので、「どうかしたの?」と聞くと、「いや…、前を歩いている子(若者)、ズボンからシャツが出てるって教えてやった方がいいのかな?」と真剣な表情で聞いてきました。
「あれは、わーざーと。ああいうファッションなの。」と説明すると、「ほほう。」と感心していました。

 してまたある日、父が若者を見て、「ズボンがズッとる。しまいめには脱げるで…。誰か直してやらんと…。」と言いましたので、「あれもファッションなの。」と説明しました。
「むむむ……そうか。あれもファッションか。」と納得していました。

 してまたある日、電車に乗っていると、吊革を持つ若者のTシャツの脇が、破れてパックリと開いており、脇の下が丸見えになっていました。それを見た父は、したり顔で肯いたあと、私の方を向き、「もう分かっとる。ファッションなんやろ!?」とのたまいました。その表情は自信に満ちて、口元には笑みさえもたたえていました。

「……あれはね、破れてるだけ…」と言った時の、父の残念そうな顔。
さぞかし、わけの分からん世の中になったものだ、と思っていることでしょう。

 

●トホ母編

 ちの母は飼い犬の名前をよく取り違えて呼びます。ちなみに飼い犬の名前は「ランマル」、妹の名前は「サスケ」です。

 えば、夕食の時間になって、妹に声をかける時、母が「ランちゃーん、ごはんよー!」と言いますので、外でそれを聞いている犬が、「うそっ!またごはんもらえんのか!??」と、めちゃくちゃ期待してしまうことになります。悲劇です。しかしまぁ、それくらいなら何ということはありません。

 題は、よく母が庭で、
「コレッ!!
サスケちゃん!!そんなとこに穴掘っちゃダメでしょ!!!なんでもかんでも埋めないで!!」
サスケちゃん!!お菓子の袋なんてどうして持って帰ってくるの!中身入ってないでしょ!?どうしてそんなゴミ拾ってくるの?良い匂いがするの?」と、犬に対して言っていることです。

 のままでは、ご近所で妹サスケ
   ○庭に穴を掘る
   ○そこに何でも埋める
   ○ゴミを拾ってくる(しかも、お菓子の空袋)
ことで有名になってしまいます。悲劇です。

 ははははは…!いやぁ〜オカシい。ネタそのものももちろんでございますが、namiko様の文章がまた素晴らしい。トホ父編では仕事一筋、世俗に疎い父上から巧まずしてこぼれ落ちるユーモアを、トホ母編からは母上の大ボケ場外ホームランぶりを、それぞれ冷静な筆致で書き上げ、しかもその中でしっかりと妹サスケ様についても笑いを取るというあたり、実に計算された構成でございます。

 れに致しましても、才能溢れるnamiko&sasuke姉妹を生み育てただけあって、御両親もまたタダモノではなかったようでございます。娘とイヌを呼び間違えるなんてなかなか出来ることではございません。ちなみに、姉妹のHPで御覧になられた方もいらっしゃるかも知れませんが、実際のsasuke様はELTのボーカリスト・持田某に似ていると評判の美しいお嬢さんでございまして、決してイヌのような方でないことはワタクシが保証致します。

 かしまぁ素晴らしすぎる御一家でございます。実はこの投稿を頂いた直後に、今度はsasuke様からの「ナミコ・リベンジ投稿」を頂戴しているのでございまして、ワタクシ、極めて接近した時間に頂戴したこの二つのメールを読ませて頂いて、一人で笑ってしまったのでございます。どうぞ妹・sasuke様投稿の方も併せてお楽しみください。namiko様、このたびは投稿ありがとうございました。

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