hyper_sasuke様よりの投稿

 ました来ました。namiko様の実の妹であるhyper_sasuke様から今度は「ナミコ・リベンジ投稿」が送られて参りました。実はnamiko様の2通目の投稿を頂いたのが日曜の朝、このsasuke様投稿が届いたのが同じ日曜の夜。こういうオモロい姉妹投稿を世界で最初に連続して読むことが出来るのは、まさにHP作者のみが味わえるヨロコビと申せましょうか。実にもう、サイコーの姉妹でございます…(笑)

 れは真夜中の出来事でした。
睡眠中に尿意を覚えたわたくしサスケは、ぷるぷる震えながらトイレに向かいました。
すると突然、隣のナミコの部屋から、
アヒィィィィ!!
という叫び声が聞こえてくるではありませんか。
ナミコの部屋の電気は消えていたし、テレビをつけている様子でもありません。それにもし何かあったのなら、すぐに部屋を出て家族に助けを呼ぶはず。
暗闇の叫び声…不審に思いながらも、真夜中でもあることだし、わたくしは用を足してさっさと自室に帰ったのです。

 の朝、一緒に食事をとりながら、さりげなくナミコに訊いてみることにしました。
「昨日、真夜中に一人で叫んでたけど、どうしたん?」
もしかしたらナミコには秘密があるのかもしれないし、妹といえど聞いてはいけないのかも知れない、そう思い悩みましたが、好奇心の方が勝ってしまいました。
するとナミコ(会社員 26歳)は、元々のマヌケ面でパンをほおばりながらポッと赤くなり、
「ああ、あれな、怪獣に追いかけられる夢見ててん…」
と呟いたのです。とてもすがすがしい朝日を浴びながら、私達はしばらく沈黙していました…。

 

 れだけではありません。
ナミコは慢性的に体重を気にしているひとです(まぁ無理もありません)。
ある時雑誌に、「毎日200回の腹筋を3日続ければ、ウエストが3センチ細くなる!」
という、うさんくさい記事が載っていて、私は信じなかったのですがナミコは目をキラキラ輝かせて「わたし、やってみる!」と宣言したのです。                       
 
してさっそく床に直接横になり、「1回、2回…」と腹筋を始めました。最初は表情にも余裕があったのですが、100回を超えたあたりから般若のようになってきて、150回くらいになると汗が額に噴き出し息も荒く、さながら減量に励むボクサーのようでした。
「そこまでの情熱を発電とかに使えたらええのに…」と私はぼんやり思っていました。
「200回!」
やっと腹筋を終えたナミコは急に、「
お尻が痛い!痛いよう!」と叫び出しました。
そして、「ちょっと、どうなってるか見て」といってジャージのズボンをずらし、私にお尻を見せてきたので見てみると、どうでしょう、ナミコのお尻は床に擦れ過ぎたため真っ赤になり、皮がベロンベロンに剥けていたのです。
うう…痛い…」                   

次の日から腹筋はもちろんやめてしまったので、ナミコのウエストは相変わらずです…

 ははははは!いやもうワタクシほとほと呆れ…いやいや、すっかり感心致しました。姉妹そろって大変な文章家でございます。「オカシいツボ」というのをちゃんと心得ておられるとしか思えませぬ。たとえば上段の話の最後のところ、「とてもすがすがしい朝日を浴びながら…」というこの一文。この決定的な一文を挿入できるということはもう才能以外の何者でもあるまいとワタクシは強く感じ入ったのでございます。

 じ箇所が、この一文抜きで「〜と呟いたのです。私達はしばらく沈黙していました…。」であれば…ほら、いかがですか?あのオモシロさはたちまち色褪せて平凡な文章になってしまったようにお感じになりませんか?「とてもすがすがしい朝日を浴びながら…」というこの一瞬の客観的情景描写をスラッと挿入するところにsasuke様の底知れぬ才能を感じずにはおれませぬ。

 かも文才と並んで、この姉妹の「トホ才」の方もまた底知れぬようでございます。まだまだ叩けばいくらでも出てきそうでございます。namiko様投稿2の父上・母上ネタと考え合わせても、相当に高密度なトホホDNAをその血に有した御家族のようでございます。このファミリーをぜひ遠くからちょっと見てみたい気が致しますが、近付くのはちょっとコワいような気もするワタクシでございます。sasuke様、このたびは投稿ありがとうございました。

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