はにまる様よりの投稿2

 メリカは東海岸、ケンブリッジにお住まいのはにまる様から2通目の投稿を頂きました。前回はアメリカの大学寮における、緩みきった性的モラルに関して鋭い問題提起?をされたはにまる様でございますが、今回も…まぁ…一応「英語がらみのトホホ」と言えなくもないのですが…。

 日、住んでいるケンブリッジの隣町であるボストンの知人のパーティに呼ばれてそのお宅にお邪魔しました。ダンス好きが集まっていたのと、南米系の人が多かったこともあって食事のあとはひたすらダンス....。

 るとある中年のご夫婦が
「なんてゲイなパーティなの (What a gay party it is!)」と嬉しそうに言います。ぼくは理解できず、一瞬凍りました。
 あんな綺麗な女の子が実は男?この中年夫婦もゲイのカップルなんですか...??あ〜れ〜......。

 ストンから2時間くらいの保養地にプロビンスタウンというのがあります。某観光ガイドの「同性愛者も集まる街」という付け加えの一言にだまされ訪れたところ、町中に同性愛者のカップルだらけ。男性の友人と訪れたのですが、レストランではカップル用の席に案内されるし、ゲイのウエイターはおかまっぽくサーブするし、食後に外を歩くと男が男の背中に抱きついてけたけた笑って我々の横を通り過ぎるし、女性同志が艶めかしくキスしているし....(注:英語ではゲイというといわゆる衆道とレズの両者を意味する)。まさにあの悪夢が私の脳裏どころか脳表までかすめたのであります。

 「うっそ、ここにいるカップルってみんなゲイなの?ってことは、あっしもその一人と思われているの?おーのー!ただのパーティだっていってたじゃんよぉ」などと錯乱状態に陥入り、トイレに行くフリをして何とかその場を逃げおおせたのであります。

 宅後、私は即座に辞書に駆け寄り調べたところ、謎は解明。ゲイというのは形容詞で「陽気な」という意味らしいのです。なんだ、そうだったのか。よかった、よかった。プロビンスタウンの悪夢が悪戯した逸話でした。

 回のはにまる様投稿でも英和辞書をひいたワタクシでございますが、「トホホ英会話教室」主任講師としては今回も一応辞書を確認しないわけには参りませぬ。見ると、ゲイ〔gay〕=同性愛の、陽気な、華やかな、放蕩な、思慮のない と書かれてございます。なーんだ。つまりその中年御夫婦は、はにまる様のことをいかにも思慮の浅そうな放蕩ヤロウだと言っただけ…のわけはございませんね。

 はワタクシにははにまる様の「プロビンスタウンの休日」を上回る暗〜い過去があるのでございまして、アレはもう15年以上前…舞台は新宿歌舞伎町の24時間オールナイト・サウナ…若き美青年サラリーマン・いわんやはその日、出張先の名古屋の工場からそのまま長距離トラックの助手席に乗って東京都下の深夜の納品に立ち会い、もはや電車もないので新宿でおろしてもらい、その歌舞伎町のサウナに泊まったわけでございますが…そこでワタクシは…ああ、こ、これ以上はとても申し上げられませぬ。

 くところでは、歌舞伎町のようなエリアのサウナには(少なくとも当時は)かなり高い確率で…その…「華やかな、陽気な」方々が集まったらしゅうございまして、今思えばあそこは「歌舞伎町のプロビンスタウン」だったのではないかとも思えて参りますが…これ以上はとても申し上げられませぬ。はにまる様、このたびは投稿ありがとうございました。うう、う…(←暗い過去を思い出して懊悩するいわんや)

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